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赤字から抜け出したければ、5Sをやれ!

本日もご覧いただき、ありがとうございます。

また、毎日の『スキ』や『フォロー』、本当に感謝、感謝です。

さて、ここでも仕事でも、私は「5S」「5S」と連呼しているわけですが、「今さら5Sなんて」と思っておられる方も多いのではないでしょうか。

事実、世の中には様々な改善手法があり、多くの企業がそれに取り組んでいます。

でもその反面、具体的な成果が出たり、思ったような結果が出た企業や職場が少ないのはなぜでしょうか。

実はこれ、すべて「5S」ができていないことが原因なのです。

今日は、そんな内容をお伝えしたいと思いますので、最後までお付き合いくださいませ。


どこから手をつけていいのか分からない

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例えば、あなたの職場が上の写真のようになっていたとしたら、まず最初にしなければならないことはなんでしょうか?

実際に多くの職場が、様々な問題を抱えて苦しんでいます。

私が今担当している部署も、モノが溢れて、置き場所もなく、しかも色んなモノが同じ場所に詰め込まれている状態でした。

そこのマネージャーと話をした時も、「問題がありすぎてどれから手をつけたらいいのか分からない」と言っていました。

でも、私の目にはその原因が見えていたのです。

様々な事象が絡み合い、問題を見えにくくしているが、一番の問題は本当の原因が見えていないことだと。

それを解きほぐしていくためには、まず状況を【整理】するしかありません。

上の写真のような状況であれば、必要でないものはさっさと捨てて、必要なモノだけを残すようにすれば良いのです。

ただ、多くの人たちは、それをやるのが面倒なので、やらないだけです(笑)。

でも実際にそれをやれば、ほとんどの問題は解決したも同然なのです。


ただ流れを見えるようにしただけなのに・・・

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今の現場とは違う部署ですが、そこを改善した時のことです。

全体の流れは把握できたものの、どこに問題があるかがよく分からなかった現場がありました。

「多分ここだろうなぁ」という目処は立っていたのですが、本当にそこなのかの確信が持てなかったのです。

そこで私がやったことは、流れを見え易くするために、レイアウトを変更して仕事の流れを見え易くしたのです。

ところが、仕事の流れが見え易くなった途端、後はもう何もする必要がなくなってしまったのです(笑)。

そう、レイアウトを変更した途端、問題は解決してしまったのです。

作業時間が短縮できただけでなく、メンバーそれぞれのスキルアップも進み、残業時間は前年比の半分になりました。

赤字だった部署は黒字化し、その後も単月では赤字になることもありますが、半期・年間では黒字化が続いています。

この事例は、私にとっても非常に勉強になったのと同時に、確信をもたらしてくれた出来事でもあったのです。


【整理】して問題のボトルネックを明確にする

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様々な事象が絡み合い、問題の根本原因を見えづらくしている時こそ、状況を【整理】して、どこにボトルネック(問題の根本原因)があるかを見つける必要があります。

QC(Quality Control:品質管理)手法も、IE(Industrial Engineering:工業工学)も、いや、改善活動や手法だけでなく、マーケティング手法も、マネジメントも、IoTや今言われているアフターコロナも同じです。

それを推し進めるためには、必ず問題点となるボトルネック(根本原因)が現れ、改善や改革を阻害します。

そしてその問題は、様々な要素が絡み合い、そう簡単には前に進むことはできないように見えます。

でもそれは、ボトルネックが明確に見えていないからなのです。

ボトルネックが何であるかが分かっていれば、それを解決するためにお金もマンパワーも注入できますが、それが明確でないままに動こうとすればするほど、全てがムダに終わることになるのです。

だからこそ、一番最初の状況の【整理】が何よりも大切なのです。


見える化できれば問題の80%は解決する

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問題点のボトルネック(根本原因)を見える化できれば、その問題の80%は解決したも同然です。

なぜなら問題が見えた途端、私よりもその場で仕事をしている人たちの方が、解決方法を知っているからです。

だから、その現場に入った時、私が一番にする質問はいつも決まっています。

「今、一番困っていることはなんですか? 今、一番面倒だと思っていることはなんですか?」

これだけです。

これを現場で聞くことで、おおよその問題点は摑めます。


問題解決は入り口から

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そして問題の解決は、必ず入口から紐解いていくこと。

やり易い処からするのでは無く、必ず入口から見て行くことが大事なのです。

なぜなら、入口から解決しなければ、いつまで経っても問題解決にはならないからです。

迷路を抜けようとするためには、その迷路に入っていかなければなりません。

迷路に入る前に、あれやこれやと対策を立てても、実際にうまく行くかは、やってみなければ分かりません。

だからこそ、以前お伝えしたYWTMを同時進行で、やって行くのです。

このやり方は、世の中の全てのことに通用すると、私は考えています。

全ての問題を、一気に解決できるわけではありませんが、時間をかけて、できることから始めれば、問題を解決できる力になります。

今もしあなたが、何かの問題に直面しているのなら、まずは状況の【整理】から始めてみられてはいかがでしょうか。

きっと解決の糸口が見つかると思いますよ。


ということで、最後までお読みいただき、ありがとうございました。


今日の一言
今日のタイトルは、先日私が上司に言った一言です(笑)。

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