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番外編3_現地の読図で方法を思い出せなかった反省 その1

今回は掲題の通り、現地での読図をしている最中に、過去学んだはずの方法を思い出すことが出来なかったことでの反省で書きます(^^;)

PDCAサイクルを忘れていた

先日のとある登山でのこと。残雪が積もっていて、場所によっては冬道になっている山で下山している時の事です(往路とは別のルートでの下山です)。

上図、北の方から稜線を伝って南へ歩き、赤丸部分から主稜線を離れて東側の斜面へと入っていくところです。この山を歩くのは今回が初で、従って各ポイントがどういう場所になっているのかは歩いて見て初めて知るという状況です。加えて無雪期ではないので、より不案内であるという心づもりで歩いていました。

実はこの時、ここをよく知っている風な先行者の方がいて、私が上図のタワ部に降り立った段階で地形図を見ているとさっさとそのさきのコブへ歩いて行きました。
初見の私としては、ここで向かって左(つまり東側)へ軌道が変わっていくと思っていたのでそれで「?」となりつつも引っ張られて歩いてしまいました。

ネタバレになりますが、私がその時立っていたのが下図の赤丸で、眼前のコブが緑丸の隠れピークでした。なんのトレースもないのが疑問でしたが、そもそも分岐の手前だったということで疑問氷解です。

結果として回答が手に入ったわけですが、もし、
・先行者なし
・自分で要判断
という状況だったらこの時私はどう動いていたか
、と想像した時、過去に学んだはずのことが思い浮かばなかったのが悔恨の極みです。
( ̄▽ ̄;)

おそらくですが、最終的に仕込んで置いたスマホのGPSアプリを起動することになったと思います。安全策として必ず用意はしていますが、個人的にはこれを起動するのは白旗です。

あとで振り返って思い出すこと

過去にnoteに書いたことで「分からない時は、分かるまでまず立ち止まる」は最近ようやく癖付けが出来てきて、それは大丈夫でした。
一方で思い出したかったことは最初の副題にも書いた通り、
・PDCAサイクル
です。気持ちの上でこの用意が出来ているか否かで、現地での緊張感もかなりやわらいだろうといまになって想像します。

もっとかみ砕いていうと、
・Plan 
⇒見立てがあっていれば、アッチへいくとこんな地形のトコロに出るハズ
・Do
⇒実際に行ってみよう
・Check
⇒行ってみてどうだったか、合っているか/違っているか
・Action
⇒合っていたのでこのまま行こう/違っていたので戻って修正しよう

という、仮説とその検証です。言い換えれば、その時私が考えていたのは単なる「現在地見立てがあっているか否か」だけで、とても視野の狭いものでした。
上記の他にも、例えばもっとその場で地形図と実際の地形を引き比べて、一個でも多く特徴を拾っていけば、それだけでも精度を上げることが出来たと思います。今こうやって書いていて分かるだけでも、

上図のように、立ち位置の割り出しで2か所可能性がある場合でも、この部分を拾うだけで絞り込むことが出来ます。

最後に

これまでの自身の失敗は、だいたいにおいて過去学んだはずの事を忘れているケースです(^^;) 今回もその御多分に漏れないパターンでした。
次の山行では、今回かいたことを一層意識してやってみたいと思います。

おしまい。

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