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日向坂46から学ぶブランディング

大喜利大好き 笑いへの向上心は芸人並み。
バラエティ全力アイドルグループ

犬の肉球の香水を開発したい。
どーも、どーも、活字嫌いのタリアテッレです。

今回お話しする内容は

欅坂46の二軍グループとメディアで紹介され、握手会は滑走路と揶揄され、どん底を見せつけられた彼女たちが3年の時を経て、近年のアイドルの中でも最も勢いがあるグループを確立したことから学ぶブランディング」を私の個人的な視点から解説していきたいと思います。

では簡単に日向坂46ってどんなグループ?
ってところから始めていきます。

日向坂46

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秋元康氏がプロデュースする坂道シリーズ(乃木坂46・欅坂46 【現在は櫻坂46】)の3つ目のグループとして2019年2月11日に改名し誕生。同年3月27日に1stシングル『キュン』でデビュー。元々は2015年11月30日に結成された
けやき坂46(ひらがなけやき)として活動をしていた、少し異色のバックグラウンドを持つアイドルグループである。

これまで4枚のシングル『キュン』『ドレミソラシド』
『こんなに好きになっちゃっていいの?』『ソンナコトナイヨ』と1つのアルバム『ひなたざか』をリリースしている。

1期生9人(卒業生除く)、2期生9人、3期生4人の計22人で構成されていて、キャプテンを担うのは1期生の佐々木久美(25)

グループの冠バラエティ番組「日向坂で会いましょう」(毎週月曜 1;05-1;35 テレビ東京)では、アイドルらしからぬ大喜利企画やぶりっ子選手権など数多くのユニークな企画をすると話題。

(メンバーのプロフィール的なものを書きたいのですが、今回の記事では本筋とかけ離れているので、また後日まとめたものを描こうかなという予定です。予定なんで、まだ分かんないっす。)

もっと紹介したいことは山積みですが、長くなるので割愛します。


けやき坂46(ひらがなけやき)

1人から始まった

2015年11月30日にメンバーたった1人で発足した新たな坂道グループ、けやき坂46。このグループの最初のメンバーとなったのは長濱ねる。

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彼女は欅坂46の3次審査まで突破しながらも、母親の反対により最終審査を断念せざるをえなかった。その後、父親が運営と相談し、協議を重ねたのちに特例で彼女を欅坂46のメンバーに加入することとなった。

だが特例加入ということで、他のメンバーと区別をつけるために運営は新たなグループであるけやき坂46を誕生させた。
そして、新たなグループ誕生と同時にけやき坂46のメンバーの募集が始まり、2016年5月8日にオーディションで選ばれた11名と彼女の計12名で活動を開始した。(長濱は欅坂46との兼任)

2016年8月10日に欅坂46 2ndシングル『世界には愛しかない』が発売され、そのカップリング曲としてけやき坂46初の楽曲『ひらがなけやき』を貰う。

その後も欅坂46のシングルが出るたびにカップリング曲を貰うだけという欅坂の二軍的ポジションを余儀なくされた。

2017年4月6日 代々木第一体育館で開催された「欅坂46デビュー1周年記念ライブ」でけやき坂46の追加メンバー募集が発表され、8月には追加メンバー9名(2期生)が決まり、その翌月には長濱ねるのけやき坂46の兼任が解除される。

1期生にとっては立て続けに大きな困難に直面することとなった。

新たな壁

2018年1月30日〜2月1日まで開催予定だった欅坂46の武道館3Days公演だったが、当時センターを務めた平手友梨奈の怪我と治療によって公演内容が変更される。当初、30日のみけやき坂46ワンマンライブという形であったが、変更によりグループ初の3daysの単独ライブとなった。このライブで初の単独作品となるアルバムの発売も発表された。

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このライブをきっかけにけやき坂46の区分化が明確になり始める。

イマニミテイロ

4月には冠番組「ひらがな推し」が放送開始。
舞台初出演(舞台『あゆみ』)やアルバム『走り出す瞬間』を発売するなどして、徐々に二軍的立ち位置から一つのグループへと転身していった。

11月には新たなメンバー上村ひなの(3期生)が加入する。

そして2019年2月11日、「ひらがなからのおしらせ」としてShowroomで生配信を行い、改名が発表された。

こうして彼女たちは一つのグループとして生まれ変わった。

日向坂46の勢い

改名した後、3月5日、6日横浜アリーナで『日向坂46デビューカウントダウンライブ‼︎』が開催され、2日間で24,000人もの観客を動員。
1stシングル『キュン』は発売初週 約47万枚を売り上げ、欅坂46の『サイレントマジョリティ』を上回り記録を更新。

その後も紅白歌合戦やレコード大賞といった年末歌番組に出演し、持ち前のハッピーオーラでお茶の間を明るく元気にしてくれた。

そして、現在も勢いは止まることを知らず、彼女たちの進化はこれから先まだまだ続くであろう。

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“下積み’’というブランド

ここからようやく本題に入りましょう。ざっと日向坂46の歴史を見てみましたが、気になる点がいくつかありました。

まずは「二軍的ポジション」というもの。二軍というのは他のアイドルグループでも存在します(乃木坂46アンダーetc)が、けやき坂46は欅坂46の二軍とは言われているものの、メディアでの露出など全くといっていいほどなく、欅坂46を全く知らない人にとっては無いに等しいほどの存在でした。
(当時私も欅坂46は知っていましたが、知っている人でもけやき坂46というグループがあることは知りませんでした。)

そのような無のグループが1つのグループとして生まれ変わり、記録をも更新し、ライブでの観客動員数もすごいなんて、まるで漫画のようなストーリーですよね。

これが日向坂46の第1のブランディング

ストーリーブランディング だと私は考えてます。

↑ ストーリーブランディングのことがわかりやすく解説されてます。

結成から大きくメディアで取り上げられデビューして人気になったアイドルや、ものすごいプロデューサーが作り上げたアイドル、芸人がプロデュースしたアイドルという話題性でプロモーションするグループ、などなどいろんなアイドルがいる中、歴史を追えば追うほどストーリーが深くなるアイドルというのは結構珍しく、そういったストーリーが濃ければ濃いほど

「え?このグループって昔はそんな感じやってんや。そりゃ応援してあげたい」

ってなりますよね。

分かりやすい例でいうと、みんな大好きポケモン!

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初め3匹の中から1匹を選ぶじゃないですか。その中の1匹が実は
親ポケモンに見放されて、道端で一人ぼっちでいるところを保護されて、、、のようなストーリーがあった方が

「よし、絶対こいつを強くしてやろう」って思いますよね。

多分この感じととよく似てると思います。

私も初めは乃木坂46を応援していたので、日向坂46は眼中にありませんでしたが、『ドレミソラシド』が発売された時期ぐらいにこの下積みの過去を知り、応援したいと思ったので私もこのブランディングでファンになったのです。

キャッチーな言葉

日向坂46にはいくつもキャッチーな言葉が関連しています。

1stシングルの『キュン』や2ndシングル『ドレミソラシド』のように、曲を聞かなければ何のことやらさっぱり、という曲名がまず人々の注目を惹きつけるポイント1です。

他のアーティストの曲名でも「パプリカ」や「猫」のように、「何それ?」という曲名の方が曲名をみて意味がわかるというものより聞きたくなりますよね。

お店の名前とかも最近変わった名前のパン屋とか多いですよね、あれも一種の話題性を狙ったブランディングですな。


もう一つは彼女たちのモットー ハッピーオーラです。


いろんな方の記事でこのハッピーオーラについて解説されています。この言葉は7枚目シングル『アンビバレント』のカップリング曲として収録されている加藤史帆がセンターを務める楽曲から来ていて、要は

「逆境の中でも前を向いて生きていれば人生は明るい」

聞く人に元気を与える言葉だと解釈しています。


ハッピーオーラって言葉だけでなんかワクワクして元気な気持ちになりません?私だけ?( ´∀` )

人間ってめちゃくちゃ悲観的でときに何かに縋りたくなるほど落ち込む時もありますよね。そんなときにハッピーオーラという言葉が頭にあれば少しその感情を和らげることができるんじゃないかなと思います。

このハッピーオーラというブランドはアイドルの中でも一際目立つキャッチ―なものであるため、これもファンを増やし続ける一つの理由であると思っています。

異色の武器

日向坂46のブランドの中でも一番業界人を惹きつけるのが、個人個人の異色の武器です。

アイドル=かわいいことする

というステレオタイプを完全にぶっ壊しているグループが日向坂46でございます。

あるメンバーは深夜ラジオ大好きで、いろんなラジオ番組にはがきを送ったり、
あるメンバーは芸人が驚くほどの大喜利回答を出したり。
またあるメンバーは剛速球を投げたり。


これまでのアイドルの概念をいい意味でぶっ潰してくれたグループであることも確かで、そんなバラエティ色豊かなグループに業界が黙っていないでしょ、と個人的にはすごい思います。

(もし私が番組プロデューサーなら、こんなおもしろいグループ放っておけないです。ファンとか関係なく。)

笑いが取れるアイドルはすごい貴重

終わりに

てなわけで、今回はここらへんで終わります。少し長くなってしまいました。やはり、いいグループなだけあって書きたいことが多すぎて珍しく執筆が止まらなかったです。

最近は自分でもびっくりするぐらいフォロワーさんやPVが増えていて、もうすぐ100人!

本当にありがとうございます!めちゃくちゃ執筆へのモチベーションが上がるので感謝感激です。

フォロワーが100人を到達したら、英語関連の記事を高頻度で上げようとおもっているので、お楽しみに!

いつもありがとうございます。ではさよなら男~。


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