先取り都市対抗プレイバック2017③

南関東はオールフロンティア旋風が吹き荒れました。初戦で新日鐵住金かずさマジックに勝利すると、準決勝のHondaとの試合では延長の末に勝ち越し第一代表決定戦に進出しました。これによりJFE東日本とかずさが敗者復活1回戦、そこで勝ったかずさがHondaと敗者復活2回戦でそれぞれ戦うことになりました。
私は第一代表トーナメント準決勝2試合を観戦しましたが、日通は僅差の試合でJFEを振り切り、オールフロンティアはHondaに延長の末に勝利という試合でした。試合前にHondaの岡野監督が青学の恩師・河原井さんに挨拶に伺ってましたが、いい報告ができませんでした。それでも第二代表決定戦ではオールフロンティアにリベンジ、第一代表の日通とともにドーム行きを決めました。

この年は私は第二代表決定戦を中国および東北で観戦してました。中国はシティライトが第一代表決定戦で三菱重工広島に敗れたものの悲願の初出場なるかというところで急遽観戦してきたんですが、序盤に守備の乱れもあり涙を飲みました。この試合にシティライトに勝利したJR西日本が三菱重工広島とともにドーム行きを決めました。
東北はこまちスタジアムできらやか銀行×TDKの第二代表決定戦でした。東北は雨で流れに流れ、七十七銀行が富士通アイソテックに敗れるというのもありました。第二代表決定戦は小島がTDK打線を封じ2年連続のドーム行きを決めました。第一代表は日本製紙石巻で、10年前に初めて東北地区の予選を観戦して当時ドームへの出場がなかったチームが揃って出場を決めたのに感慨深かったです。

他地区では東京地区は東京ガス×明治安田生命が延長18回の死闘でしたが、最終回に微妙な判定があったらしく明治安田生命が敗れ、そのまま予選敗退となりました。西見名誉会長が亡くなられたことで弔い合戦となった鷺宮製作所も第四代表決定戦でセガサミーに敗れ、ドーム行きを逃しました。
その東京地区はNTT東日本が1抜け、東京ガス、JR東日本、セガサミーの順でドーム行きが決まりました。北信越地区は5年ぶりに伏木海陸運送が出場を決め、3枠固定最後の年となった九州は西部ガス、Honda熊本、九州三菱自動車という顔ぶれとなりました。(続)

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