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【フォレスト出版チャンネル#14】キャリア|複業複住という生き方とは?

このnoteは2020年12月3日配信のVoicyの音源「フォレスト出版チャンネル|知恵の木を植えるラジオ」の内容をもとに作成したものです。

小学館の編集者を2年半で辞めて、OLタレントへ

渡部:フォレスト出版チャンネルのパーソナリティの渡部洋平です。今回は素敵なスペシャルゲストをお呼びしています。Voicyの人気チャンネル「坪井安奈のあんな英語こんな英語」のパーソナリティ坪井安奈さんに来ていただきました。坪井さんとフォレスト出版の森上さん、お二人をゲストにお届けしていきたいと思います。お二人ともよろしく願いします。

坪井・森上:よろしくお願いします。

渡部:坪井さんはVoicyでもとても人気なので知っている方も多いと思うのですが、簡単に自己紹介をお願いしてもいいでしょうか。

坪井さん写真②

坪井:はい! ありがとうございます。Voicyでは「坪井安奈のあんな英語こんな英語」というチャンネルでパーソナリティをしています。“複業複住”タレントの坪井安奈です。今日はありがとうございます。ゲストに呼んでいただいて。

▼Voicy「坪井安奈のあんな英語こんな英語」

渡部:こちらこそありがとうございます。今日は楽しいお話をしていただければうれしいです。坪井さんは、Voicyのパーソナリティとしては始めたばかりの私たちからすると大先輩なんですけども、森上さんとはどんな出会いだったんですか?

森上:私のほうからご説明しますね。坪井さんの存在を初めて知ったのは、坪井さんが小学館の編集者を辞めた直後だったと思います。それで週刊誌にタレントとして取り上げられているのを見かけたときなんですよね。で、美人ということもさることながら、小学館という業界最大手の出版社に入社して、そんな経たずに辞められたとういう点に、業界の人間としてはとても興味を持って「何なんだ! この人は!」と……(笑)。そんな坪井さんの印象が強くて、いつかお目にかかって、いろいろとお話ができたらなと思っていたんですよ。

坪井:わー、ありがとうございます。

渡部:小学館では編集者をやっていらしたんですね。書籍とか雑誌とか、具体的には何の編集者をされていたんですか?

坪井:私は「女性セブン」という週刊誌の編集部にいまして、例えばジャニーズさんでしたり、俳優さんのインタビューとかそういうものもやりましたし、あと、実は張り込みもやりました!

森上:張り込み! 張り込みはすごいなぁ。まさに週刊誌のイメージどおりですね。

坪井:そうですね。花形と言われる場所も経験させていただいて、2年弱ぐらいですかね。で、退職をしました。

森上:すごいですねー。その行動力というか、バイタリティというか……。まだ新人の方がいきなり週刊誌の記者とかやっちゃうんですね!

坪井:そうなんですよ! 逆に「新人だからこそ、現場を学べ!」ということで、実際、カメラマンさんと夜通し張り込んだりとか、現場に潜入したりとか、そういうこともやっていました。

森上:すごーい! 同じ編集という仕事でも、全然違う職種ですね。

坪井:確かに! 森上さんは書籍一筋というか、書籍の世界のベテランでいらっしゃるので。

森上:書籍と雑誌の違いは、相当感じますね、今のお話を聞いていると。

「複業複住」をスタートしたきっかけ

渡部:なるほど。そして、その後OLタレントとして活躍され始めて、そのときに森上さんとお会いしたんですか?

坪井:お会いしたのは、もっとあとですよね。

森上:そうなんですよ! 僕が最初に坪井さんの存在を知ってから結構経って、今年(※2020年)の2月ですかね。

坪井:そうだ! まだ、めっちゃ最近ですね。

渡部:そんな最近なんですね!

森上:そうなんです。坪井さんと私の共通の知り合いでPR会社の方がいらっしゃるんです。その方のお引き合わせでお会いしたんですよ。そのときはもう“複業複住”タレントとしてバリバリで、日本のみならず海外にもいろいろ行っていて、住むところも決めずに、世界中を飛び回っている。すごくおもしろい働き方をしている方でした。

坪井:興味を持ってくださって、本当にありがたいです。

渡部:(Voicyは音声メディアのため)音だけで“ふくじゅうふくぎょう”って、どういう漢字なんだろうと思っていたのですが、複数に住まわれるってことなんですね。

坪井:そうなんです。“ふくぎょう”は複数の仕事の“複業”で、“ふくじゅう”は複数に住むで“複住”ですね! 自分でつくった造語なので、あれなんですけど……(笑)。

渡部:これからのスタンダードになっていくかもしれない、そんな“複業複住”タレントとして唯一無二の活動をされていらっしゃる坪井さんなのですが、ここからもう少し具体的にどんな働き方をされているのかについておうかがいしていきたいのですけれども。

坪井:そもそも小学館を辞めた理由は、「複数の職種をやりたいな」という願望が生まれたのがきっかけです。ただ、今から7年前(2013年)とかなので、多くの会社には副業規定ももちろんないですし、小学館にも副業はダメという就業規則の中にあり、それでやめたんです。私はタレント業とそれまでの編集業は楽しくて好きだったので、その2足の草鞋みたいな感じで活動し始めました。で、今になって企業の広報という仕事も加わって、主に3つの軸ですね。タレント・編集者・企業の広報という3つの仕事をやっています。それが“複業”にあたる部分です。

“複住”に当たる部分に関しては、一昨年(2018年)にシンガポールに住んでいたのですが、そのときもシンガポールから突然仕事のオファーをいただいたのが始まりです。でも、日本でレギュラー番組もあったので無理かなって一瞬思ったんですけど、別にレギュラー番組の収録で帰って来ればいいじゃんって思って(笑)。行き来すれば、全然活動ができるんじゃないかなって思って。まあ、わがままな発想ですよね(笑)。そこから“複住“という生き方が始まりました。当初は日本とシンガポールを行き来して、その後も毎月どこかしらの海外に行くっていう、コロナ禍の前までは、そういう生活をしていました。

森上:月の半分は、海外にいるみたいな感じですよね。

坪井:そうですねー。コロナ前までは毎月どこかしらの海外にいました。シンガポールが多かったんですけど、それ以外にも、ベトナムとか、オーストラリアとか、ニューヨークとか、いろんなところに行っていました。いわゆる「ワーケーション」ですよね。ワーケーションも、最近やっとコロナでもう皆さん知っている言葉になったかなと思うんですけど、それをずっとやっていました。

「住む場所は1カ所、職業は1つ」って、誰が決めた?

渡部:今お話を聞いていて思ったんですけど、「編集をやるか、タレントをやるか」「日本に居るか、シンガポールに居るか」って2択を迫られたら、多くの人はおそらくどっちかをあきらめると思うんですが、(坪井さんは)どちらも取ってしまうというのが、すごい発想と行動力ですね! 本当にすばらしいですね。

坪井:でも、一番それがシンプルな答えっていうか、たぶん欲張りなんですけどね。ただ自分の気持ちに素直に従っただけという感じです。

森上:すごい! できないことはないけれど、自分も含めて、多くの人はどっちかって勝手に思っちゃうんですよね。

坪井:そうそう! そうなんですよね! 私もまさか2つの仕事やるとか発想はなく、就活を普通にやって1つの企業に決めてっていうのが当たり前だと思っていたんですけど、よくよく考えたら別にそれって決められてはいないんじゃないのかな、と思って。

森上:そうですよね。法律で決められているわけじゃないですもんね。

坪井:そうそう! そうなんですよ!

森上:自分でダメって、決めちゃってる……。

坪井:そうなんですよ。だから、自分自身が勝手に制限していたなと思って。

森上:すごい……。でも、それを実行に移しちゃうのがやっぱりすごいですよ。その勇気!

坪井:いやー、若かったからできたことかもなって、今振り返ったら思ったりするときもありますけど……。

森上:何年ぐらい経つんですっけ?

坪井:もう7年とか経つんですよね。

森上:そうでしたかー!

坪井:はい。もう32歳に私になったので、今年。

時代より半歩先を生きていないと、満足しない!?

森上:そうですか。7年ですかー。7年続けていると、どうですか? 海外の方でそういう方ってやっぱりいらっしゃるんですか?

坪井:どうかなぁ……。コロナの前までは、海外でもまだ副業っていうのがそんなにメジャーじゃなくて、海外で友達に話しても「変わってるね」みたいなふうに言われました。特に海外でいうと、その国の方だったら問題ないんですけど、働きに来ている外国人とかだと、やっぱりビザの関係で基本的に仕事って1つしかできないのが当たり前だったりするので。結構、不思議というか、「変わってるね」って言われました。

森上:そうなんですね。世界でも珍しいパターン。

坪井:でも、それが今やコロナによって一気に時代が進んだといいますか、副業もそうですし、移住する方も今増えているって聞きますし、一気にスタンダードになったなと思います。

渡部:坪井さんの生き方に、時代が追いついてきたって感じですね、本当に。

坪井:そんなこと言ったら、ちょっとおこがましいんですけど(笑)。

渡部:1カ所で住むのが当たり前という価値観がなくなってきてますもんね、たぶん。

坪井:はい。そうだと思います、本当に。お二人は“複住”とか“複業”とかされていたりしますか?

森上:うちは、副業はまだダメですね。

渡部:“複住”はどうですか?

森上:住についても、ないです。実家と今住んでいる家っていう……。普通の“単住”でしょ(笑)。

坪井:でも実家もあったら一応、“複住” ですね(笑)。

森上:実家に帰るのも、年に何回かなんで……。

坪井:でも、編集の仕事って、その場に行かなきゃいけないことがまだまだ多いですもんね、きっと。

森上:そうですね。でも、やっぱりコロナの影響があって、弊社でもだいぶそのあたりは……。リモートワークに関しては、渡部さんが所属しているデジタルメディア局は7年くらい前からやっていますよね。

渡部:そこは、ちょっと先駆けていましたね。

坪井:すごいですね。確かにフォレスト出版さんって、私の中ではITとか、そういうところに素早い対応をしているというか、早くから取りかかっていらっしゃるイメージがあります。

森上:(そういう社風なので)編集部も結構早めに、もう3年ぐらい経つのかな。社内がフリーアドレスになったり、リモートも始めたときのタイミングで、コロナがきたという感じですね。

坪井:すごいですね。まさにタイムリーな感じで。

森上:だから、今は週に2回ぐらいですかね、編集部が会社に来るのは。

坪井:いやー、なんか今は時代と同じ生き方を自分自身がしてしまっているので、ちょっとだけ物足りないというか……。「次の時代はなんだろうな」っていうことを最近毎日考えてて(笑)。でも、まだ答えが出ないんですよね。

森上:やっぱり、坪井さんの場合は、時代の先を走っていないと満足しないみたいな(笑)。

坪井:半歩くらい先に行っていないと、すごく嫌なんですよ(笑)。

森上:坪井さんらしいですね!

渡部:すばらしいですね。「半歩先を行く」っていうのは、僕らも見習いたいところですね。今日は“複業複住”タレントの活動ということでいろいろお話しをうかがってきたんですが、これから先は別テーマで、明日の放送とさせていただきたいと思います。テーマは「英語」です。ぜひ楽しみにしていてください。本日Voicyの人気チャンネル「坪井安奈のあんな英語こんな英語」のパーソナリティ坪井安奈さんと、フォレスト出版編集部の森上さんに来ていただきました。ありがとうございました。

坪井・森上:ありがとうございました。

(書き起こし:フォレスト出版本部・冨田弘子)



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