カフェや和食などでも出てくる雑穀米。白米では摂れない栄養素も、雑穀米であれば摂ることができるイメージですが、実は身体によくないの？と疑問を持たれている人もいるようです。この記事では、雑穀米に含まれている栄養素と人間の身体に与える健康効果についてお話させていただきます。

雑穀米とは

雑穀米とは、玄米やあわ、ヒエ、キビ、ハト麦、もち麦、押し麦、黒米などたくさんの穀物を、白米と混ぜて炊き上げるものです。雑穀は種類によって、含まれている栄養素が違い白米では不足しているビタミンやミネラル、食元繊維、ポリフェノールなど豊富に含まれているのです。白米と比べると噛み応えもあり、白米よりも少ない量で満足感を得ることができダイエットにもおすすめなのです。

雑穀米に含まれる栄養素

食物繊維・ミネラル・ビタミンの3種類は、雑穀米に含まれている代表的な栄養素です。ミネラルとしては、マグネシウム・カルシウム・鉄・カリウム。ビタミンとしては、ビタミンB1やビタミンB6などになります。同じ量の白米と比べた場合、10倍以上のカルシウムや食物繊維を含むものもあります。

雑穀米の健康効果

雑穀米がもたらす健康効果をご紹介します。

肥満の予防
食物繊維が豊富な雑穀米は、消化して吸収されるまでに時間がかかるため、食後の血糖値の上昇を緩やかにする効果があります。雑穀米は体重管理やダイエットにおすすめの食材です。

便秘の改善
雑穀に含まれる食物繊維は、不溶性食物繊維です。この不溶性の食物繊維は水分を保ったまま、便の量を増すはたらきがあります。便秘・便通の改善に効果的です。

アンチエイジング効果
雑穀に含まれるポリフェノール類は、高い抗酸化作用があります。とくに黒大豆は老化を防止する食品として昔から食べられていて、中国の著書には、毎朝黒大豆を食べると年老いても衰えないといった記述もあります。

美肌効果
ハト麦の含まれている雑穀米を食べると美肌効果も期待できます。ハト麦は、皮膚でコラーゲンを作る命令を出し、しわの部分のコラーゲンを増やしてくれます。また、あわに含まれるパントテン酸は、肌荒れや日焼けに効果的と言われています。

コレステロール値の低下
雑穀米に多く含まれている大麦は、血中コレステロールの値を下げる効果があると言われています。大麦に含まれるβグルカンという成分によるもので、糖の吸収を穏やかにする働きがあります。

日本安全食料料理協会には雑穀ソムリエの資格があります。こちらの公式サイトから確認できるので、チェックしてみてくださいね。