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「かわうちかえるツアー」に参加してきました!④

さて、かえるツアー一行は名残惜しくも遠藤きのこ園さんを離れ、次の目的地へ。バスで揺られ、到着したのは

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川内村ゆかりの詩人、草野心平さんについて知ることのできる「阿武隈民芸館・天山文庫」。

ここには、村を挙げて草野新平さんのために建てた別荘が保存されているほか、その生涯について知ることができます。

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和モダン建築の別荘。今回の表紙に採用した「以文会友」の書は、かの川端康成が送ったものです。草野新平は生涯、お金に恵まれた人ではありませんでしたが、今や知らない人はいない宮沢賢治を紹介して一躍有名にするなど、文学を通じての交流が多い方だったといいます。そんな彼に送られたのが「文を以て友と会う」。まさにその人となりを表したものですね。

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そして芳名帳には、先日川内村を取材したこうふく通信の名前がでかでかと書いてあったので負けじと書いてきました。(笑)

さて、詩人・草野新平について知ったところで、お昼ご飯の時間に。

向かったのはここ

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タイ出身のカフェ「アメィゾン」の日本第一号店です。タイでは「スタバ」的な立ち位置だというこのカフェ、それも日本一号店がここ川内村にあるのです。

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今回はロコモコをいただきました!(前日にメニューを決めていたので、まさかの朝昼ハンバーグ笑)

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ガパオライスもおいしそうでした。

さてお腹も満たした一行は再び「いわなの郷」に戻ります。ここで午後のセッションまでしばしの休憩。

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お昼休みの間、高校時代から面識があったいわなの郷の関さんにいわなの生育の様子を見せていただきました。このいわなの郷では清流にのみ生息する「いわな」を釣り堀で釣って、その場で塩焼きにして食べることができます。・・・でもこのツアーではまだ食べてないなぁ・・・食べたい

さて、そんなことを考えながら午後のセッションへ。

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二日間川内村を巡っての感想などから、グループに分かれてこの川内村にもっと人を呼び込むためにはどうすればよいか、意見を出し合いました。

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グループ内では唯一の福島県民として、参加したみんなの感想を聞きました。その中で多かったのは「海釣り楽しかった!」という意見。ほかにも「昨日少し見た星空がきれいだった」、「夜、都会にはない静かさの中で寝ることができてよかった」なども意見も上がりました。

そんな中、印象的だったのは「地元の方は度々、私たちが放射線への心配があるのではないか、という話をしてくれたけど、私たちは全然気にしてない。あまりそこを心配されすぎても・・・」という意見。

確かに、思い返してみれば、ツアーを通して「首都圏の人は放射線のことに対して心配している」というある種の思い込みがあったように感じました。そしてそれは自分にも言えることだと。

もちろん正しい知識を得ること、発信していくことは欠かすことはできませんし、省いていいものだとは思いません。しかしながら、純粋に「福島っていいところ、気になる」という前向きな気持ちで来てくれた人に対して、過剰に心配をしてしまうのは、ネガティブなイメージを与えてしまうかもしれないな、と感じました。

事実を発信し、知ってもらうことと、来てくれた方に対しておもてなしをすることのバランス。とても難しいけど、真剣にそのバランスを考えるべき時が来ているのかもしれません。

さて、今回はここまで。明日はこのかえるツアーの最後までのレポートと全体を振り返りをしたいと思います

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