見出し画像

橋本山林ツアー

2023/07/31に開催されました橋本山林ツアーに行ってきました。

コモンフォレストジャパン、自伐型林業推進協会、地球守の共同企画で今回のプログラムが実現しました。

超豪華な内容で全国各地からたくさんの方々が徳島へ集まりました。


講師陣プロフィール

フォレストバンクからは代表の岡田と自伐担当の庄野で参加させて頂きました。

↓主催者HPサイト


橋本林業は徳島県那賀町上那賀地区で約100haの山林に総延長30kmの高密路網、壊れない道を作り上げ家族で林業経営を行っています。
ほんと、自伐型林業の神さまと言っても過言では無いかと。

ブルーのシャツ着てる方が忠久さん(師匠)でフォレストバンクの山林も路線など道づくり、山づくりのご教授を頂いております。


排水機能の説明、解説

青色のタオル巻いてる方が地球守の高田先生です。
高田先生は土中環境のプロフェッショナルでして、多数著書出版してます。


めちゃくちゃ奥が深い、非常に分かりやすい内容でオススメです。


コモンフォレストジャパンの坂田先生です。
生物多様性のスペシャリストです。林内の植生から山林の状態を見極める事などについて解説しています。


切り高の中はどのような事が起こっているか。

あまり詳しく書いちゃうとネタバレになっちゃうので簡単に。
土が安定してる面は苔が生え植物が生え、それらが生えてる事で強い雨は衝撃を和らげ、余分な水はより土中へ蓄える用作用し、山を安定させてる。

人が付けた道がうまく共存出来てるという事。


周辺環境を息づかせる磐座(いわくら)

大昔に隆起し巨岩群がむき出しになってる地形です。
この磐座の環境というのが水の循環と山林の状態を語る上で非常に重要で納得しました。
菌糸による水分の補填、地中の水分を吸い上げ露岩が常に潤ってる状態を保つと表面を苔が覆い、樹木の根も岩の表面を這うように伸びてく。

しかし、周囲の条件が変わると(皆伐、過度な掘削など)土中環境の悪化により露岩の乾燥が始まる→菌糸の消滅→樹木の枯れ→岩の切れ目が目づまり→浸透性、貯水性失ってしまう→岩盤の崩壊

崩壊してしまったもう2度と戻せない。拡大造林によってほとんどの磐座が消失してしまったとも。


今までなんとなく山に入って感覚的に(道付けの場合ここは通るべき、あまり切り高出さないほうがいい、もうちょい掘っても大丈夫、これ以上は進まない方がいい、など)
感覚的なイメージでやって来たが、そこにはしっかりとしたプロセスがあって、菌糸の動き、空気の動き、水の動きがあると。

その先にカゲロウ、トンボなど水生昆虫、アリなど陸生昆虫、魚類、カエルなど両生類、爬虫類、鳥類など、、、循環してる。
あ、そういえば最近うちの山でサンコウチョウがペアでウロウロしててめっちゃ可愛いです。ホイホイ鳴いてます。めっちゃ可愛いです!

さあ、もっともっと理解を深めて行こう。
山づくり、土づくりが楽しくなってきた☺

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?