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僕の善意が壊れていく前に

月曜の朝はメンタル的にしんどい。

体力的にしんどいのはいつだと聞かれたら、

個人的には木曜の夜だ。特に今日は思考も止まっていて、ネガティブモードだった。

思考が死んでるので、花金だけと決めているこいつを食らってしまった。

死んでる脳を起こしたかったのかもしれない。目が虚になりながら、辛そうなラーメンを注文。うまく食えない。汁が机にたれてしまった。



インターン生に色々教えていると、

自分は本当にお手本になれているのか?

反面教師ではなかろうか?

「正しい」ことを教えられているのか?

正しくあろうとして、自分軸が定まらず、どんどんブレていく感覚もたまにある。


価値観が人と違った時、俺はなかなか自分の意見を曲げられず、押し通してしまうこともある。

まさに、伝統VS開拓で、少数派でぶち進んでるプロジェクトもある。


脳死状態で、さらに、餃子とライスを注文する。

俺は基本的に合理的に物事を進めることが好きだ。
ただ、効率化を求めすぎて、大事なことを忘れることもあるのではなかろうか。

ラーメンを食べすすめていると、呪術かいせんのエンディングが流れてきた。

僕の善意が壊れていく前に
君に全部告げるべきだった

崎山蒼志「燈」

呪術かいせん0も、玉折編も見たからこそ、夏油の苦悩も痛いほど伝わる。

自分の理想の「正義」は、誰かの「悪」になっていることもあるのだ。

もちろん俺も入社一年目は、丸かった。丸い方だったくらいにしとこう。

しかし、腐った上からの膨大な仕事量にうちひしがれたり、
理不尽な悪質クレーマーに90度の謝罪をしたり、陰口を言われたり、
正しいと思っていた正義が曲げられたり、
心が死んでる時にせんべいの食べ方をお節介ババアに指導されたり、
「お前なんかやめちまえ!」と罵られたり。

どんどん俺の善意は、悪意に染まっていった一年目だった。

俺は学んだ。この世界で生きていくためには、ある程度の嘘や悪意や偽善も必要だということ。

色々過去のことを考えながら、餃子を死んだ目で食べていると、ふとスマホに燈が灯った。


去年、結婚でこの職場を去った後輩女子だ。そう、よくブログに出演するマッチングご指導女子だ。
お堅い人間が多い中で、同じようなタイプなので何かと気が合った。

一度別の主任と後輩女子と、チームを一緒に組んだが、俺が納得できなかった部分も色々あったので、まあそんな感じだ。
嬉しいこと言ってくれるじゃねえか後輩よ!


うん、やっぱり、自分のやり方は通そう。

例え、その業界からしたら、煙たがられるようなことだとしても、俺の信念で、仕事が精撰され、救えたり気持ちが楽になったりする人もいる。

やっぱ俺のやり方をインターン生にも教えよう。刹那的な業界の世渡り方より、長いスパンの人生を生きていくためには、俺の考え方が絶対大事だ。


最後の一つの餃子は、ちゃんと肉の味がして、めちゃくちゃ美味かった。


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