AirdropってものすごくDX
先日開催したこちらのD2Cプログラムの中での出来事の話。
昨年に前進となるプログラムを開催して、2年目の今年も、新たなD2C商品を企画したい、D2Cブランドを立ち上げたい、と様々な分野、年代の方が参加されていました。
PCでGMailにログイン < Airdrop
D2C、というと今っぽい響きになってしまうんですけど、モノづくりをしている職人気質な方も少なからずいらっしゃって、ハッカソン的なプログラムを進める中で、各自PCを持参頂きつつも、普段モノづくりに向き合うことが主で、必ずしもPCの扱いに明るくない、という方もいらっしゃいます。
プログラムの進行の中で、「メールに送ったURLをパソコンで開いてください」という場面があり、その中である参加者の方から、「PCで普段GMailを開いていなくて、どうしましょう」と声が挙がりました。
検索してGMailを開いて、ログインを試みてもらうも、あれ、パスワードが分からない…と。
スマホアプリだと、基本的にログインしっぱなしになるから、パスワードを入力しない、覚えておかなくても良くなっているのですよね。
ならばもう、今回向けに新しくアドレス作りましょうかと案内しかけたところに、「あっ、iPhoneからmacに、コピペしてAirdropできるじゃん」とその方が閃いて解決。
これ、物凄くDX的だなと、Appleのつくりに物凄く感動したんですよね。
macbook airとか、iPadもそうですけど、デバイスがUSBなどの外付けメモリを挿さない前提だったり、iCloudをはじめとしたクラウド推しなつくりになっているわけで、そうは言っても、「クラウドってよく分からない」とか、「セキュリティ面から使うのが不安」とか、「容量大きくなると課金しなければいけなくてストレス」とかで、クラウドを敬遠している人もいるわけです。
それでも、Airdropがあれば、クラウドや外付けメモリを使わなくても、データの受け渡しが出来る様になっている。
クラウドから遠ざかっている人を、置き去りにしていないんですよね。
引き算と足し算、その足し引きが見事過ぎて、これぞ「洗練」だなと、個人的にスマッシュヒットした出来事でした。
「DeepLで英語対応頑張ってみてください」
弊社事業の身近なところで、この手のDX的な事例で思いつくものだと、海外からもネット注文が入るクライアントさんの話で、少し前までは、「海外のお客さまから問い合わせメールが来たんだけど、英語出来る人が社内にいなくて」と相談されて、代わりに自分が英作文していたこともあったんですけど、今なら、「DeepLの精度がかなり良いので、それで対応頑張ってみてください。冒頭に自動翻訳サービスを使って回答しています、と一文断りを入れれば、大体スムーズにいくと思いますよ」と案内する形で済むわけなんですよね。
ついこの前も、DeepLを使ってクライアントさんに対応してもらって、ヨーロッパ方面の方から無事注文を頂けていたみたいです。
こうした現場オペレーションのカイゼンって、やっぱり、テクニカル面での工夫と、アイデア面での工夫と、それをかけ合わせて積み重ねていって、という取り組みになるんですよね。
自分も担当案件で業務フローの構築や改善を手掛けることが少なくない中で、昨今、フローが段々とシンプル化しやすくなっているなぁと感じます。
余談ですが、今回、Appleをベタ褒めしつつも、スマホはGalaxy Z Flip、PCはLenovoとLet's Noteを使っています。iPadは2台持ち。iPad mini最高。
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