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春休みの準備が1年を決める

新年度が近づきドキドキ、ソワソワしていませんか?

今回は、4月に担任を受け持つことが決まったら、やっておきたい事前準備をご紹介します。

これをやっておくかどうかで、新学期の安心感が変わります。

あくまでも私のやり方ですが、よかったら参考にして新年度準備に役立ててください。

この準備が1年を通して自分を助けてくれるはずです。

春休みにやっておくこと

まず、 A4のノートを用意し、最初のページにクラス名簿を貼ります。

これが、1年の要になる【クラスノート】となります。

A4のノートは、B5やB4のプリントがはみ出さずに貼れるのでオススメです!

では、このノートを使った事前準備を紹介していきます。

1. 学級経営の指針を決める

数年前担任したクラスの例

担任としてこの1年、こんなクラスにしていく!という学級経営の指針となるものを決めます。 


① 【クラスノート】に、自分が思い描く理想のクラス像を、思いつく限り書いていきます。
(学級経営のビジョンマップをつくるイメージ)

② その書き出した理想像のキーワードをもとに、覚えやすいスローガンを考えます。

このスローガンを学級開きの学活で発表します。

学級目標は生徒と一緒に決めていきますが、それとは別に、担任の思いとしてこのスローガンを伝えています。  

💡ポイント💡

スローガンを教室の目につくところに貼り

1年間、事あるごとに生徒と一緒に確認する

2. 黄金の3日間のシナリオをつくる

先程の【クラスノート】の続きに、黄金の三日間のシナリオを書いていきます。

① 登校してから下校までの生徒の動き(タイムテーブル)を書く

②その場の注意事項を書き加える

例えば、

【生徒が全員こちらを向いてから話し始める】

【始業式の体育館への移動の時に〇〇な状態だったらやり直しをさせる】

【忘れ物をした生徒にはこう対応する】

など、起こりうる事態を想定しておきます。

💡ポイント💡

生徒の動きや反応を、脳内で具体的にイメージしながら書く


③ 学級開きで話す内容をWordで作成し、貼り付ける

Wordで作成することで、編集もしやすく読みやすくなります。

また、次年度もその原稿を元にしてシナリオを考えることができます。


④ 連絡事項・配布物・回収物を整理して書く


配布物や回収物がとにかく多い3日間です。

モレのないように、

いつ・誰が・どのように配布・回収するのか

すぐに確認できるように大きめの文字で書いておきます。

3. 生徒カルテをつくる

【クラスノート】の半分より後ろに、生徒一人ひとりの個人情報を記入したカルテをつくります。

① 【クラスノート】の後半にインデックスシールを貼る
※すぐに開けるようにしておきます

② 1ページに1人づつ生徒の名前を書く

③ それぞれのページに、その生徒についての申し送り事項などを記入する

1人1ページなので、4月当初は白紙に近い状態になります。

ここに日頃気づいたことや、懇談で話すことなど、どんどん書き加えていきます。

💡ポイント💡

個人情報を書き込むので、ノートの取り扱いには十分注意する

4. 学級通信を5号までつくる

始業式に配布する学級通信はもちろん、当面の学級通信のたたき台を作っておきます。

学級目標など始まらないと決まらないものなどは、枠組みだけを作ります。

《載せておきたい内容》

・担任の所信表明 
・担任の自己紹介
・保護者への挨拶
・クラスのスローガン
・学級目標
・当面の日程
・時間割
・提出物一覧

新学期がスタートしてしまうと、とにかく忙しいです。
あらかじめ通信の枠組みだけでも用意しておくと余裕が生まれます。

また、日程など書いていく過程で頭に入っていくので、見通しを持って新学期を迎えられます。

最後に

私はいつもこのノートに助けられており、歴代のノートは財産となっています。

同じ学年を受け持つ時は、パラパラと見返すだけで新学期の備えになります。

これを参考に自分なりのやり方を見つけていってみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

どなたかの参考になれば幸いです。



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