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傷心デジタルデトックス~スマホを持たずに箱根に行ってみた~

 去年の11月に途中まで書いてたのだが、この記事書いてるのも、「デジタルデトックスじゃなくね?」といきって、投稿をやめてました。最近は、デジタルデトックスの魔法が解けちゃったので、投稿しなおします。過去の俺すまん。

~前回までのあらすじ~
時は、遡ること一か月前。キャンプで、いいなと思っている女の子に、「吊り橋効果」を実践しようとした、元心理学科のフォレストナイト君。夜に肝試しを決行し、大成功と思いきや、

逆に自分が恋に落ちてしまう。


そして、キャンプのメンバーでボーリング!ウキウキしてたら、その子は別の人と恋に落ちていましたとさ。

というわけで、箱根に行ってきました。


 実は、もう一人この旅には、連れがいた。中〇君だ。中学校からの友達。大学では、オールラウンドサークルに入るという、華麗な大学デビューを果たしたが、雰囲気が合わずに、一年で辞めたそうだ。
そして、彼は単純に意識高い系である。最近は、「エッセンシャル思考」と「エフォートレス思考」にはまっている。
 最近、水族館に行き、気になる子に告白したが、振られたそうだ。彼曰く、「障害となるものが、なくなって仕事に集中できるからよかった。」とのこと。どこまで、エッセンシャルなんだ!!

デジタルデトックスをやってみてよかったこと!


1 当たり前の幸せ~絶対遅刻できない~


  連絡が取れるのは、当日の朝までである。俺は普段、時間通りに行くことはない。必ず2~3分は遅れる。中学生時代からの習慣なのだ。(中1で遅刻した時、体育教師に胸倉つかまれたときには一時的に治った。)
しかし、今回ばかりは、絶対に遅れられない。なぜなら、遅れて、会えなかたら今回の旅は成立しないからだ。
もちろん、待ち合わせは、都民の星、「いけふくろう」だ。「ハチ公」をチョイスしないところから、生粋の都民でないことは想像してほしい。

 そして、案の定約束の時間を2~3分すぎる。会うときは、ちょっと緊張した。なんだろうこのソワソワ感。それはまるで、マッチングアプリの待ち合わせのようだ。昔、いけふくろうで待ち合わせした、あ〇みちゃんかわいかったなあ。



 そして運命の瞬間。全身黒をベースでまとめ、いけふくろうにクールに寄りかかるやつといえば、

中〇だ!!!


お互い、満面の笑みであいさつを交わし、ハイタッチを交わすほどだった。
そう、会えるだけでうれしくなるので、それだけでもやってみる価値はある。

2 デジタル化のありがたみを実感。~切符~

箱根湯本までの値段は、1900円か・・・。そう、10年ぶりくらいに、切符を買い、値段を調べる必要があるのだ。乗り換えアプリはもちろん、モバイルパスモも使えない。
「ピッ」
中〇は、普通にSuicaで通り過ぎていた。
「それ、デジタルだろ!!!!」
指摘すると、〇尾は、
「スマホを使わないことが目的でしょ。じゃあ、Suicaは便利だし大丈夫でしょ。」
確かに、どこまでエッセンシャルなんだ!!!!

3 直感力が磨かれる。


箱根湯本駅に到着!
さて、行くか!
・・・・・情報がないのだ。
俺らの中で、「ダンジョンマップ」と呼んでいる箱根駅に「バン!」と大きく構える地図を見る。
・・・・・。
「とりあえず、温泉まんじゅう食べるか!」
予想できる、いつも通りの味だった。満足感はない。


適当に歩いてたら、「モンブランアイス」たるものを発見。


もっと、細くて細かい感じ


これは・・・・うまい!


後で調べたら、最近はやりのスイーツらしい。

直感で見つけた感動、ちょっと自分たちが誇らしくなった。


昼ごはんは、あえて次の駅の「宮ノ下」駅で食べよう!ということになった。もしガイドブックをもっていたら、大涌谷とか海賊船とか、インスタ女子が行くようなところに行っていたと思う。

宮ノ下駅に到着!
客層も、上品なシニアたちや、俺ら通だぜと言わんばかりのカップルなどがいた。
降りて、数歩歩くと、開店前から行列ができているお店が。これはわかる。

インスタかぶれが行く店やwwwwww


おれと中〇は顔を見合わせて、ニヤリと笑った。悪いな、俺らには、直観力があるのだ。
行列を尻目に、意気揚々と、坂を下った。


本当に落ち着いた町だった。箱根から少し離れるだけでもこんなに雰囲気が変わるのか。箱根湯本は、昔ながらの町というか、時代がとまっているというか、レトロな雰囲気があったが、宮ノ下は上品でどこか前衛的な雰囲気も醸し出していた。

直観力がなかなか働かず、
結局、最初のインスタかぶれが行く店に帰ってきた。
「1時間お待ちいただくことになりますね…。もしよければ、お電話しましょうか。」
「・・・電話。」

電話が使えないのだ。

腹は減っていたが、泣く泣く、次の目的地に向かった。「強羅」だ。
確か、大盛のオムライスを食った気がする。

4 写真を撮らない幸せ~スマホ画面から見るな、己の目と心で見よ~


おれは、箱根でどうしても行きたい場所があった。「仙石原のススキ」だ。
「日本の絶景パレット100」に乗ってて、ぜひ見たいと思っていた。

そして、出会った。光るたくさんの命に。

もちろん、スマホないから俺は撮ってないで(フリー写真お借りしてます)

周りの人間が、カメラ越しに、光るススキを見る中、ただただ広がる風景を見る二人の男。それだけで、優越感に浸れた。


5 暇な時間を、スマホで埋めない幸せ


ゲストハウスみたいなとこで、中東系の方がホームパーティーを始めているカオスな空間だった。コミュ障二人はすぐに、自分たちの部屋に避難。
多分ここで、インスタかぶれたちは、ネットに箱根スイーツをのせるだろうが、俺らは、
ただ、秋の夜長に、川のせせらぎを聴きながら、ほのかに光る箱根湯本を眺めていたのだ。





6 予想できない旅~人生とは答えのない長い道のりである~

ゲストハウスのおっちゃんに、おすすめの観光地を聞いた。
「それなら、沼津がいいで。魚がうまい。」
沼津・・・?普段なら、グーグルマップや乗り換えナビで大方調べるが、そのときは、箱根のお隣さんなのだろうと想像していた。

次の日、バスで、箱根関所目前の場所まで行くが、乗り継がないと行かないらしく、一時間に一本のバスを逃してしまう。
「あぱー」ってなっているとき、見つけたカフェがとてもいい感じのとこだった。

箱根関所を抜け、さらに電車で1時間。

いや、めっちゃ遠いやんけ!!


ただ、途中で三島スカイウォークで、ターザン的なことしたり、沼津の海鮮丼がうまかったりと、


スマホを持ってたら確実にしないであろう旅になった。



最後にデジタルデトックスのデメリット


2日間放置した、あいふぉーんとの再開。

友よ。職場仲間よ。おれを狙いし女子たちよ。待たせてごめんな。

ウキウキしながら、何件きたかなあとみてみたら、



ラインニュースだけでした。


まとめ
特に、大した連絡がこない同志は、2日間、いや何日でもデジタルデトックス旅行に行こう!

SNSで、承認欲求を求めている暇があったら、ぜひ旅に出てみてほしい。
リア充のあっち側の方々は、半日買い物とかに行くときに、おうちにスマホを置いていくだけでも、結構なリフレッシュになるので、ぜひやってみやがれ。



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