源「じゃあ、歩いて行こっか。」

花「うん！ちょうど私も歩きたい気分だったの！私のお散歩コース教えるね～」

マジでいい子です。

寒かったけど、歩くうちにあったかくなってきた。絶景ポイントや、川沿いの店とかも教えてくれた。

話していたらスカイツリーについた。正確に言うと、スカイツリーの隣のビルについた。

源「！？！？！？」

花「実は、ここ穴場なんだよ！」

エレベーターで４０回くらいに行くと、スカイツリーには程遠いが、めっちゃいい景色が見えた。

源「確かに、ここ穴場だね・・・！」
花「ね、無料でこれだけ見れれば十分でしょ！」

その言葉で俺は確信した。

この子価値観絶対合うわ。

すみだ水族館に行くことにした。
源「実は、公務員割引使えるんだ。ちょっと受付で買ってくるわ！」

花「ええ！すごいね！」

一人４００円くらい安くなった。俺からしたらでかい。

知る人ぞ分かる、ペンギンゾーンの恋愛相関図みたいなのが置いてある。
んで、この子はどの子だ当てゲームという無謀なことをした。だが、これが楽しい。
多分カップルペンギンであろう二匹が、ラブラブプレイを始めた。

ソラマチに行った。
花「私、職場に買いたいお土産あるの！付き合ってもらっていい？」

ぶっちゃけ、これが長かった。こだわりがめっちゃ強くて、５軒くらいはしごした。

若干疲れたが、ちょっと早い夜ご飯を食べることにした。
花「ここは私が出すよ！」

毎回俺７割、花ちゃん３割くらいで調整してくれてる気がする。いい子だ。帰り道のスカイツリーも輝いてて綺麗だった。

源「よかったら、今度初詣行かない？」

花「実は、年始忙しいんだよね～」

あれ、詰んだ？ｗｗｗ

源「そっか～ｗｗｗｗ」

花「また、連絡するね！」

源「はーいｗｗｗｗｗ」

帰りの電車で考えた。

何がダメだったんだ。

浅草の食べ歩きで、抹茶のやつ並ばなかったから？
水族館ではしゃいだから？公務員割引使ったから？
買い物中、若干疲れた顔見せたから？
歩きを選択したから？

悶々と２日間くらい過ごしていると、

「ごめん、今シフト分かった。○日と○日空いてるんだけど、どうかな？」

花ちゃん・・・。

君は、「察して女子」じゃなかったんだね！泣

何度も言っているが、「シフト確認します！」「空いている日あったら連絡するね」は男性にとっての拷問だと思う。逆もしかり。

察して女子に告ぐ。

花ちゃんを見習え！！！（お前は何様？）

三回目のデートに続く。