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あやめ伊勢崎のお話

こんにちは、ブログ担当です。
本日は訪問看護ステーションあやめ伊勢崎、担当マネージャーさんにお話を伺いました。
あやめ伊勢崎は事業所が開設して約2年になります。
マネージャーさん自身も長く精神科対応されていた経験者です
伊勢崎担当マネージャー(以下、「マ」)のお話です

精神科勤務のきっかけ

―――あやめ伊勢崎に勤務されるまで、精神科の経験はあったのですか?―――

マ「看護職員になりたての頃は内科、外科、産婦人科に勤務していました。そんなある時、ある県立病院が大々的な看護職の募集をしていました。
家から近かったことという安易な気持ちでの募集でした」

―――それまで精神科は未経験だったと思いますが、不安等はありましたか?―――

マ「その県立病院は他にも診療科目があり異動も可能だとお話があったのでまずはやってみようという思いから応募し、勤務することになりました。
 実際勤務してみると今までの診療科目と違い、難しいケースの患者さんが多かったです。患者さんから手厳しい対応を受けたこともありました。しかし、結果そこの病院の精神科に20数年勤務することになりました」

精神科に勤務すること、やりがい

―――異動も可能だったし、つらい気持ちも感じたことはあったかと思いますが、それでも20数年勤務されていた理由は?―――

マ「内科、外科等は手術等治療をして治癒されると患者さんとはそれまでになりますが、精神科患者さんは入退院等が繰り返されることがあります。
その入退院等の中でも患者さんとの信頼関係の構築、病状の改善といったことに関わることが出来ます。
 はじめは強い拒否や懸念があった方が次第に打ち解けてきていることが分かったりします。
 また精神科はこれといったマニュアルが無いように思えますが、そこにやりがいを感じています。他の診療科と違い一番心のふれあい、人とのふれあいを感じる診療科だと感じています。
もっと言えば他の人の人生に入っていることを実感しています。」

表面化されていない精神科を必要としている人

―――あやめ伊勢崎ではどのような利用者様がいらっしゃったりしますか?―――

マ「警察対応になり、その後病院に入院され、そこから訪問看護が必要になることがあります。あやめ伊勢崎にもそういった利用者様がいらっしゃいます。警察対応になると行政の方も担当されることが多いです。

 大きな事件を起こし、警察対応になると医療観察法に則り、その方の処遇の決定が行われます。精神鑑定を行うといったものです。
 その精神鑑定からその方の後ろにある事情が見えることがあります。色々な事例はありますが、中には環境から、
「病院に行きたかったけど行くことが出来なかった方」
「病気を持っていることは自身でも知っていたけどどうすることもできなかった方」
もいらっしゃいます。

利用者様、患者さんのわがままや甘えといったものではなく、病院や薬とのつながり、連携を作ることは重要だと感じていますし、あやめ伊勢崎の業務においても意識して心がけています。

あやめ伊勢崎について

―――あやめ伊勢崎の強みや今後の目標といったものを教えて下さい―――

マ「あやめ伊勢崎の職員はみんなポジティブです。何かあってもめげないところだと思います。時々利用者様から厳しい言葉をもらうことがあるそうですが、それを強みに変えていけるところだと思います。
 また、コミュニケーションの取り方、技術向上に対してアンテナをはっているところです。
 自分をはじめ精神科経験者による利用者様対応方法や、言葉のかけ方使い方を具体的に職員に提示するようにしていますが、逆に吸収力もあるところだと思います。」

―――今後の目標や展望等ありますか?―――

マ「現在、事業所が新しくオープンする予定になっていますので、多くの必要とされている利用者様に対してよりよいサービス提供が出来るように個々の訪問看護技術の向上、成長をしていきたいと思っています。
表面化されていない、精神科訪問看護を必要とされる利用者様への対応するアンテナとともに受け入れることが出来る技術も向上させていきたいです」

訪問看護ステーションあやめ伊勢崎(住所)

〒372-0817 群馬県伊勢崎市連取町3334-2
電話番号:0270-30-3422
FAX番号 :0270-22-0626