いよいよ週末にはプレーオフが始まります！

先日、プレーオフの会見の司会も
担当させていただきましたが

改めてレギュラーシーズンを通して見てきた上での
個人の展望・・・というより
今季の印象を踏まえた
期待の部分！をまとめておきたいと思います。

・セミクォーターファイナル

〈1戦戦勝方式で行われます。〉

3月30日（土）＠高崎アリーナ
13時〜シャンソン(5位)vsアイシン(8位)
15時〜トヨタ紡織(6位)vs日立ハイテク(7位)

まずシャンソンは今季も「ミラクル」
勝負強さ、底力を発揮する場面が多く
あっと驚かせるここ一番の怖さがあります。
小池選手の存在感にプラスし
プレータイムを伸ばしてきた選手
ルーキーだった選手たちの
安定感が増しました。
新たに加入した鷹のはし選手や
白崎選手もすっかりチームの顔に。
そしてなんといってもスーパールーキー
ウチェ選手の存在。
ここ一番での強さを発揮するはずです。

アイシンは「粘り強さ」が印象的でした。
上位チームとの対戦に敗れた試合も
あと一歩、あと半歩、という展開が多く
プレーオフでどのような仕上がりに
なっているか注目です。
OQT代表メンバーの野口選手の躍動に期待、
酒井選手、飯島選手、峰晴選手・・・など
メンバー総力戦となるなかで
吉田亜沙美選手の存在。
日本一を知り尽くした選手が
プレーオフでどういう姿を見せてくれるか
個人的にもとても楽しみです。

トヨタ紡織は「改革」の年だったと思います。
ルーカス・モンデーロヘッドコーチが就任し
チームを作りながらも勝たなければいけない
という厳しいシーズンだったと思いますし
終盤にはガードの要である
坂本選手の離脱がありました。
しかしルーキー都野選手の躍動や
アーリーでのジェシカ選手の加入は
明るい話題でした。
キャプテン河村選手や
東藤選手をはじめとしてこれまでチームを
支えてきた選手たちが一致団結して
紡織らしさ、を見せてくれると思います。

「進化」だと感じた今季の日立ハイテク。
移籍加入した選手が大いに存在感を発揮し
そのシーズンごとの強み、チームカラーが
ハイテクらしさを失わずに継続されることは
そう簡単なことではないと思います。
中野選手、奥山選手、ルーキー森岡選手
など加入したメンバーに加え
白鞘選手や星選手、マレム選手など
こちらもハイテクを支えてきた選手たちが
集大成でどういう戦いを見せてくれるのか。
個人的には窪田選手のクレバーなプレーに期待！

・クォーターファイナル

〈1戦戦勝方式で行われます。〉

3月31日（日）＠高崎アリーナ
13時〜トヨタ自動車(4位)vs5位・8位の勝者
15時〜ENEOS(3位)vs6位・7位の勝者

今季のトヨタ自動車の印象は「真価」
ここ数年よりもっと泥臭さ、貪欲さ、
というイメージが加わりました。
勝ちへの執念、想いの強さを先頭で
みせてくれているのが安間選手。
山本選手の勝負強さはもちろん
ソハナ選手もさらに後半調子を上げてきました。
アーリーエントリーで加わった選手たちも
プレータイムを伸ばしてきているなか
プレーオフ勝利の立役者になるのは
どの選手になるのか、注目です。

「パワー」をみせてくれたENEOS。
怪我での離脱があり苦しいシーズンにも
なったかと思いますがその思いを抱えながらも
チーム一丸となって乗り越えてゆくパワーが
ENEOSの真骨頂だと思います。
渡嘉敷選手、岡本選手、長岡選手など
経験豊富な選手が引っ張りながらも
若手選手たちがプレータイムを伸ばしています。
キャプテン宮崎選手は注目に
三田選手、鈴置選手の名前も挙げていました。
どの選手がニューヒロインになっても
おかしくない、期待のプレーオフです。

・セミファイナル

〈2戦先勝方式で行われます。〉

4月6日（土）〜8日 （月）
＠武蔵野の森総合スポーツプラザ

12時〜、12時〜、17時〜
デンソー(2位)vs3位・6位・7位の勝者

14時〜、14時〜、19時〜
富士通(1位)vs4位・5位・8位の勝者

デンソーの今季の強さは「完全」
どうやって勝てばいいのか？という
圧倒的なゲーム、強さを皇后杯でも
見せてくれました。
もちろん、チーム・選手の皆さんは
課題についても挙げられますし
まだまだ伸びしろの部分を口にされますが
観ている側としてはその完璧さを
もっともっと高めて磨いていくがゆえの
怖さも持ったチームだと感じます。
髙田選手の土台に赤穂姉妹の安定
エブリン選手の気迫などが加わりました。
木村選手の落ち着きもベテランのよう。
ベンチメンバーの勢いがチームを後押しし
皇后杯との二冠達成に突き進みます。

富士通は「活気」漲るシーズンでした。
富士通らしさ、は変わらずまたさらに
明るさとチーム力が光った
レギュラーシーズンだったと思います。
怪我での離脱もありながらスタートしましたが
宮澤選手の存在がチームを引っ張り
加入した林選手のエッセンスが加わりました。
ディフェンス職人内尾選手や江良選手、
赤木選手、テミトペ選手などの躍動にも期待。
怪我から復帰を果たした町田選手がチームを
鼓舞し続けてくれることと思います。

・ファイナル

〈2戦先勝方式で行われます。〉

4月13日（土）〜15日（月）
＠武蔵野の森総合スポーツプラザ
セミファイナルの勝者

昨季のファイナルは第3戦までもつれこみ
ダブルオーバータイムとなる
まさに死闘となりましたが

今季はセミファイナルでも3戦目まで
いくのではないか・・・と。
本当に今季のWリーグは混戦、
順位争いも最後までもつれました。

プレーオフ、どんなドラマが
待っているのか・・・。
記念すべき25回目のシーズンの締めくくりを
しかと見届けたいと思います！

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