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子のやりたい!に端を発すること

“〇〇くん~ナイスアイディア~ありがとう~”
帰りのサークル対話はこんな風に、なぜか、みんなで川柳大会となりました🎵
達成感満ちる、お祝いのようでした。

「流しソーメンやりたい!」

今年登録メンバーとなった子が、サークル対話時間に何度か伝えてくれていたことでした。
前回の活動日にも同じく発案があり、「今週ならできそうだね!」という運びに。
野外活動はスタッフ3人が確実に入れる日にしているため、
限られた日になってくること、
最近では熱中症の心配も、そして秋はスズメバチやマムシも活発です。

そして気がかりな空模様も・・・

うん、大丈夫そう!

何流す?

流しソーメンっていろいろ流すと楽しいんですよね。
みんなから流したいもののアイディアが出ました。
白玉やくずもちという案も。
そこは、スタッフが事前に作ることにしたのですが、
竹を伐りだすところと、火熾し、そしてソーメンをゆでるのは現場でみんなで、ということになりました。

他にも、
きゅうりやミニトマト、うずらの卵に、巨峰なども準備しました。

かのこでは少し久しぶりの火熾し

暑い時期には向かない活動なので久しぶりの野外調理活動です。
(結果的には今日も充分暑かったのですが・・・)、
竹伐りだし班と火熾し班にわかれて活動しました。
火熾し班、これまでの経験でとっても慣れています。
今日もすぐに熾きるだろうとのんきに構えていました。
そもそも火付け道具の手配のことを代表の私は考えていませんでした。
いつもファイヤースターターを持ってきてくれるメンバーが居て、
火熾しといえばその子の出番だったのです。
「今日はそれがないんだよぉー!」とのこと。
しかしマッチは15本ほどありました。

協力の瞬間

何かしら限りがある時は、結託するチャンスなのかもしれないですね。
2年前にもこんな記事を書いていましたが、当時とあまりスタンスは変わっていないなと感じました。

15本のマッチで何とか火を熾すというミッションが始まりました。
小枝、いがぐり、枯れ葉、枯草・・・いろんなものを集めて、
最初は詰め過ぎずに火を点けます。
火吹き棒のタイミングが早すぎたりして、吹き消してしまったり・・・

やりたい子が順にマッチをすりましたが、
慣れていないメンバーさんも居ます。
残り8本になった時、
「古参勢が点けた方がいいんじゃない?」と誰かが切羽詰まったように言いました。
「僕だってやりたいよ」と新参勢。
11時40分をまわっていました。

食事が14時くらいになるのは否めないのか?とそんな考えが頭によぎりました。

杉しか勝たん!

ところが、誰かが杉の枯れ葉を持ってきました。
それを観た瞬間みんな、「あー!そうじゃん!」となりました。
杉の葉は火熾しにとっても優秀。
なんで忘れていたんだろう・・・という感じです。
メラメラと火がついて、
メンバーさんたち、最近のしゃべり口調ですね、これ。
「杉しか勝たん!!!!」と盛り上がっていました。

思いがけず時間が

そんなこんなでバタバタと火を熾し、竹の伐りだし班も戻ってきて、せっせと流し台を制作。
ちょうど良い斜面が木陰にもなっていて、
お水に流れるソーメンなどをいただきながら、目にも涼をとることができました。
デザートも楽しく流して食べ終わり、
時間を観ると、まだ13時!
あら?もう14時くらいかと思ったね、と言い合いました。

この竹どうする?

節もきれいに取ったし、水で洗われてきれいな竹。
このまま捨てるのはもったいない、ということで、
何にする?と相談して、弓矢づくりに取り掛かりました。
今日はこれがやりたい、と考えて、
矢につける矢じり石とにわとりの羽を持参しているメンバーもいました。
火をもう一度活用して、
竹を熱してしなりをつけます。
全行程を完成しなかったメンバーもいましたが、
続きは次回にやりたいとのこと。

2年前は「ほどほどにない」という言い方でしたが、
こどもは余白で遊び、そして育つと今は言いたいです。


この森が初めての子へのガイダンスを含めて歩いていると栗をいっぱい拾うことができました。そんなわけで、予定にはなかった茹で栗もコロコロ流れてきましたとさ・・・






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