鳥屋のタイヨー

航路、離島、海外遠征が生きがいの大学院生バードウォッチャーです。夢は世界各国を訪れ、大…

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航路、離島、海外遠征が生きがいの大学院生バードウォッチャーです。夢は世界各国を訪れ、大自然に触れ野鳥を見ること。🇺🇸🇹🇭🇸🇬🇹🇼🇨🇦🇻🇳🇦🇺🇲🇾🇵🇭🇧🇳LL801(国内LL414)

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ボルネオ1人鳥見旅③ボルネオ東部でガイド無し探鳥する方法

↓前回のnote 皆さん、ボルネオ東部で探鳥したことありますか?ボルネオ東部の熱帯雨林は、pittaやkingfisher、hornbillを始めとして本当に魅力的な鳥が沢山!バードウォッチャーにとっては憧れの場所ですよね。海外ガチ勢鳥屋はボルネオ東部で探鳥したことがある方も多いと思いますが、日本発の某ツアーに参加したり、現地のガイドを雇って探鳥する方が多いかと思います。 でも学生鳥屋には金銭的に厳しい事が多く、ツアーに参加できない人がほとんど。ボルネオ東部で鳥が見たい、

    • キナバル公園(Kinabalu Park)の完全探鳥ガイド

      東南アジア最高峰のキナバル山(標高4,096m)の麓に広がるキナバル公園(Kinabalu Park)で鳥見をしてきたので、キナバル公園までの行き方や宿泊場所、食事場所、探鳥ポイントなどを紹介します。 日本では希少種の情報をネットに書かないのは常識ですが、海外では結構ゆるゆるです。まあバードウォッチャー人口が少ないし、観察派バーダーが多いので日本ほどトラブルにならないですからね。 何より僕がここで希少種の情報を公開しても、日本からカメラマンが殺到してトラブルになる事は考え

      • ボルネオ1人鳥見旅⑥〜ボルネオで高速バスに乗ったら、色々とツッコミどころが多かった話〜

        ↑前回の記事です サンダカンメモリアルパークを後にして、いよいよ旅の後半の探鳥地、キナバル公園(Kinabalu Park)へ向かいます。当初サンダカンからコタキナバルへ飛行機で向かい、コタキナバルからミニバスでキナバル公園へ向かう予定でした。 しかし、調べてみるとサンダカンからコタキナバル行きの高速バスが存在するらしく、Googleマップで道のりを推定すると、キナバル公園の前を通過する可能性が高そう!そこで下ろして欲しいと交渉すれば、サンダカンからバス1本でキナバル公園

        • ボルネオ1人鳥見旅⑤〜サンダカン死の進行の痕跡を訪ねて〜

          前回のnoteの記事はこちら↓ ボルネオ1人旅も前半が終わり、Rainforest Discovery Center を後にして、高速バスでボルネオのもう1つの有名探鳥地であるキナバル公園(Kinabalu Park)へ向かいます。その距離約250km。サンダカンから国道22号線を進み、ラナウにあるキナバル公園に行く道のりです。 ここからが今日の本題です。 このサンダカン→ラナウというルートは太平洋戦争の戦史に詳しい方ならピンとくるかもしれません。これは「サンダカン死の

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        ボルネオ1人鳥見旅③ボルネオ東部でガイド無し探鳥する方法

          ボルネオ1人鳥見旅④〜ボルネオでミニバスに乗るには

          今回はボルネオで最も身近な公共交通手段であるミニバスの乗り方について解説します。Grabや流しのタクシーの方が楽で早く着きますが、やっぱり長距離の場合だと値段が高い…。そこで便利なのが、ボルネオの庶民の足であるミニバス。かなり安く長距離移動できるので、旅費を大きく節約できます。今回のボルネオ旅行を通して、ある程度乗り方が分かったので、今回はこのミニバスの乗り方について解説します! ミニバスとは?定員が10名ほどのワンボックスカーを使った公共交通機関です。一応路線バスもありま

          ボルネオ1人鳥見旅④〜ボルネオでミニバスに乗るには

          ボルネオ1人鳥見旅②〜コタキナバル探鳥〜

          前回の記事はこちら↑ 2023年8月1日 本当はすぐにボルネオ東部のサンタガンを目指したかったのですが、やっぱり州都で少し街歩きもしたいので、1日だけコタキナバルに滞在してみました。もちろん鳥見も! 朝イチに宿を出発して、歩いてフィリップ王子公園に行ってみました。ここで狙うべきはコオオハナインコモドキ。本種はフィリピン固有種であり、近年の密猟により個体数が減少している希少種ですが、ここでは移入種扱い。というのも、コタキナバルの闇市で取引されていた本種を、野鳥愛好家が解放

          ボルネオ1人鳥見旅②〜コタキナバル探鳥〜

          ボルネオ1人鳥見旅①~ブルネイに2時間だけ入国してみた~

          ボルネオ…なんと素晴らしい響きだろうか。おそらく生き物屋なら、この言葉を聞いただけで血が騒ぐだろう。広大で豊かな熱帯雨林に住む多くの固有種たち…考えただけでワクワクが止まらない。今回、そのボルネオを10日間かけて1人旅してきました。毎度の事ながら、金欠なのでツアー・ガイド・レンタカーを使わず、安宿とローカル食堂を巡る貧乏旅行です。 実はこのボルネオ旅の計画は高校生の時から練っていて、大学2年の夏休みに決行するべく着々と準備をしていました。しかしながら、それもコロナによって全

          ボルネオ1人鳥見旅①~ブルネイに2時間だけ入国してみた~

          ケアンズ1人鳥見旅⑨6日目キャターナ・ウェットランズ

           この日はケアンズ北部にあるキャターナ・ウェットランズ(Cattana Wetlands)に行ってきた。宿の近くのバス停から、始発のバスに乗って終着のSmithfield Shopping Centreに到着。Google mapで検索すると、Smithfield shopping Centreのバス停からキャターナ・ウェットランズまで徒歩で1時間ほどかかりますが、スミスフィールド・バイパスを走って渡り、公園の裏口から入ればショートカットで20分足らずで行けました。ただ、バイ

          ケアンズ1人鳥見旅⑨6日目キャターナ・ウェットランズ

          ケアンズ鳥見1人旅⑧5日目ヨーキーズ・ノブ

          前回のnoteはこちら↓ ~2022年8月4日~  ケアンズ5日目、この日の午後は、この旅最大の鬱イベント、陽性ガチャ(帰国前PCR検査)が待っている。正直これで陽性引いた時どうなるか、さっぱり分からん(笑)が、仮定の話で悩んでも仕方ない。そんなことより、午前中どこで鳥を見るかだ。午後にケアンズ市内で検査しなければならないので、そんなに遠くに行けない。色々と吟味した結果、僕が決めた行き先はヨーキーズ・ノブだ。ここは松井さんのケアンズ探鳥図鑑によれば、アオツラミツスイ、ケー

          ケアンズ鳥見1人旅⑧5日目ヨーキーズ・ノブ

          ケアンズ1人鳥見⑦4日目テーブルランド

          前回のnoteはこちら↓ ~2022年8月3日~    前日の夜にケアンズバードガイドの松井さんから連絡が来た。松井さんとは4月にケアンズに行こうと計画していた時にTwitterを通じて色々とお世話になったことがあり、繋がりがあった。  なんと、Y夫妻をケアンズ周辺を案内しており、本日僕を乗せていってくれるというのだ!バスと徒歩で鳥を探していた僕にとっては、願ってもないことである。本当にありがたい!!!  というわけで、今回はY夫妻のガイドに便乗させて頂くという形で、松井

          ケアンズ1人鳥見⑦4日目テーブルランド

          ケアンズ1人鳥見旅⑥3日目キュランダ国立公園

          前回のnoteはこちら↓ ~2022年8月2日~  ケアンズ3日目はキュランダ国立公園に行ってきた。キュランダといえばケアンズから出発するキュランダ高原鉄道が有名だが、これは観光列車で片道$50もかかるため今回は当然スルー。興味自体はあるので社会人になって金銭的余裕ができたら乗ってみたい。  今回僕が利用したのはTrans North Bus ServiceのRoute 850のバス。このバスはキュランダだけでなく有名探鳥地アサートンまで行くことができ、運賃もそこまで高

          ケアンズ1人鳥見旅⑥3日目キュランダ国立公園

          ケアンズ1人鳥見旅⑤2日目Mt.Whitfield 

          前回のnoteはこちら↓  ~2022年8月1日~  ケアンズ2日目はMt.Whitfieldに登ってきた。ここはケアンズ植物園の裏にある小さな山で、宿から歩いて2kmほどだ。ここのメインターゲットはなんと言ってもノドグロヤイロチョウ。実はまだpitta自体見たことないので、何としても見ておきたい。  pittaに関して苦い思い出がある。実はちょうど2ヶ月前にベトナムのTam Daoにアオエリヤイロチョウを見に行ったのだが、何故かベトナム軍がそのアオエリヤイロチョウのポ

          ケアンズ1人鳥見旅⑤2日目Mt.Whitfield 

          ケアンズ1人鳥見旅④1日目エスプラネード

          前回のnoteはこちら↓ ~2022年7月31日~  両替して豪ドルをゲットするために、ケアンズの中心部へ向かいました。Botanic Gardenからは4kmちょっとしか離れてないので歩いて直ぐです。    というかケアンズに来てから実感したのですが、ケアンズって想像以上に小さい街で、市内であれば大抵の場所は歩いて行けます。なんなら市の中心部からケアンズ国際空港まで8kmほどしか離れてないので、頑張れば普通に歩いて行ける距離。タクシー使えない金欠学生にとっては有り難いこ

          ケアンズ1人鳥見旅④1日目エスプラネード

          ケアンズ1人鳥見旅③1日目Flecker Botanic Gardens

          前回のnoteはこちら↓ ~2022年7月31日~  ケアンズ墓地を後にして、次に向かった探鳥地はFlecker Botanic Gardens。川・淡水池・汽水池・マングローブ林など様々な環境が一カ所に集まったコンパクトな公園ですが、ここはマジで良い公園でした!  市街地から歩いてすぐに行けるだけでなく、どの鳥も人慣れしているので、撮影・観察が本当に楽ちん。種類も豊富なので、とにかくここは超オススメの探鳥地です!!  公園に入って最初に出迎えてくれたのは、ヤブツカツク

          ケアンズ1人鳥見旅③1日目Flecker Botanic Gardens

          ケアンズ1人鳥見旅②1日目ケアンズ墓地

          前回のnoteはこちら↓  2022年7月30日~8月6日の7泊8日の日程で一人でケアンズ鳥見遠征に行ってきました。1日だけ『ケアンズ探鳥図鑑』の著者である松井 淳さんの車に同乗して野鳥を見ましたが、それ以外はタクシーやレンタカーを一切使わず、バスと徒歩のみで鳥を見ました。ケアンズの探鳥といえば、多くの方はずっとガイドを雇ったり、レンタカーを借りて鳥を見ているかと思います。もちろん、その方が効率的に鳥を見ることができますが、頑張ればバスと徒歩だけでかなり多くの鳥を見ることが

          ケアンズ1人鳥見旅②1日目ケアンズ墓地

          ケアンズ1人鳥見旅①プロローグ

           2022年7月30日~8月6日の7泊8日の日程で一人でケアンズ鳥見遠征に行ってきました。1日だけ『ケアンズ探鳥図鑑』の著者である松井 淳さんの車に同乗して野鳥を見ましたが、それ以外はタクシーやレンタカーを一切使わず、バスと徒歩のみで鳥を見ました。ケアンズの探鳥といえば、多くの方はずっとガイドを雇ったり、レンタカーを借りて鳥を見ているかと思います。もちろん、その方が効率的に鳥を見ることができますが、頑張ればバスと徒歩だけでかなり多くの鳥を見ることができました。実際に旅の行程を

          ケアンズ1人鳥見旅①プロローグ