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オーストラリアの年金制度

オーストラリアには、以下、2つの年金制度があります。

  1. Aged Pension (老年年金)

  2.  Superannuation (確定拠出型年金)

Aged Pension (老年年金)

社会保障制度ですので、税金が財源となってます。なので、個人的に年金を事前に納める必要はなく、受給資格時期にセンターリンクへ申請します。老年年金は、社会 保険基金に支払われる拠出金ではなく、Australian Government(オーストラリア政府) によって 支払われる一般財源ですので、Asset testと呼ばれる支給条件があります。個人の所得や資産に応じて支給される金額が異なります。(場合によっては無支給になる)

現時点(2023年)で67歳から受給可能で、永住権を取り、通算10年以上居住すると受給資格があります。

老齢年金受給金額

気になる受給金額ですが…詳しくはCenterLinkのサイトをご確認頂きたいですが、ご参考に現時点の支給額をお伝えします。

2週間ごとに

  • シングル:$971.50

  • カップル(各自):$732.30

  • カップル(総額):$1464.60

つまり、月額で

  • シングル:$2,104.92

  • カップル(各自):$1,586.65

  • カップル(総額):$3,173.30

How much Age Pension you can get - Age Pension - Services Australia

個人的な所感としては、日本で積み立ててるものに比べて満額でもらえるならこちら方が割が良いなと思いました(笑)

Superannuation (確定拠出型年金)

オーストラリアのSuperAnnuationは所謂日本の確定拠出年金です。会社または自分で拠出&運用した金額を一定年齢後に受け取ることになります。
SuperAnnuationはオーストラリアで就業する場合、一定の基準を満たした場合、加入が義務付けられています。加入するSuperAnnuationの会社は自分で選ぶことができますし、自分でファンドを作って運用することも可能です。現行で給与の11%のコントリビューションが義務付けられており、2025年7月1日には12%になることが決まっています。

確定拠出型年金の支給額

こちらは確定拠出額+運用利益より15%の税金が差し引かれた金額を受給することになります。
SuperAnnuationは条件により異なりますが、基本的には65歳より引き出し可能となります。(ルールがよく変更になるので要注意です。)

日本の確定拠出型年金と同様、SuperAnnuationの運用は自由裁量ですので、色々な運用方法があります!また、それに追随して様々な節税対策も!
別回で少しずつご説明していければと思いますので引き続きよろしくお願いいたします。

まとめ

  1. オーストラリアには老齢年金と確定拠出年金の二種類の年金制度がある。

  2. 永住権をもってオーストラリアに10年以上大勢していれば年金受給資格がある。

  3. オーストラリアにいても、日本の国民年金の受給資格期間を満たす事(10年以上)ができれば年金受給資格がある。


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