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「試合中に選手が笑顔で会話をしてる」 何を話してる?


試合は真剣勝負。いつも必死です。

しかし、時折ピッチ上で選手同士が笑顔で会話を交わしているシーンを見たことがありませんか?

観ている方々の中には、何を話しているのか気になってなんだかワクワクする人、試合中なのに何笑ってんだ!と苛立つ人、様々いると思います。

一体何の話をしているのか。

今回は、そんなくだらない話を少しだけさせていただこうと思います。タメになったり、参考になる話はほとんどないと思いますので、気になる方だけ読んでいただければと思います。

まず、対戦相手同士で会話しているシーン。

意外と見かけますよね。あれは過去に同じチームで戦った仲間との再会を喜ぶシーンがほとんどだと思います。

「久しぶり!元気?」なんて他愛もない一瞬の会話で思わず笑みが溢れてしまう、選手としても心温まる瞬間です。

試合の展開やスコア状況にもよるのですが、それでもやはり戦友との再会は嬉しいものです。

しかし、色々と観ていると「あれ?この人たち、どのチームでも被ってないよね?知り合い?」みたいなパターンもあると思います。

他の記事でも何度もお話していますが、この世界は本当に狭い村社会です。直接的な接点がなくとも、仲介人が同じだったり、共通の友人選手を介して仲良くなったり、通っているジムが偶然一緒で...みたいなことが割と普通にあるのです。

一見どこにも接点が見当たらないような選手たちであっても、それが再会のタイミングだったりする場合もあるわけです。

さらにいうと、全く面識のない人に突然話しかけてくる選手も意外といます。僕は自分から話しかけるタイプではないのですが、試合中に初対面の選手から話しかけられた経験が何度かあります。

「〇〇監督どう?」とか「練習キツい?」なんて突然声を掛けられるものですから、正直ビックリもしましたw

もしかしたら気を散らす作戦だったのかもしれませんが、同じ業界にいる「サッカーファミリー」として気さくに声を掛けてもらい、次の再会を楽しみにまた頑張る、みたいなことも結構素敵だななんて思ったりもします。

また、同じチームの選手同士の会話でもクスッとしてしまうことが時々あります。

例えば、ファールを受けて痛がっている味方選手に「実はそんなに痛くない?」「マジで痛い」みたいな会話が聞こえてきたこともあります。

シュミレーション的なプレーに賛否両論あると思いますが、ある程度であれば「したたかな個人戦術」として面白く扱われるような気もします。

これが良いか悪いかは今回は置いておいて、こんな会話も実はされてるよ、というお話です。

他にもレフリーや相手のコーチングスタッフ、ボールボーイなど、よく観ていると意外とにこやかに会話するシーンが沢山あると思います。

冒頭にも申し上げましたが、これについては良いと思う人もいれば、真剣味が足らん!と考える人もいるかと思います。

個人的なことを言うと、僕はこの瞬間が結構好きです。確かに試合は真剣勝負で必死なのですが、その中にあるフレンドリーさというか、大きな枠での仲間のような感覚が、サッカーの素晴らしいところだとも思っています。

激しくぶつかり合って一瞬喧嘩になりかけた次の瞬間に、お互い冷静になり握手を交わす、みたいな光景が割と好きなシーンだったりもします。(そのまま本当に喧嘩になるケースもありますが...)

大の大人が本気で喧嘩したり、抱き合って喜びを共有するなんて、サッカーを通じてだからこそ起きる素晴らしい瞬間だと思っています。

今回お話した和やかな瞬間も、これらのサッカーの素晴らしい部分の一つだと考えています。

色々な見方があると思いますが、これからも心温まる瞬間を楽しみに、真剣勝負の試合やトレーニングに励んでいきたいと思います。

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