見出し画像

健康診断の二次検査とは?

こんちは!
札場(フダバ)と申します。

今回は、健康診断の二次検査について説明していきます。

皆さんは、健康診断の二次検査を受けたことがありますか?
どの様な場合に受けないといけないのか、そもそも二次検査とは何かを解説していきます。

それではどうぞ!!


二次検査とは

健康診断の二次検査とは、一次検査の結果、健康状態に何らかの問題がある、またはその可能性が高いと判断された場合に受ける検査のことを指します。このため、定期健康診断などの法定健康診断はもちろん、オプション検査や人間ドックなどでも二次検査が必要となるケースが存在します。


二次検査になる場合とは

二次検査が必要となる場合ですが、医療機関が定める一定の判定結果を下回ると二次検査の対象になります。
医療機関によって名称や区分(判定)が異なっていますので、ご自身で受けた健康診断の結果の確認が必要です。

健康診断の判断区分(一例)

first call HPより 


健康診断結果の現状

約6割が「所見あり」

厚生労働省の「定期健康診断結果報告」によると、定期健康診断(会社が年1回実施する健康診断)で異常の所見があった人の割合は年々上昇しており、2020年は58.5%となっています。


健康診断にて「所見あり」になりやすい項目

「定期健康診断結果報告」の2020年のデータにおいて、有所見率が高かった検査項目の上位5つになります。

1.血液検査(脂質)
2.血圧
3.血液検査(肝機能)
4.血圧検査(血糖)
5.心電図

厚生労働省「定期健康診断結果報告 定期健康診断実施結果(年次別)」

項目の1位は「血液検査(脂質)(33.3%)」で、3人に1人が有所見と診断されています。以降は「血圧(17.9%)」「肝機能(17.0%)」と続き、生活習慣病に関連する項目が上位を占めています。


再検査を受ける時期は

健康診断の結果の総合判定欄などに「生活習慣に気をつけて3ヶ月後に再検査を」「精密検査が必要」といった指示が記されています。不明な点は、健康診断を受けた医療施設に問い合わせましょう。


再検査と精密検査の違いとは

二次検査には「再検査」と「精密検査」の2種類があり、それぞれ以下のように行う意義が異なります。

●再検査…健康診断で行った検査と同じ検査を行い、異常な数値が一時的なものか、恒常的なものか判断する。

●精密検査…健康診断で行った検査よりももう一歩詳しい検査を行い、異常値が具体的にどんな疾患から引き起こされているか、治療が必要な段階か確認する。


二次検査の費用

会社が実施する定期健康診断の費用は会社が負担するため、受診者の費用負担はありません。一方、二次検査(再検査、精密検査)の費用は基本的に受診者が負担します。費用は保険適用となり、原則3割負担です。

費用がかからないケース?

会社負担
福利厚生の一環として、再検査や精密検査の費用も会社負担としている会社もあります。上記は、お勤めの会社に確認が必要です。

労災保険二次健康診断等給付
「労災保険二次健康診断等給付」では、二次健康診断と特定保健指導を無料で受けられます。
具体的には、一次検査(定期健康診断など)で以下の4つの項目すべてに異常が認められた場合が当てはまります。

  • 血圧検査

  • 血中脂質検査

  • 血糖検査

  • 腹囲の検査またはBMI(肥満度)の測定

上記の要件に加え「脳・心臓疾患の症状を有していないこと」「労災保険の特別加入者でないこと」の2つの要件も満たす必要があります。


まとめ

今回は、健康診断の二次検査について説明いたしました。

健康診断の二次検査は、忙しさや重要度が低くなり、実際に受診されていない方もいるのではないでしょうか。
この記事を通じ、まずは二次検査の内容を理解していただければ幸いです。

今後は、二次検査の重要性や受診する理由などを記事にしていければと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?