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叫び

 己の仕事に誇りを持ち、プロとしてのプライドを掲げ日々闘う男の叫びを聞いた。

 昨日のABCラジオ「ウラのウラまで浦川です」。

 これまでに、短歌の歌枕的にくどいほど書いてきたが、この番組が私の平日15時のルーティンだ。私にとって15時は、おやつの時間ではなく、ウラウラの時間だ。私に15時を告げるものは、下校中の小学生の声でもなく、時報でもなく、クリエイターKYさんの「ウラのある世界」のイントロだ。この曲が私にとってチャイム的役割を担っている。

 昨日月曜日は、珠久美穂子さんの日だった。トムとジェリー的なデコボコンビがたまらなく面白い。浦川さん奏でるメロディーに、珠久さんが破壊力抜群の歌詞を乗せる。そんなロックでもないバラードでもない、既存のジャンルには分けがたいジャンルの音楽を聴いているような2時間半だ。

 そんな月曜日の恒例コーナー、「アタック日本語」。昨日は、「密着」や「激白」と言ったよくテレビで用いられる言葉についてだった。

 こうした枕詞は、その用い方の正誤に関係なく、視聴者を引き付けるためのインパクトとして用いられる。浦川さんはここに一石を投じた。

 そもそも浦川さんは、関西の朝の王様「おはよう朝日」のメインパーソナリティーを務めるなど、正真正銘のABCアナウンサーのエースだ。それが故に、仕事へのこだわりもピカイチ。アナウンサーの唯一無二の武器である‘‘言葉‘‘に関してはなおさらだ。

 そんな浦川さんのお言葉には、ミルフィーユのように何層にも重みが重なっている。

「今は数字にばかり目が向けられている!数字じゃなくて中身だ!」

 浦川さんが語気を強めて、声量の針を一気に振り切って言い放った言葉。この言葉にこそ浦川さんのプロ根性が詰まっている。

 やっぱり浦川さんは違う!一生ついていきます!!

 そんな、絵に書いたような子分的セリフで決意を記すとともに、締めの一言とする。

*締めの文章が思いつかなかっただけである。

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