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人材派遣営業とかしていた。転職を重ねて身動きがとれなくなった精神障害者。

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  • あれこれ

  • 暇人寸語

    千葉日報社の有名コラムとは無関係です

  • 平成不況

    平成の不況と雇用を振り返ってーリストラ、長時間労働、バブル崩壊、残業...

最近の記事

[回顧録]=1 建機レンタル会社の営業マン時代

 ゆめゆめ、自分の人生を多く語ろうとは思わなかった。悪い遊びも覚えてきたし、なにより学生の頃より前は、ほんの一時期を除いてはあまり話したくないような思いばかりをしてきたから。とかく一種の”不幸自慢(あるいは苦労自慢)”になってしまう。だから、主に世の中に出てからのことを綴って行きたい。 ◇ 「売る」のではなく「貸す」商売  日頃街中の工事現場や白囲いの中でうごめいているショベルカー、現場事務所、仮設トイレなどの多くは、ほとんどが建機レンタル会社、いわゆるレンタル屋の借り物

    • 報道発表されない「制服の犯罪」 警視庁編

       警察と報道はかつて、対立の関係にあった。七〇年安保をめぐって日本経済新聞の記者が機動隊員に殴られたとき、サンケイを含めた全国紙さえ「機動隊員に殴られた日本経済新聞記者」の写真を載せ、警視庁に抗議を申し入れた。それもヒラの巡査や巡査部長相手ではなく、警視総監に対して。はるかな時を超えたいま、そうした権力と報道のやり取りは見れなくなった。 ◇ 2022年の警視庁管内不祥事、報じられたのはわずか9件  警視庁への懲戒処分者の情報開示請求は、私の思いを半分裏切りながらも通った。

      • 警視庁管内で起きた警察不祥事が何件報道発表されたか突合したんですけど報じられてない不祥事多すぎませんかね?????

        • 禁じられた食事の末路=2019年

           二〇一一年四月、富山、石川、福井、神奈川の四県六店舗で起きた集団食中毒事件で百八十一人が中毒を起こし、五人が死亡した事件から十三年になる。翌年には食品衛生基準の規格が改正され、生肉の類いは一部を除いて酒場から消えた。 ◇  ダメなものほどやってみたくなる。これをカリギュラ効果と呼ぶ。法律で規制され、一部の店でしか食べることができないあの食感と舌触りを思い出した。ぷるんとした舌触り。独特の歯ごたえ。そしてなんとも言い表すことができないレバ刺しの味を。あれを味わったのは二〇

        [回顧録]=1 建機レンタル会社の営業マン時代

        • 報道発表されない「制服の犯罪」 警視庁編

        • 警視庁管内で起きた警察不祥事が何件報道発表されたか突合したんですけど報じられてない不祥事多すぎませんかね?????

        • 禁じられた食事の末路=2019年

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        記事

          [ことば]=硫化水素

           無色透明の気体。空気より重く、沈む性質がある。活火山の火山性ガスとしても発生するが、石油工場などでも偶発的に発生することがある。  人体に非常に有害で、一〇ppmでは卵の腐ったような臭いを感じる。二〇ppm以上のガスに暴露すると嗅覚の麻痺が生じ、一〇〇ppmを超えると死亡リスクが高まる。五〇〇〇―七〇〇〇ppmで即死する。  二〇〇七―八年にかけ、トイレ用洗剤「サンポール」と石灰硫黄合剤、入浴剤を混合させ、浴室などの密室でガスを発生させて自殺する方法がインターネット上で広ま

          [ことば]=硫化水素

          [自殺者の遺書・遺言]=1 企業に散った戦士や勤め人たちの自殺遺書、遺言

           近年、厚生労働省の自殺報道ガイドラインの浸透により、自殺報道そのものを見聞きする機会は非常に少なくなった。明らかに自殺であるような鉄道での人身事故、飛び降り自殺などの報道でも、自殺という二文字がほとんど見えてこない。しかし、三十五年以上前にさかのぼってみると、新聞紙上では自殺者の遺書が要約した内容ではあるものの、たびたび記事に掲載されていた。本連載では、自殺者たちの遺書や最後の遺言を取り上げていく。 ◇ 「さよなら」と妻に告げ 丸紅飯田課長  一九七〇年六月四日午後一時

          [自殺者の遺書・遺言]=1 企業に散った戦士や勤め人たちの自殺遺書、遺言

          それは香川から始まった 硫化水素自殺流行の時代(2008年)

           酸性洗剤と入浴剤を混ぜて有毒ガスを発生させて自殺するー。いわゆる硫化水素自殺が流行り、社会問題となったのは今から十七年ほど前にさかのぼる。インターネット掲示板などを通じて「手軽に・楽に死ねる」方法として取り上げられ、自殺した人を助けようとした家族を巻き添えにしたり、ほかの住民を危険にさらすなどした事例が報道され、社会問題になった。警察庁の調べでは、二〇〇八年の一年間に硫化水素で自殺した人数は千五十六人に上った。 ■ 2007年3月 香川大生の自殺  〇七年三月六日午後一

          それは香川から始まった 硫化水素自殺流行の時代(2008年)

          [短信]鹿児島県警捜査情報流出 報道に感じる違和感 鹿児島中央署、捜査10か月放置には触れず

           鹿児島県警の現職巡査長が捜査情報をウェブ系メディアに流出させた疑いで八日、逮捕された。巡査長は九日、身柄を鹿児島地検に送致され勾留が決定した。報道各社の主な論調は、「県民の県警に対する信頼を裏切る行為」であるとして巡査長を糾弾する内容がほとんどだが、その裏で明らかになった鹿児島中央署の捜査放置問題などには一切触れられていない。  地方公務員法違反の疑いで逮捕されたのは、曽於警察署地域課の巡査長藤井光樹容疑者(四九)。県警本部の調べによると、藤井容疑者は県警公安課に所属して

          [短信]鹿児島県警捜査情報流出 報道に感じる違和感 鹿児島中央署、捜査10か月放置には触れず

          人身事故遭遇記(2023年10月24日)

           あの日はすこし残業をした日だった。客先まわりを終えて、伝票やら見積もりやらをまわした後に、品川を午後六時五十三分に出る勝田行きの中距離電車に滑り込んだ。夕方を少しまわった時間の電車はそれなりに客が多かったと記憶している。 ◇  記憶が正しければ、我孫子を過ぎたあたりで「先行の電車で異音を感知したため、この先この電車にも遅れが発生する可能性があります」と車内放送が流れた。この時はまだなにも気にしなかったが、取手を出たあたりで「お知らせします。先行の電車が荒川沖―土浦間を走

          人身事故遭遇記(2023年10月24日)

          記者クラブ加盟各社に思うこと

           「それじゃあ出ましょうか?」。「出よう、出よう」。ぞろぞろと腹を立てた新聞記者が全員出払ってしまい、首相は一人孤独に物言わぬテレビカメラに話し続けた。今から五十二年も前に遡る。佐藤栄作首相(当時)は沖縄返還をめぐる報道などがよほど気に入らなかったのか、七年にわたる長期政権の最後に新聞記者たちに絶縁状を突きつけた。いわく「新聞記者の諸君には話をしないことになっている」と。やみくもな喧嘩をふっかける首相の態度には呆れるばかりだが、それを買った記者たちには呆れではない感情を抱いた

          記者クラブ加盟各社に思うこと

          あるチンピラに脅迫された記録

           二〇二四年三月二十九日、神奈川県横浜市西区の出来事だった。なお、関係者に関しては伏せたうえで記載する。 ◇  かねてより親交のある方と酒席の機会を設け、横浜駅西口繁華街の飲食店にて思い出話や他愛のない話をしたことは記憶をしている。その帰り道、常磐線に接続する東海道線に乗ろうと横浜駅へ向かっている最中だった。場所にあっては横浜市西区南幸一丁目地先の市道。もっとも通行人の多い週末の金曜だった。  後ろから声が聞こえる。「おいテメエ」。「ガン飛ばしただろ」。「こっちこいよ」。

          あるチンピラに脅迫された記録

          ご批判に対する見解

           先般公開しました記事(https://note.com/fooooofox/n/nab2538fb3094) につきまして、次のようなご意見を頂戴しました。  「厚生労働省の自殺報道ガイドラインを見てください。従ってください」(本文要約)。 ◇ 筆者から  ご指摘は真摯に受け止めます。しかし、現時点で去るガイドラインを従った記事の内容に編集する予定はありません。  筆者は、当時起きた事件とその後の自殺傾向などを情報源つきで掲載し、①いつ。②どこで。③なにが起きたのか

          ご批判に対する見解

          先日、「自殺報道ガイドラインを守ってください」というご意見をいただきました。 ご意見承ります。 ですが違和感をどうしても感じます。 自殺という2文字を自死とか急死とか亡くなるとか、言葉遊びのように弄ぶことは、自殺対策になり得ると思いますか?

          先日、「自殺報道ガイドラインを守ってください」というご意見をいただきました。 ご意見承ります。 ですが違和感をどうしても感じます。 自殺という2文字を自死とか急死とか亡くなるとか、言葉遊びのように弄ぶことは、自殺対策になり得ると思いますか?

          時折、「自殺報道ガイドラインに沿ってない」という批判をいただきます。 確かにその通りです。 目立つように配置しない。センセーショナルに書かない。手段を表現しない。場所の詳細を伝えない。写真、ビデオ映像、デジタルメディアへのリンクなどは用いないこと。 私はマスコミじゃないので…

          時折、「自殺報道ガイドラインに沿ってない」という批判をいただきます。 確かにその通りです。 目立つように配置しない。センセーショナルに書かない。手段を表現しない。場所の詳細を伝えない。写真、ビデオ映像、デジタルメディアへのリンクなどは用いないこと。 私はマスコミじゃないので…

          「月夜」の影 〜埼玉・入間市3人心中〜 ネットと自殺

           二〇〇三年二月十一日、埼玉県入間市のアパートで、男女計三人が死んでいるのを、栃木県内の女子高校生=当時(一七)=が発見した。折しもその年の自殺者は、三万人を超えて戦後最多を記録した。三人はいずれもインターネットの掲示板を通じて知り合った、面識のない人たちだった。 ◇ 「本気の方お待ちしております」  現場は西武池袋線武蔵藤沢駅から南西の住宅街で、入間市下藤沢五の八の三のアパートだった。住民は住んでおらず、部屋はいずれも施錠されていなかった。自殺したのは、同市内の無職の男

          「月夜」の影 〜埼玉・入間市3人心中〜 ネットと自殺

          「アストシティ阿見」は本当に便利か

           少子高齢化による人口減に歯止めがかからない。「一年で千葉県船橋市が一つ消える」ほどの人口減少社会の中、首都圏郊外の茨城県阿見町だけが転入が増えている。平成初期から四万人台で推移してきた同町だが、令和四年の人口移動報告では全国で最も人口が増加した町となった。宅地開発も進み、不動産デベロッパーが宅地開発を手がけるなど、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで、七年度の市昇格を目標している。その中で現在行われているのが不動産会社ノーブルホーム(福井英治社長、茨城県水戸市)の「アストシティ荒川本

          「アストシティ阿見」は本当に便利か