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お酒好きは必読! 健康的にお酒を飲む方法

こんにちは。
フォレスト出版 編集部の美馬です。

星と月のロゴマークでお馴染みのカフェチェーン『PRONTO』が、バータイムを導入していることを、ご存じですか?
喫茶と酒場が融合したキッサカバと呼ばれているそうです。

まだ、導入されていない店舗も多いようですが、弊社の最寄り、飯田橋駅直通の構内にあるPRONTOはバータイムの営業をしていました。喫茶店と言うだけあって、店内は非常に落ち着いていて、1人客が多いのも魅力的です。 1人居酒屋に挑戦できない私は非常に重宝させてもらっています。

今流行りの翠ジンソーダは健康に良い?

最近TVコマーシャルでもよく見かける『翠ジンソーダ』。PRONTOでは今、期間限定で翠(SUI)のソーダ割が提供されています。私もこちらの翠ジンソーダリピーターですが、味もすっきり爽やかで、あまり健康に悪そうなイメージがなく、ついつい飲みすぎてしまいます。

調べてみたところ、やはりジンにはたくさんの健康効果があるようですね。

スピリッツの一つであるジンは、昔は薬として用いられました。昔の人は蒸留酒に様々なハーブを加えることで、胃腸を整えたり尿を増やして老廃物を流したりしました。現在では、嗜好品として扱っていますが、ジンに含まれるハーブの健康効果は変わっていません。多くの健康成分を含んでいるため、独特な香りがします。                      まずアニスは、食欲不振や消化不良、肝臓病などの消化器官の不調を治します。また喘息や気管支炎、精力減退の改善にも効果があります。      アンジェリカは女性に嬉しい効果があるハーブです。アンジェリカにはビタミンB12が豊富に含まれているので、女性ホルモンの分泌が正常になります。強壮効果もあり、自信を回復するなどメンタル面においても健康的になります。                              キャラウェイは胆汁の分泌を促進したり、腹痛や気管支炎を改善したりします。また口臭を消すとも言われます。                 シナモンは、東洋医学でも漢方薬の桂皮として使ってきました。血行を良くして高い発汗作用を持っているので、体内に蓄積された老廃物を排出します。体を温めるので冷え性の人にオススメです。風邪による鼻水や鼻詰まり、喉の痛みなどの症状と、生理痛に効果があります。         レモンピールは、レモンの果肉を乾燥させたものです。日本ではあまり馴染みがありませんが、ヨーロッパでは風邪を引いた時に、ハーブティーとして飲むなど、強壮効果が知られています。アレルギーの原因であるヒスタミンを抑える効果もあります。                          ——『Van Gogh VODKA』公式HPより

ジンに含まれる独特なハーブの効果は以上の通りですが、蒸留酒であると言う点も健康に良いポイントになります。

『名医が教える飲酒の科学』(葉石かおり/日経BP)にて、久里浜医療センター院長・樋口進さんさんが、二日酔いになりにくい飲み方についてこのように述べています。

蒸留酒に比べ、醸造酒のほうが二日酔いを起こしやすいといわれるのも、同様に、コンジナーの量で説明できるという。             「蒸留酒は、醸造酒を蒸留して製造されます。この蒸留過程により、アルコールの濃度が高まると同時に、コンジナーは大幅に減ります。蒸留酒は翌日残りにくいといわれるのも、この影響が大きいのではないかと考えられます」と樋口さんは話す。                                             ということは、個人差(体質)もあるだろうが、大きな傾向として「色のついたお酒より透明なお酒」「醸造酒より蒸留酒」を選んだほうが二日酔いのリスクは減らせるということか。                   ——『名医が教える飲酒の科学』(葉石かおり/日経BP)より

コンジナーは、水とアルコール以外の成分である不純物のことで、お酒の風味や個性を決める大事な要素の一つのようです。しかし、このコンジナーが多いお酒のほうが二日酔いを招きやすいのですね。

健康に気を遣っている方や二日酔いが心配な方は、今後ジンを選んでみてはいかがでしょうか。

お酒好きの盲点だった? 逆流性食道炎にならないポイント

私事ですが、先日逆流性食道炎になってしまい、大好きなお酒が全く飲めない時期がありました。原因は大体想像がつきましたが、やはりアルコールが胃酸の逆流を引き起こすようなのです。同書では、逆流性食道炎はお酒好きの「持病」とまで記載されています。

そもそも、逆流性食道炎はどういった病気なのでしょうか。国立国際医療研究センター病院の消火器内科診療科長・秋山純一さんによると、

「逆流性食道炎は、胃食道逆流症(GERD)という胃液や胃の中のものが食道に逆流する病気のひとつです。主な症状として、みぞおちの上が焼けるように痛くなる胸やけ、酸っぱいものが口にこみ上げる呑酸げっぷ胃もたれなどが挙げられます」                       (中略)                                  「胃食道逆流症のうち、40%が逆流性食道炎で、残りの60%が非びらん性胃食道逆流症です。逆流性食道炎は、炎症の度合いによって4つのグレードがあります。一方、非びらん性胃食道逆流症、内視鏡で見ても炎症を示す粘膜障害を認められません。食道の炎症はないのに、軽い逆流や知覚過敏などによって胸やけを訴えたりするのです」                                 ——『名医が教える飲酒の科学』(葉石かおり/日経BP)より

とのこと。そして、この逆流性食道炎の引き金となり得るのが、レモンサワーだと言うのです。そもそもアルコールには胃酸が逆流する要因となる下部食道括約筋の動きを鈍くする作用があるようで、特に、ビールやハイボールなどのような炭酸を含んだアルコールは、胃が膨らみ、げっぷが出やすくなるので要注意とのこと。さらに柑橘系の果物なども、胃酸の分泌を増やすため、逆流を助長してしまうようです。つまり、炭酸とレモンを使ったレモンサワーは胃が弱いお酒好きには天敵というワケです。

思い返せば、レモンサワーにハマっていた時期は、すこぶる胃の調子が悪かったな……と感じます(笑)。皆さんもどうかお気を付けください。

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余談ですが、イタリアンのお店に行くと、最初は決まってジントニックをチョイスするのですが、「あれ? トニックウォーターももしかして胃に悪い?」などと悩むようになりました。お酒好きには盲点だった事実でしたが、自分の好きなお酒を好きなだけ飲むことも、たまには必要かもしれませんね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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