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日本の教育費に関する考察

日本は教育にもっとお金をかけるべき👍
↑という主張を同業者からもよく聞きます。

もちろん教育は国の根幹を支える重要なモノなので、しっかり予算をとるべきだと考えてます。
現在の文部科学大臣である萩生田氏の後援会活動に参加した経験があるので、萩生田氏がどれほど教育予算をとるために尽力されていたのかを肌で感じてきました(文部科学の政務官時代)

実際に小学校35人以下学級(本来は30人以下を目指していたが財務省が首を縦に振らなかった。また、中学も35人以下を目指してたが財務省ストップにより見送り)の法案やギガスクール構想を可決させるなど、大活躍しています。

教育予算を代議士が懸命にとっているのにもかかわらず、なぜ予算が少ないと批判されるのでしょうか。

その主張の根拠とされているソースは主に対GDP比率における予算です↓↓↓

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日本は対GDP比をみると、教育予算が少ないという指摘があります。

では、逆にGDP比で多くの予算を組んでいる国も見てみましょう。

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この順位だけをみると、「対GDP比の高さ=教育の注力度」とはいえないのでは?と考えます。

さらに精査してみるとそもそも、教育支出は世界基準でみても遜色ない水準です。(財務省HPより引用)

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さらに日本の教育水準は常にトップクラスです。

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総合力で考えると、昨年度のpisaテストの結果は、世界で1位というデータもありました。

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ちなみに私の住んでいるカンボジアは、ワースト3でした。しかし、受けたこと自体素晴らしい。pisaテストの結果は、下に2カ国あったという報道だけされたようです。
次に、教員の給与についての比較もしてみましょう。

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物価の影響もあるので一概に比較できませんが決して低くありません。

色々なデータを見ていく中で、最も興味深かったのは児童生徒数と教員数の推移です。

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少子化により、児童生徒数の減り方と比べて教員数の減り方は緩やかです。
これは、今東京都では音楽、図工専科だけでなく、算数、理科、英語専科も配属されつつあります。

特に英語専科はこれから増えていくでしょう。

まとめ

今回は日本の教育予算について様々なデータを紹介しました。教育予算に対する批判をすることも教育現場をより良いものにする為に必要かと思います。しかし、批判をする前に、教育に対して真剣に考え、取り組んでいる政治家がいることも忘れないで欲しいと切に願います。

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