2018年12月22日(土) #095・2018年第51週 2018年のテーマトーク㉒「声優」/運命の日

今週は週記から。

まず、今週は毎日のようにSAOアリシゼーション原作を読みまくっていました。そして金曜日、京都へ向かう新幹線の中で、その最後のエピソードを噛み締めるように読み切りました。感想は長くなってしまったので、別記事に分けて投稿しております。

とても素晴らしい物語でした。アリスのことを語ろうと思うと素直にかわいいとだけ言うのもしのびないのですが、それでも一つだけ言っておきましょう。アリスかわいい。

さて、そんな金曜日。なんとこの日は、先ほど述べたように京都へ行ってまいりました。といっても観光的なことは一切せず、就活関係です。まあ、こう言えばだいたい伝わりと思いますが、「某社」です。守秘義務がやべえんだこれは。

感想としては、とても面白そうでした。とだけ言っておこう。ひぃー。

何よりも、憧れの某社へ行った日に、アリシゼーションという最高の物語を味わうことができた、そんな人生を変えた二つのものが同時に一つの区切りを迎えられたのは、なにか感慨を覚えるものがあります。

しかし、それだけではありません。今週末の一両日は、現代VR界隈に大きく影響を与える様々な発表がなされたのです。

バーチャルリアリティ。現代VRでは多くのコンテンツでHMD――ヘッドマウントディスプレイが用いられており、視界を覆う画面によって仮想空間に自分がいるかのような感覚を呼び起こすことが没入感の主体となっています。しかし一方で、このVR HMDの流行はいくつかの異なる分流も生みました。「360度撮影」や、「バーチャルYouTuber」などです。

こうした文化はVR HMD界隈とは独立した文化としてすでに歩みを始めており、それぞれの市場を確立しつつあります。今回は、こうした新たなVR分流の一つとして、「VRアバター」が独立していく大きな始まりとなる一歩が踏み出されたのです。

まずは、VRMコンソーシアムの設立。これはVRアバターモデルの標準規格を目指す「VRM」が、よりよい規格となるための多企業連合会議です。何よりも衝撃的なのが、このVRMコンソーシアムにあの「任天堂」がオブザーバーとして参加していること。任天堂といえばゲーム企業としては大手ですが、ソニーなど他企業と比べるとVR HMDへの興味は薄く、宮本さんをして「ソーシャルではない」と言わしめるほどの独自路線を歩んでいる印象がありました。一方で、VRMという規格はあくまでVRアバターについての話題であり、この「自分のアバター」という概念は、任天堂のMiiに通ずるものがあります。VRMが用いられる大きな界隈――バーチャルYouTuberや、VRChat――は総じてソーシャルなコンテンツでもあり、任天堂の理念とも相性は悪くなさそうです。なにはともあれあの任天堂がVRへ大きく動き出した一歩としても、VRMというVRアバター規格がより良く策定されていくコンソーシアムの設立という意味でも、これからが楽しみな話題です。

そしてそして! もっともエモい話題がもう一つ、そう、「THE SEED ONLINE」の発表! ザ・シードといえば、『SAO』に登場するVRゲームの開発パッケージの名称です。ザ・シード規格で開発されたVRゲームは「ザ・シード連結体《ネクサス》」と呼ばれる相互関係を結び、アバターの《コンバート》機能を通して、一つの体で様々な世界を渡り歩くことができる……という設定は、12月からスタートしたSAOの新章『ユナイタル・リング』でも重要な設定となっています。

そんなザ・シードが、なんと現代VRにも登場! 開発はSAOチームとは無関係ですが、名称は公認であり、その理念も原作のザ・シードに近いものとなっています。現代VR界隈ではUnityなどの開発環境が流通しているため、様々なVRゲームがすでに誕生しています。THE SEED ONLINEは「VRMアバターを用いて、様々なVRゲームを遊ぶことができるサービス連携プラットフォーム」なのです。この理念が現実となり、またTHE SEED ONLINEに対応したVRゲームが多くリリースされれば、まさに現代VRにもザ・シード連結体が広がっていくことでしょう。このTHE SEED ONLINEに対応したアバター制作アプリも多く登場すれば、まさにキャラメイク~ゲーム体験までが自由な組み合わせで楽しめるようになるのです! もちろん、VR HMD体験には限らない話です。

そこでもう一つ、VRアバター制作アプリの一つ、VRoidからも新たな発表がありました。新たに登場した「VRoid Hub」は、VRアバターの共有プラットフォームです。クリエイターが自由に3Dアバターを投稿し、ユーザーはそれを用いて対応した様々なコンテンツを楽しめるようになります。THE SEED ONLINEと同様ですね。

こうしたVRアバター──VR HMD用アバターではなく、ユーザーの写し身としてのバーチャルなアバター──が一気に盛り上がることができたのも、この一年を通してバーチャルYouTuberが、そしてVRChatが非常に急激な成長を見せたことが大きな要因となっていることは間違いありません。

バーチャルYouTuberが生まれたのは2016年12月にキズナアイがデビューしてからですが、それが急激な成長を始めたのは2017年12月のこと。それから一年しか経っていないことが衝撃的なほど、この一年は激動続きでした。

さて、長くなってしまいましたが、非常に濃い出来事の多い一週間でした。それでは最後に、短めですが本日のテーマトークをお送りして終わりましょう。

2018年のテーマトーク㉒「声優」

今年は半分くらいアニメを見ていなかったので、あんまりトピックも少ないですが。本日のテーマは、2018年の声優です。

まずは、なんと言っても内田真礼さんですね。個別テーマでも話しましたが、今年もCDにライブにアニメと、様々な演技や歌を披露してくれました。ありがとう!

他に挙げるとすれば、例年通りですが本渡楓さん。今年もラジオ面白いです。それから、高橋李依さんもとても声が好きです。さっきから今年の話になってないけど。

今年好きだった人で言えば、大野柚布子さんとか。このはな綺譚は今年ではなかったけど、このはなラジオでのトークでは、地声で話してるはずなのに完全に柚ちゃんのままで、同一人物かい! って感じでした。本人もとても可愛いです。

それから、久しぶりにゴブリンスレイヤーなどで、小倉唯さんもやっぱ好きだなと。甘い声はやっぱり外れない。

2017年は声優でアニメを見ていた気がするけど、2018年秋は驚くほどに声優でアニメを見ていませんね。あとは、『やがて君になる』小糸侑役の高田憂希さんも、結構耳に残る好きな声ですね。ニューゲームの青葉ちゃんとか。

そんな感じですね。とりあえず声好きです。

[2590字]

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?