めっちゃ重要なユーザー導線|LINE公式アカウントのリッチメニューを活用しよう
▼ リッチメニューはユーザーアクションを増やす大切な機能
LINE公式アカウントのリッチメニューはお客様に来店していただくための導線として、無視できないツールになります。
リッチメニューとは、トーク画面の下部(キーボードがある部分)に表示されるタイル状のメニューのことです。
少ないながらも僕の持つデータを参考にお伝えすると、リッチメニューのクリック率(リッチメニューが表示された友だちの内、リッチメニューのどれかをクリックした割合)は50%~60%となっています。
あなたのお店の友だちの内、約半数の方は何かしらをクリックしているということになります。
わざわざクリックするということは、何らかの「アクションする理由」があったということでしょう。
つまり、LINE公式アカウント上で友だちに期待するアクションをリッチメニューに表示させておかないのは、チャンスロスになり得るということです。
▼ リッチメニューは本当に大切か
「URLのリンクはメッセージで送っているから、リッチメニューは適当でいいでしょ」
そういったお考えの方は、下記の2点の視点が抜けていると思います。
まず、1つ目は「そのメッセージからクリックは発生しているのか?」という点です。
LINE公式アカウントでは、テキストや画像を使ったリッチメッセージなど様々な形でメッセージを送ることができます。
リッチメッセージなどの「視覚的に訴求できる」メッセージはクリック率は比較的高いのですが、テキストのみのメッセージのクリック率はリッチメッセージと比較すると驚くほど低いです。
メッセージ配信でテキストのみ(テキストの前後に画像を送るのも同様)のメッセージを送っているお店は、せっかく配信しているのにユーザーがアクションしにくい状況になっています。
次に「ユーザーの来店意欲や詳細を見たい欲求はいつ起こるかわからない」ということです。
例えば、ユーザーが「あのお店のウェブサイトを見たいけど、検索しても出てこない」という状況に陥った場合、「お店の情報にたどり着けない=来店に繋がらない」という結果になり得ます。
ここで、LINE公式アカウントのリッチメニューからウェブサイトに行けることを少しでも思い出してもらえれば、そういった離脱を防ぐことができます。
普段からよく使用するLINE上にウェブサイトや予約サイトのリンクを設置しておくことで、ユーザーの一瞬の欲求(見たい・知りたい・行きたい)に対応することが可能になります。
▼ リッチメニューはユーザー導線を一気にシンプルにする
実際にLINE公式アカウントを運用しているお店では、このリッチメニューから月に数十回のクリックが発生しています。
「ネット予約はこちら」といった、来店に近いユーザーでないとクリックしないようなメニューもクリックされており、無料で運用しているLINE公式アカウントから来店を作り出すことに成功しています。
また、テイクアウトやデリバリーサイトのボタンををメニューに表示させておくことも有効です。
各種デリバリーサイトは、お店のページにたとりつくまでの導線が長く、検索を止めたり、他のお店に心変わりしてしまうことも多く、離脱するきっかけを多く作ってしまいます。
ですが、LINE公式アカウントから直接お店のページに移動することができれば、離脱の可能性を大幅に減らすことができます。
また、リッチメニューのどこの部分がどれくらいクリックされているのかはPC/スマホの管理画面から見ることができます。
クリック率を把握することで、最適なメニューへの改修につなげていくことが可能です。
▼ リッチメニューはデザインも大事
リッチメニューを設置しておくことで、ユーザーのアクションを増やすことができます。
ですが、リッチメニューを設置しただけではアクションにはつながりません。
多くのユーザーは無意識的に、「デザイン」も見て判断しています。
例えばお店の色と全く違うようなデザインや、文字が小さく内容が詰まっていて見にくいリッチメニューはクリックするまでに無意識的に「クリックして大丈夫か?そもそもどこをクリックしていいかがわからない」という状態を作ってしまいます。
飲食店におけるリッチメニューでおすすめなのは、「アイコンを使用したシンプルなデザイン」です。
「スターバックス」のLINE公式アカウントは、さすが大手といったところでしょうか、すべての面で参考になるLINE公式アカウントです。
僕もリッチメニューやリッチメッセージの画像の配置など、毎回参考にさせてもらっています。
▼ リッチメニューを活用して、ユーザーアクションを増やしましょう
LINE公式アカウントはメッセージを送るだけでなく、ユーザーをお店に来店させるまでの重要な導線の一つです。
しっかりと運用することで、友だちになってくれたユーザーにとっても便利なものに仕上がります。
リッチメニューを使って、ユーザーアクションを増やしましょう。
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