いくつかの週末 第0週

※いくつもの週末/江國香織からタイトルをパクっています。

恋人と一緒に住むことになった。
年内くらいに同棲しようか、という話はしていたが、とある理由により予定が早まり、2ヶ月後には同棲を始めることになった。
とある理由というのはプライベートのことだから書かないだけで、伏線でもなんでもない。結婚とか妊娠ではない。

賃貸検索アプリで色々物色する。恋人はあまり物件にこだわりはなくて、自分の部屋がありさえすればいい! とのことだった。なので私が勝手に候補を選出して、恋人に送りつける形式となった。
私はこだわりが強い方だったので、ちょうど良かった。

私と恋人の休みがなかなか合わないので、一緒に内見に行くのは難しいと思っていた。しかしピンポイントで合う日がたまたまあったので、引越し予定日よりもかなり早い時期に内見に行くことにした。

私はインターネッターなので、狙っている駅周辺の不動産会社を調べ尽くし、Googleマップで星4以上の逆に怪しい不動産会社に連絡した。結果から言うと、星4以上は伊達じゃなかった。もし同じエリアで探す人いれば紹介したいくらい。礼金なんて払う意味ないお金ですからね、という暴論を放っていた。

内見は3件行ったけど、始めから3件目が大本命だった。恋人も私も3件目以外は流していた。

結局3件目の3DKのお家に決め、審査の申請をした。正直内見した日に手続きするとは思わなくて、少し不安になった。相見積もりとかしたほうが良かったかもしれないが、初期費用は想定より5万円安かったので、そのまま申し込んでしまった。私は少しお金を出せば解決できる面倒事は、お金で解決してしまう節がある。これはよくない。

審査を通すときに勤務先を伝えるのだけれど、ここが少し気にかかった。
というのも、なんとなく私は恋人に勤務先の会社名を伝えていなくて、ざっくりと業種や業界だけ伝えていた。手前味噌だが、私の会社は会社法で言うところの大会社にあたり、言ってしまえば婚活において有利に働く会社である。そんなことはないと思うけど、それを理由に付き合うのは嫌だったので、勤務先を伏せていたのだ。
まあ恋人は中学時代からの仲なので、そこまで神経質に隠してはいなかったけど。ネットで調べたら会社名出てくるくらいのヒントは伝えていた。

そんなところで当然のように審査は通り、入居が決まった。
結果的に予定よりも1ヶ月はやく入居することとなった。

気が向けば備忘録的に二人暮らしのエピソードを書く所存。もちろん恋人には無許可で。

サポートされると税金とかめんどいっす