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成長の実感≒モチベーション

こんばんは。靴手鳥です。

今日は外部の方をモデル様として学校におまねきし、その方に靴を製作するという授業の接客日でした。

対人がとても苦手な私はそういう日の前日は寝付けなかったり、夜中に何度も起きてしまうのですが、今回も例にもれずそんな夜を過ごし、緊張の一日を乗り切り、今は気を抜くと目が閉じてしまいそうです(笑)。

もちろんモデル様の対応をしているときは緊張でいっぱいなのですが、それでも二度目のモデル様への製作である今回は、前よりも少しうまくできているような気がして、今日はそれが良かったなと思います。

前回の初めてモデル様に靴を製作する授業の時は、緊張しすぎてお聞きしなくてはいけない情報を聞き忘れたり、自分で必要だと思って靴に着けた機能が本当にモデル様に合っているのか、効果があるのかどうかを確認し忘れるなど、いろいろなポンコツをやらかしました。


今回、前回の反省を反映できたのは、きちんと前回の製作に向き合う機会があったからだと思います。というのも私は夏に、いろいろなめぐりあわせの結果ほんとうにありがたいことに、学会にて発表する機会をいただき、前回の製作について発表をしました。

学会で発表するために、先生方のアドバイスのもとで自分一人ではできないほど自分の製作全体を細部までふりかえり、整理することができました。そしてその結果が今回の接客だったと思います。

もちろん今回も完ぺきだったわけではなく、すでに気遣いが足りなかったな、もっとこうするべきだったなと反省が浮かんでくるのですが、それでも前回よりは格段に良くなっていると実感できます。

前回は何ができていないのかもわからないまま納品を終えてしまったような状況だったので、よけいに経験するという第一歩と、経験を自分の中で消化し成長しようと努力するという二歩目の大切さをひしひしと感じます。

正直、いつも新しいことを習い、カリキュラムに引きずられるように過ごす日々の中で、自分は上達しているのか、なにも身についていないのではないかという不安は常に抱いています。でも今回のことは、とりあえず一歩は進めているんだという安心になったし、自信にもつながる感覚だと思います。

今日は仮合わせという木型があっているかどうかという確認の日で、靴づくりというよりは靴を作るための下ごしらえの最終確認の日だったので、靴を作るのはまだまだこれからです。モデル様に

「この靴を履いて出かけたい。あの場所に行きたい。」

と思っていただけるような素敵な靴になるよう、頑張りたいです。


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