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あるチンピラに脅迫された記録

 二〇二四年三月二十九日、神奈川県横浜市西区の出来事だった。なお、関係者に関しては伏せたうえで記載する。

 かねてより親交のある方と酒席の機会を設け、横浜駅西口繁華街の飲食店にて思い出話や他愛のない話をしたことは記憶をしている。その帰り道、常磐線に接続する東海道線に乗ろうと横浜駅へ向かっている最中だった。場所にあっては横浜市西区南幸一丁目地先の市道。もっとも通行人の多い週末の金曜だった。
 後ろから声が聞こえる。「おいテメエ」。「ガン飛ばしただろ」。「こっちこいよ」。「逃げんなよ」果ては「殺すぞ」などと暴言を吐かれたことを記憶している。
 私は酔っぱらいの戯言だろうと最初相手にしなかったが、様子がおかしい二人組みだった。明らかに敵意を向けているようだった。恥を承知の上で言えば生命に対する危機感を抱いた。幸い目の前に入ったのは神奈川警戸部署横浜駅相鉄口交番だった。

 口火を切ったのは私だった。「警察行こっか」と告げ、まっ直線に交番へ向かった。警察の目前でやり取りしてもらえれば事実関係が明らかになりやすいことを見込んだ。交番に入った時、かかるニ人組の片割れも入ってきた。「逃げんな」などと言ってた覚えがある。
 一連のことを警官に説明すると、まず警官は二人組みを外へ引き出した。その上で私は明確に処罰感情があることを伝えた。
 警官は半ば適当な応対であったが、私は一切二人組に対して暴力などを振るわず、また一方的に絡まれたことを知人が説明してくれた。

 処罰感情があることを伝えて、書式として体をなしていない告訴状のようなものを出した。当然受付されてないであろうが、私はこの二人組を許すつもりは一切ない。
 なぜ道を歩いているだけで因縁をつけられ、暴言を浴びせられねばならないのか。なぜガンをつけたなどと言われる筋合いがあるのか。すべてが理解できなかった。司法警察員である警察に捜査をさせなければならないと決意した。

 警察の交番内には防犯カメラがあり、また警官のいる前でやり取りをさせたことは当時の最適解であったと考えている。人目のないところでやり取りすれば、言った・言わないの水掛け論になることは火を見るよりも明らかだ。あえて警察官の大勢いる前で話をさせた。彼らは交番の前で喚き散らしていた。こんな仕打ちを受けなければいけないいわれはない。絶対に許すつもりはない。


 しつこいことは承知の上で、改めて処罰感情があること、そして告訴状を提出することを今日、戸部署へ連絡した。不幸にも昨日の警官は交代でいないというが、週明け月曜日には交代の警官がいるという。そこで再度話をした上で、かつ処罰感情があることを明確に伝えた。市民の権利を行使するつもりだ。言い逃れが出来ない場所で、一通りのことを陳述、述べさせたのはそれを見越してのことだからだ。
 手製の告訴状が受理される保証はない。また受理された後も、現場検証や事情聴取などがあることは理解している。それでも二人組を許すつもりはない。
 文末に断りを入れると、処罰感情以外のものはない。二人組に対して法に基づいた捜査がなされ、然るべき処分を受けることを望んでいる。そのため、示談金もいらないし賠償金も目当てではない。結果として私は東海道線の電車に乗り遅れ、常磐線の最終の土浦行き電車にも乗れず、その友人に迎えに来てもらうことになってしまい、多大な迷惑をかけてしまった。慚愧に堪えない。

 ◇ 最後に、相鉄口交番に内において証言していただき、そして茨城・土浦まで夜間送っていただいた知人に最大限の敬意と尊敬の念を申し上げます。ありがとうございました。
 今後捜査機関による適切な捜査が行われ、かかる二人組が法的な処罰を受けることを強く望みます。

 ◇反省点
 酒に酔っていたことは批判されることであろうこと。これは私の落ち度である。また、かかる脅迫を受けた時点で、脅迫の現行犯として私人逮捕し、警察署へ引き渡すべきであったと考えている。
 今後同じような目にあった時、最適解のうえで対応したいと強く反省している。

 かつての私であれば、売られた喧嘩は買うことを念頭に、おそらく法に逸脱した対応をしたことだろう。しかしもう分別がつき、失うものの大きい年齢となった。その場でできる内容では、あえて大人の対応ができたと信じている。

提出予定の告訴状

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