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成功するのは?ポジティブ思考vsネガティブ思考...実は●●●思考が最強です。


ポジティブだから成功するのか?

ネガティブだから成功するのか?

答えは第三の解でした。


あけましておめでとうございます!
あなたのキャリアを失敗させない
コンサルタントのタルイです。


新年だというのに、
いつもどおりの内容です💦

今年もマイペースな週一note配信です。


結論からいきます。

成功するのに必要なのは

ポジティブ思考でも

ネガティブ思考でもありません。


第三の解『プラス思考』です。


ポジティブ・シンキングは ダメなの?

そうなんです。

よく勘違いされますが

ポジティブ思考とプラス思考は別物です。


ではここから、その違いについて

さらにプラス思考って何?
について解説してみます。


◆ そもそもポジティブ思考とプラス思考は違う

私があなたに最初にお伝えしたいのは

『ポジティブ思考』『プラス思考』

混合されて一般的に
伝わっているという事実です。



ポジティブ思考もプラス思考も
物事を肯定的に捉えることは一緒ですが

受け取り方に違いがあります。



●ポジティブ思考は物事の良い面にフォーカスして肯定することです。

例えば、砂漠のど真ん中でコップに
水が半分入っていた場合。

『ポジティブ思考』は

「コップにはまだ水が半分入っている」

と物事の良い面をフォーカスします。


その一方で、


プラス思考は物事や不安や悩みを
一旦受け入れてから肯定することです。



『プラス思考』とは

「コップに水が半分だけ入っている」

という事実をあるがままにとらえ、
不安や悩みも受け入れて

その後にどうするかを肯定的に
考えるということです。




つまり、

ポジティブ思考は物事を

自分の受け入れやすい形に
変えるのに対して


プラス思考は物事をあるがままの形で

受け入れるという違いがあります。



ここまでを説明すると
ポジティブ思考は

良くない思考のように
思われるかもしれません。


ですが、それは早計です。

もちろんポジティブ思考で
成功している方は
たくさんいらっしゃいます。



◆ポジティブ思考だから成功した人

私がポジティブ思考な成功者で

まず頭に浮かぶのは

ヨシダソースの創業者吉田潤喜氏です。


「 I love myself 」 自分のことを愛している、大好きだ!


このフレーズだけでも
ポジティブさが伝わりますね!

日本でこんなことを言える人は
なかなかいません。


吉田潤喜氏の波乱万丈でアグレッシブな人生はこちらに詳しく書いてあります。


僕は、リスクマネジメントっていう考え方が大嫌い。自ら逃げ道をつくったら、その瞬間から逃げが始まってるということだから。


私は吉田氏の日本での講演で、
壇上のご本人の口から

この言葉を直接聴きましたが
...唖然としました!


(この人は本当にポジティブな人だな...)

と鮮烈に記憶したのを覚えてます。


また、私も大好きな
サッカーの本田圭佑さんも

猛烈なポジティブ思考ですね。

「リスクのない人生なんて、逆にリスクだ。僕の人生なんてリスクそのものなんで」本田圭佑

すごい名言ですよね。



しかし、
逆にネガティブ思考だから
成功した人もたくさんいます。


◆ネガティブだから成功した人

私が知りうる限りで、

この方ほどネガティブ思考で

成功した人はいません。


ダイソー創業者の矢野博丈氏の

ネガティブな発言を集めてみました。



「そもそもダイソーなんて底の浅い商売ですから。やがてつぶれるに決まっていると確信を持っていました」
お客様にはすぐ飽きられるものです。ずーっとずーっと恐くて、眠れなかったんですよ。
「経営計画、戦略、そんなもんないです。目標ないです。」

こんなネガティブな発言していて
今や国内に3,493店舗。

海外に2,248店舗(26の国と地域)を

出店しているダイソーグループ。



矢野博丈氏もまた 
波瀾万丈な経歴があります。


「転職8回、火事、詐欺、夜逃げ1回」


しかも、

トラックの火事は警察から
自作自演だと疑われて


保険に入っていなかったことから
疑いは晴れたそうです。


この火事で何もかも失った矢野社長は

ショックで1ヶ月寝込んでしまったという。



自分には運も実力も無いと
悟ったのでしたが、

それでも家族を養うために
働かなければならない。

そこで始めたのが
ダイソーの原型となる
雑貨の移動販売でした。


すごい大逆転人生。


他にも、経営の神様 松下幸之助、

ユニクロの柳井 正 代表取締役会長兼社長 

スポーツではイチロー氏などなど

自身がネガティブ思考であることを
公言されている方は
日本にはたくさんいらっしゃいます。



「やっぱりネガティブ思考のほうが
成功するの?」


これに関しては次をお読みください。



◆ネガティブかポジティブかは遺伝子で決まる

私が次にお伝えするのは


そもそもポジティブかネガティブかは
遺伝子で決定づけられた先天的要素で

生まれながらにして
ほぼ決定しているという事実です。


近年になり、
この違いは脳内にあるセロトニンという

神経伝達物質の分泌量で
あることがわかりました。


別名「幸せホルモン」と呼ばれる
セロトニンは

十分にあると
安心感ややる気につながります。


逆に少ないと
不安感やイライラの原因となるます。



このセロトニンの分泌量を決めるのは、

セロトニントランスポーター遺伝子で

セロトニンを多くつくるL型と

少なく作るS型があり

両親から一つずつ遺伝して
SS型やLL型となります。


そして
最も慎重で不安を感じやすいSS型が

日本人はなんと80%!

(スペイン人45%、アメリカ人45%、南アフリカ人28%)

日本人はダントツの
ネガティブな民族です。


つまり、10人中8人が
ネガティブ思考な日本において

ネガティブ思考な成功者が多いのは
至極当然です。

単純に分母の問題です。



嫌い でしょ?



いいえ。

もちろん、
生まれつきの性格を変えることは
できます。


学術的には、
性格は大雑把に言って、

半分くらいは後天的に変わると
考えられているそうです。



しかし、私自身の経験と

キャリアサポートの経験から
考えうるに

人が後天的に変わるためには

自身の外部環境を変える必要性
強く感じてます。


これに関しては、
大前研一氏の説を引用します。

人間が変わる方法は三つしかない。一つは時間配分を変える、二番目は住む場所を変える、三番目は付き合う人を変える。この三つの要素でしか人間は変らない。もっとも無意味なのは「決意を新たにする」ことだ。 大前研一(著)『時間とムダの科学』プレジデント社(2005)


つまり、

先天的にネガティブでも
後天的に変われるが

外部環境を変えるなどの
変化がなければ、
変わりづらいということです。



◆成功に共通しているのは『アグレッシブ』

では結局、成功するために
必要なのは何か?


ポジティブ思考の成功者も

ネガティブ思考の成功者も


共通しているのは
『アグレッシブ』です!


ポジティブな人は
『前に踏み出す力(アグレッシブ)』が
極端に強い反面

「考えぬく力」が不足しがちです。

また


ネガティブな人は、
細心の注意を払って
リスクに対処するため

アグレッシブでさえできれば、
着実に成果を
出し続けることができるのです。



よって、
ただ心配性(ネガティブ)
なだけではなく

前に踏み出す力である

アグレッシブな人が
成功しやすいでのです。


この本では、

怒り、嫌悪、後悔、退屈、恐怖、不安、悲しみ―。20%のネガティブ時間を有益に使える人は、仕事でも学問でも成功し、豊かで幸福な人生を歩める。

と、ネガティブな感情を
受け入れる必要性を説いてます。


これはつまり、

●プラス思考は物事や不安や悩みを一旦受け入れてから肯定することです。


物事をあるがままの形で受け入れる

プラス思考ということですね。



◆最後にまとめ 


●ポジティブでもネガティブでも成功する人は成功する

●日本人は生まれつきネガティブ思考が多い

●成功する人の共通項はアグレッシブ


以上の理由から

日本における成功しやすい人は

ネガティブでアグレッシブ思考であり


プラス思考は物事や不安や悩みを一旦受け入れてから肯定することです。


よって、

ネガティブでアグレッシブ=プラス思考

と結論づけました。


多くの日本人の心には

「明るい面だけを見る」

という考え方よりは

「不安や悩みに向き合って味方にする」

という方向性の方が
受け入れやすいと思います。




例えば、

「雨が降ったらどうしよう…」と

ただ心配するのではなく。

雨具などの持ち物を準備したり

予定に合わせて雨が降った場合の

具体的な対策を立てておく


これが日本人的な
プラス思考なのではないでしょうか。



ネガティブでアグレッシブ=プラス思考



ネガティブでアグレッシブな日本人は

とにかく勤勉です。

予習と復習を欠かさない民族です。


また、多くの日本人は

人に必要とされているとき

オキントシンやセロトニンといった

ホルモン物質が放出されて

幸せを感じる傾向が強いそうです。


だから世界でも評価される

「おもてなし」の文化

構築出来たのではないでしょうか。



以上が本日のテーマでした。



さて、話は変わって
ちょっと出版業界の裏話。

商業出版の本のタイトルは、
著者ではなく出版社がほとんど考えます。


なぜならば著者の伝えたい思いよりも

売れることを優先するからです。


そして、Amazonでタイトルに

「ポジティブシンキング」
「ポジティブ思考」

以上のキーワードがついた書籍を
出版年月の古い順に検索すると…

1991年ぐらいから
日本での出版物が確認できます。


そして、2002年ぐらいから

「ネガティブ思考」を肯定する本が
出てきてます。


ポジティブ思考でも
ネガティブ思考でも、

どちらの切り口でも

80%の心配性な日本人
買っちゃいそうです。


おそらく南アフリカでは、

ネガティブな人が少ないため

この分野の書籍は
あまり売れなそうですね。


今後はポジティブ思考でもなく

ネガティブ思考でもなく

別の切り口のキーワードの書籍が
増えるのでは?

と予想してます。


ひょっとしたら、

それが『プラス思考』かもしれません。



では日本人にとって

ポジティブシンキングや
ポジティブ思考は


本当に必要ないのか?


私はこう考えます。



「雨が降ったらどうしよう...」

「大丈夫。雨が降った後には
虹がみえるよ!」


名称未設定のデザイン


こう言ってくれる友人は
積極的に欲しいですね😊



最後までお読みいただき
ありがとうございました。



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