先取り都市対抗プレイバック2015④

本戦の話に入ります。この年は都市対抗の組み合わせ抽選会を観覧しました。監督によるトークイベントでは、監督就任による奥さんとのやり取りの話となり、西濃運輸の林監督が4度目の監督就任という話を奥さんにすると『野球ぅ?』と言われたという話が印象に残ってます(笑)。
この大会の特定シードは西濃運輸、東京ガス、富士重工業、JR東日本東北、ENEOS、JR東日本、明治安田生命、東芝、Honda、日立製作所でした。トヨタ自動車と日本生命は特定シードではありませんでしたが、希望のところが取れなかったのかもしれません。当時のSNSでは日生は昨年の初戦敗退で、社内で色々言われたみたいですが…。

私が推してるチームの試合ですが、日通は先発の井口が富士重工業打線に早々に捕まり、中盤に打線が追い上げるも角田に抑えられジ・エンドでした。補強で現JFE監督の落合がいたものの、日通で1勝ならずだったのは心残りでした。
JR東海は期待は大きかったものの、JR東日本東北の先発・西村に抑えられ完封負けでした。最後に『宇津野が打つぞ』で盛り上がりましたが、打てませんでした。ジェイプロからの補強で、予選で東邦ガス打線を抑えた中野ももう少しいい場面で投げさせたかったですね。

東芝は直前にあった不適切経理の問題が大きく取り上げられるようになり、この日も特定シードながら当日に会見ということもあって、動員も外野まで埋まるのがやっとの状態でした。応援の方々も『今この時期だからこそ頑張って応援しましょう』ということを呼び掛けていて、悲壮感が漂ってました。
東芝の相手はJR四国で、前年の日本選手権ではNTT東日本打線を苦しめた南川や、前年の都市対抗で好投した松山フェニックスの松井が補強でいたこともあり警戒してましたが、打線が早々に機能して快勝でした。この後に上位進出することで士気高揚と行きたかったですが、NTT西日本に敗れ2回戦敗退となりました。(続)

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