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柑橘類の葉を餌に…

 朝、突き出し窓を開くと目の前、柚子の木にピッタリとしがみ付く幼虫。保護色ですが、明らかにヌメヌメとした質感は柚子の葉と異なる。

はて?


アゲハチョウが卵から孵化して成虫として寿命をむかえるまでは大体2ヶ月。

そのうち成虫の期間は2週間~1ヶ月程度と実はとても短命です。

 羽化する季節は、概ね3月から10月までです。

春型は3月から5月、夏型は5月から10月まで。

朝日新聞デザイン部


 壁近くの柚子の木に毎年蛹は付いていた気がする。
詳しく検索すると、アゲハチョウの飛ぶ姿を見ていただけで意外に短命だと知る。

だとして、夏型の終わり辺りに属する。これから柚子の葉を食べ尽くして蛹になる。

 今夜は中秋の名月前夜。
月夜の終齢(次の脱皮で蛹になる幼虫のことを終齢幼虫という)は絵になる。

6 ㎝を越える大きさになり、蛹になる直前のクロアゲハの幼虫  
サナギになる前


5齢(終齢)幼虫になって約10日後に蛹になる。

蛹になる直前、幼虫は不要物を輩出するため下痢をします。
その後、蛹になる場所を探して動き回り、場所が決まると蛹になる準備を始める。

そう言えば…夕方には壁に移っていた。


 羽化が近くなると、蛹が突然黒くなり、羽化が始まります。
クロアゲハの場合、蛹の期間は10日から2週間程度。

クロアゲハチョウ

 無事に羽化して、優雅に飛び立ちますよう…


分かり易いイラスト

 アゲハ蝶は小学生の自由研究から専門の情報機関まで詳しく調べられています。

もし、幼虫や蛹に出会ったら見守ってあげてください。

 10日経って10/8です。

クロアゲハチョウらしくなってきました。

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