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Jewel&Helm Shops (Vintage)

2023年現在では、ヴィンテージのワークショップデッキは逆説ティンカーを混ぜたジュエルショップが主流となっている。
しかし、私が好きだったのは、ゴロスショップスにヘルムコンボとマリットレイジを入れた「コンボショップス」であった。
↓コンボショップスの詳細↓

そこで、ジュエルショップにヘルムコンボを組み込めないかと試行錯誤したところ、このようなデッキとなった。
この記事では、純正ジュエルショップとの違いを説明する。
※指輪物語より前のデッキのため《一つの指輪》は入っておりません

ヘルムコンボ入りジュエルショップ
第一回ヴィンテージ中野交流会Top4
2023年6月17日

デッキリスト

マナ源(28)
4 Mishra's Workshop
4 Ancient Tomb
3 Urza's Saga
2 Otawara, Soaring City
1 Tolarian Academy
1 Mox Pearl
1 Mox Sapphire
1 Mox Jet
1 Mox Ruby
1 Mox Emerald
1 Mox Opal
1 Mana Crypt
1 Black Lotus
1 Mana Vault
1 Sol Ring
4 Grim Monolith

クリーチャー(4)
2 Phyrexian Metamorph
1 Displacer Kitten
1 Lodestone Golem

呪文系(7)
1 Ancestral Recall
1 Time Walk
1 Tinker
4 Paradoxical Outcome

置物系(21)
1 Mystic Forge
1 Karn, the Great Creator
1 Trinisphere
4 Coveted Jewel
1 Time Vault
1 Manifold Key
1 Sensei's Divining Top
1 Bolas's Citadel
2 The Mightstone and Weakstone
2 Defense Grid
4 Leyline of the Void
2 Helm of Obedience

Sideboard
2 Wurmcoil Engine
3 Thought-Knot Seer
1 Mycosynth Lattice
1 Ensnaring Bridge
1 Pithing Needle
2 Hullbreacher
1 Portal to Phyrexia
1 Phyrexian Metamorph
1 Island
1 Otawara, Soaring City
1 Repeal

①《Force of Will》の代わりに《防御の光網》を使用

純正ジュエルショップは《FoW》を入れるが、このデッキ
はヘルムコンボを入れるために青いカードを削っている
ため、代わりに《防御の光網》を使用している。相手の
キラーカードを打ち消せないのは苦しいが、かつての
「カーンフォージ」と呼ばれたデッキも《光網》で相手
の妨害を防いでコンボを決めていた。《無のロッド》など
の置物は《大田原》で対処すればいいという考え方である。

②ブッパに成功したらヘルムコンボ決めてしまえばいい

このデッキの勝利手段はほぼヘルムコンボ。《修繕》で
《Helm》をサーチしてワンキルすることも珍しくない。
《切望の宝石》と《変形者》や《仔猫》によってブッパ
に成功したら、後で引いた《虚空の力線》は《切望の宝石》
で素出しすら可能。そういう具体的な瞬殺手段があると、
プレイするのも楽であると感じる。

③サイドボードに《難題の予見者》

このデッキは「カーンフォージ」同様、相手がフェアや
青系コンボであった場合は、サイド後は《難題》でハン
デスしながら殴る形に持ち込むことを考えている。純正
ジュエルショップのように《FoW》の方が万能であると
言われてしまえばそれまでだが、青系のカードを減らせ
ば色事故が少なくなると感じている。

④バウンスで置物を対処

《FoW》を入れていない以上は、《無のロッド》や
《ラヴィニア》などにはバウンスで対抗するしかない。
《大田原》や《撤廃》などバウンスをメインとサイドに
入れている。特に《大田原》は青マナ源の土地としても
使えるため、小回りが利くが、起動コストが4マナと重い。
かの「カーンフォージ」が《爆発域》などで置物対処
していたことを考えると、バウンス打つためには土地を
多めに引いてマナをある程度確保するしかない。

⑤使用所感

純正のジュエルショップと比べた利点は、やはりメインの
《虚空の力線》が《Bazaar》系のデッキにメインから対抗
する手段となることである。ドレッジやピッチフヴァイン
に加え、ブリーチデッキにも刺さってくれた。

相手がイニシアティブ系のデッキの場合は、やはり純正の
ジュエルショップのようにメインに《変形者》4枚、《島》
1枚積んでいた方が強い。このデッキは、イニシアティブ
よりも《Bazaar》相手にした場合に重点を置いているので、
その辺は仕方ないと割り切ることにした。イニシアティブ
に当たった時は、メインはヘルムコンボで勝利し、サイド
ボードで《変形者》と《島》をインすればいい。

オース相手には、《オース》を打ち消せないものの、ヘルム
コンボや《光網》置いた上でドローブッパして勝利すること
はできる。どちらが先にコンボを決められるかの勝負だと
割り切ればいい。オース側は除去も豊富で、相手にすると
苦しいが、そこは引きの運と噛み合いで何とかするしかない。

相手が純正のジュエルショップやアグロショップの場合は、
引き運以外の何でもないと感じている。マナ源の確保と
コンボへのつながりを先に手に入れた方の勝ち。

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