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精神科訪問看護 未経験からお仕事を始めた方の体験談 その③


こんにちは、ブログ担当です。

今回も精神科未経験から勤務を開始された職員の方から
実際の思いをお話いただきました



精神科経験ゼロから 


 精神科経験ゼロ、この先も精神科領域の職務に就くことはないと自分は思っていました。 
 精神科を学ぶにあたって精神科の歴史も耳にし、偏った見解と精神科実習での印象が良くなかったからです。
 実習当時の病院は暗く急性期病棟であったことから怖さと嫌悪感から、それ以来避けていましたし、興味を持てなく精神に特化した訪問看護があることさえ知らずにいました。 
 今思うと私自身が嫌悪感と偏見のかたまりだったと思います。  

 

そんな自分がなぜこの仕事に就いたのか。


 それは精神科に興味がありこの道に進んだ看護師が身近にいたということが一番大きかったです。ちなみにその看護師はあやめで自分より先に勤務していた実の妹です。 
 
 当然私には興味も精神科で働く気持ちもない事、話しても右から左へ聞き流していることも知った上で妹は、
 
 ・今の精神治療は昔とは違うこと
 ・誰でもかかりうる病気、心の病=容易ではないこと
 ・早期発見、正しい治療、正しい支援ができること
 ・同じ病気でも症状が全く違うこと
 ・救える命があること
 ・精神科看護力でその人の新しい一歩、新しい生活につなげることが出 
  来ること
 ・充実した生活を自宅で過ごす支援ができること
 ・患者様、ご家族様を笑顔にという会社の目的があること
 ・訪問看護と精神科訪問看護の違いがあること
 ・訪問中の様子や出来事の様子

 を話してくれました。
 
 私は聞いているような、聞いてないような感じで、半年近く耳にしていました。 
 ですが、その中でも特にですが、訪問中の様子や出来事を聞いているうちに「何かが違う、自分の見解が違う」 
 という思いが出始めてきました。  
 
 でも新しい一歩を踏み出すまでも悩み、精神科訪問看護の本を読み悩み、自分で務まるのか、かなり悩みました。  

踏み出す事ができたのは


先にあやめで勤務していた妹の、続けることが出来たのはその妹が勤務していた事業所(訪問看護ステーションあやめ松阪)のおかげでした。 
 
【先輩看護師が付き添っての訪問】 
【訪問看護サービス内容の相談やアドバイスをもらえる環境】 
【何かの時には先輩看護師、エリア、会社全体のサポートがあること】

 
 苦手な利用者対応時もサポートをしてもらったことで、苦手意識もなくなりました。  
 
 心のケアに正解はないようにその人らしさを認め、じっくり関わり、人間関係から始まる精神科看護、正しい知識(個別性、生活背景、病名が同じでも皆一緒ではないこと)を理解し、一人でも多くの困っている患者様の手助けになればと思いました。  
 

 

訪問看護ステーションあやめ津の取り組み


 毎回利用者様、家族様、お話させて頂く関係者様に、
 
 ・ご自宅での日常生活にひとつでも笑顔を増やすように訪問していること
 ・自宅での生活を大切にするために訪問していること
 ・状態の悪い時こそ訪問が大切であること
 ・利用者様は勿論ですが、ご家族様のことも考え訪問させていただいて
  いること

 
 をお伝えさせていただいています。
支援の方向性は同じですがスタッフの持ち味(趣味、得意な所、性格)が違う所は良いと感じています。
 
 訪問していて自分は、利用者さんが生活をする中で自身の病気に対して後ろめたい気持ちでいるように感じます。
 またそんな気持ちを皆さんにも知ってもらいたいし、精神科というものに対しての壁を低く見てもらいたい。
 そんな利用者さんがもっと外へ出て行ってもらいたい、出ていけるようにしていきたいという気持ちで日々業務に取り組んでいます
 
 
訪問看護ステーションあやめ津 森田
 

訪問看護ステーションあやめ津(連絡先等)

〒514-0012 三重県津市末広町29番2号 カムズエイト1B
℡:059-222-2570
Fax:059-222-2575

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