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社内で気になる人に思い切って声をかけてみた件「浜口順子さん」(前編)

こんにちは!テレビ番組のリサーチ会社フォーミュレーションnote編集部伊藤です。

今回は、コロナ禍で社員同士飲みに行くことも少なくなり、「この人どんな人なんだろう…」と思っても話すきっかけがない昨今。このnote記事を書くという大義名分を大いに利用して、実はどんな人か気になっていた社員に話しかけてみよう!という企画です。
 

■今回は私、伊藤が気になる相手→タレント兼フォーミュレーション所属「浜口順子」さん

今回は、元々ホリプロスカウトキャラバンでグランプリを受賞し、タレント活動をされているお方!昨年、フォーミュレーショングループに仲間入りされ、タレント活動も続けながら、夢である放送作家を目指してリサーチ業務を行っている浜口順子さんに声をかけさせていただきました!

昨年、僕の所属する部に配属された浜口さん。
自己紹介をされていたときに気になったことが、僕も利用しているQoo10で商品をライブコマースで売っていたりするとのこと!何か安くものもらえたりしないかな…。おすすめの商品とか教えてもらいたい!
と思っていたものの、話しかける機会もなかなかなく…。気づいたら三重に移住して、リモートで働いてしまっているではないですか!
今となっては話すチャンスが全くなくなってしまっていました。。


今回は、三重からzoomでお話させていただきました!

■そんな浜口さんのプロフィール

タレント。1985年6月24日生まれ、大阪府出身。A型。2001年、『第26回ホリプロタレントスカウトキャラバン』でグランプリを獲得。バラエティ番組や情報番組に多数出演。16年6月、一般男性と結婚。
22年9月に三重に移住して生活されています。


■なぜタレントの「浜口順子」さんがフォーミュレーションに?

(伊藤)現在、タレントのお仕事をしながら、今フォーミュレーションでリサーチ業務をされていますが、ここにたどり着くきっかけって何かあったんですか?

(浜口)元々、放送作家になりたくてホリプロのスカウトキャラバンに参加したのですが、そこから20年活動してきて、色々なことが重なった去年2022年だったんです。三重に引っ越すっていうことと、あとは長年お世話になったホリプロを離れるということと、世の中に私はもう一つの第2の人生歩みますっていう宣言をするっていう、この3つが重なったんです。
いずれ、こういう風なタレントさんのことだけじゃなくって、もう1つ、2つ3つ4つのわらじを履いてもいい時代になってきているんじゃないかなってどこかで思っていました。そんな時、私が10代のときからずっと仲良くさせていただいていたライトクリップ(弊社グループ会社)の辻さんという方に相談をさせてもらったんですよ。
作家になるって言ったときに色々な世界をもっと知ってから作家さんっていう道に歩んだ方が良いんじゃないかなって思っていたところ、辻さんが「うちにフォーミュレーションっていうリサーチャーの会社があるんだけど、一回そこで勉強してみないか?」と言っていただきました。

Write Clip 辻 健一さん

(伊藤)そんな流れがあったんですね。

(浜口)でも、リサーチャーさんとして皆さん一から積み上げられてこられたところの中に私がパッと入るっていうのは、なんか失礼になるんじゃないかという心配がすごくあったんですね。辻さんに始めに「私がいきなり入って、乱すじゃないけど何しに来てんって思われるんちゃうかなって思うのが嫌やなぁ」みたいなことを伝えたんです。そしたら「いやそんなことないよ、ちゃんと説明するから」って言ってくださって。で、今井さんも受け入れてくださって、入ることになったっていう感じなんです。

(伊藤)このタイミングというのはなにか理由があったのでしょうか?

(浜口)なんでこのタイミングなのかって話なんですけれども。もともとスカウトキャラバンのときは作家になりたいって言ってたのに、結局タレントとしてデビューしているじゃないですか。けっこうそこを毎回突っ込まれるんですけど、審査を進めていくうちに、4万人の人が参加していますし、ホリプロの社運をかけて莫大なお金をかけてやっていることなので、審査が進んで人がふるい落とされるにつれて、これはすごく大ごとに足を突っ込んでしまったって気づいたんです。そんな途中で合宿予選の最後の20組になったときにホリプロの人や放送作家の倉本美津留さんにも、「作家って何歳からでもなれるんやで」って言われたんです。なおかつ、「人生の経験もちろんタレントの経験が活かせる仕事だから、まずはタレントとして頑張ってみて、将来1つ区切りがついたところでチャレンジしてみたら?」って言われました。そのときに、なるほどそういう人生もあるなって思ったんです。

(伊藤)確かに、演者側の経験というのもかなり活きそうですね。

それで20年、がむしゃらにタレント活動をやってきました。成人式じゃないですけど1つの20年の区切りっていうのが一昨年ですね。20年経った時に、じゃあここからの20年どう生きようかなと考えて、この今までの20年を活かして何かに還元するっていうことが恩返しかなっていう思いがありました。それをホリプロにも伝えて理解していただいて。じゃあそれを何に還元ってなった時に、芸能活動で還元するのって、自分が元々やりたかったこと、原点に返るじゃないですけど、何か作家さんという道でできるんじゃないかなって思って始めたというのがあります。それが去年だったということです。


■気になる理由その①【美容コスメのライブコマースをしてる】

(伊藤)実は今回話しかけてみようかと思ったきっかけが、僕がQoo10で韓国の美容グッズをいろいろ買って使っているというのがありまして。。

(浜口)うそでしょ~


Qoo10(キューテン)は、eBayグループの日本法人が運営しているeBay公式ショッピングサイトです。ファッション、コスメ、家電、食品、日用品、KPOPなどの様々な商品を取り扱っています。


(伊藤)以前、浜口さんがQoo10のライブコマースで商品を売っているとのことだったので、そこで親和性を感じたというか…
 
(浜口)美意識高いな(笑)

(伊藤)今、こんなのを使ってたりします。

(浜口)ウケるんですけども(笑)
ライン使いしてるやないですか!

(伊藤)そうなんですよ(笑)ライブコマースは水曜日の20時ぐらいにされているとのことだったので、拝見できてはないんですけど。。
 
(浜口)そう。皆さんがお仕事されているときなんですよ。ちなみにアーカイブが残っているのでよかったら。でもまあその時に買わないとちょっと意味ないかもしれないけど。
 
(伊藤)これがこの企画のスタート地点なんです(笑)
紹介するものって全部使っているんですか?
 
(浜口)もちろん。全部使う商品は事前に送っていただいて、全部もう細かい話パッケージ、蓋開けやすいかとか、ここにメモリが入っているかとか、素材は何かとかそういうところから全部頭に入れて言ってます。1個につき良いところを10個ぐらい考えてやっているっていう感じです。

Qoo10のBRAND LIVE

(伊藤)どこかでライブも拝見したいです。
 
(浜口)3月は2回ありますからね。しかも3月5日の20時~は日曜日だから、まあお休みの日ですからあれですけれども、見てください。メガ割もありますからね、また。
 
(伊藤)もちろん買います。
 
(浜口)美容男子だ、美容男子


■気になる理由その②【謎の暗闇インスタライブってあれはなに?】

(伊藤)この前、浜口さんが暗闇インスタライブっていうのをやってらしたのを見まして。
 
(浜口)うそ!?本当ですか。
 
(伊藤)ちょうどInstagramを見ていたときにインスタライブされていて。なんでこんなことしてるんだろうって思って。
 
(浜口)やだー。恥ずかしいー。
ご説明すると、インスタライブってあるじゃないですか。あれって基本動画じゃないですか。でも私は今ラジオの仕事がしたくて、ラジオの練習がしたかったんです。ラジオの練習をするためには、結局音だけでお伝えしなきゃいけないわけじゃないですか。それで私が考え出したのが、インスタライブで画面を真っ暗にして顔とか映さないで、何か物のせて暗闇の中で音声だけで配信するっていうこと。それを私は”暗闇ライブ”って呼んでいるんですけど。今はラジオのお仕事をしていないんですけども、いつかラジオのマイクの前に戻りたいっていうのがあって、その練習をするにはインスタライブが一番良かったですね。コメントがバンバン来るので、それを拾っていってそれをテーマに自分の思ったことをしゃべるみたいなトレーニングの一環です。それをじゃあ伊藤さんは聞いてたんですね。
 
(伊藤)そうですね。なんかインスタライブやってるって思って見たら真っ暗の画面で、たまに顔がフワって映ったりして。
 
(浜口)そうそうそうそう。暗いところでやっているから。結局こうすると動画で伝えるのと音声だけで伝えるのって全然違うって気づけます。結局目からの情報に頼っちゃうんですけど。音声だけで伝えるっていう練習をしたいなーって思って定期的にやっております。
 
(伊藤)僕が聞いたときは、修学旅行の話されてましたね。けっこう長い期間行かれてたみたいな。
 
(浜口)そうそう。結局ああいうので盛り上がるのは、皆さんの行っていた修学旅行どこですか?とか。皆さんコメントしやすいじゃないですか。そういうコメントしやすい質問を考えるっていうのもトレーニングになるんですよ。今日何食べましたかとか。皆さんの地元の食べ物教えてくださいとか。その時たまたま修学旅行の話題になって、私は自分が中学校は鳥取で、高校は北海道だったっていう話をしていた時があったと思うんですけれども。


インスタライブで行っている"暗闇ライブ"の様子

(伊藤)そうですね。多分その時でした。なんか、一回インドネシアの方が入ってきたみたいな。
 
(浜口)そうそう。海外行ってリッチですねーとか言って。そういう話をしたんですけどね。
インスタライブではやっぱり、毎回リサーチのことは聞かれますよ。ご興味があるみたいです。「どんな仕事なんですか」とか。「どんな事やっているんですか」とか。詳しくは番組とかは守秘義務があるから言えないって言ってるんですけど、でも最後の名前のエンドロールのところにリサーチってあるから見てくれって毎回言っています。
 
(伊藤)布教していただいてるんですね。
 
(浜口)でも、たまに番組で入ってないやつあるじゃないですか、リサーチって。
 
(伊藤)ありますあります。
 
(浜口)あれ私本当にね、腹立ってしょうがないんですよ。本当あるじゃないですか。この前とかうきうきして見たら、「えぇー!ない!」みたいな。たった何行かだけなのになんでそれ入れないのっていうのは、私がもし偉い人に言うチャンスがあったら絶対に言おうと思います。入れてくださいって。
 
(伊藤)そうですね。僕も出ない時が多くて悲しくって(笑)
 
(浜口)うちの母がテレビを必ず最後リサーチャーっていうのを見るようになったって言っていましたよ。それで、「あ!でたでた!順ちゃんの先輩かもしれない!」とかいって。うちの母はめちゃくちゃテレビとか見ているんで、最後のバーってなったときのリサーチっていうのを見ると、ああぁーってなるみたいです。やっぱり色々な人に知ってほしいですよ。


■気になる理由その③【タレント活動とリサーチ業務のバランス】

(伊藤)今ってリサーチとタレントの兼ね合いってどれぐらいやられてるんですか?

(浜口)今はリサーチ8、タレント2っていう感じです。私はやってみて、めちゃくちゃ楽しいんですよ。もし、中高生のときにリサーチャーっていう仕事を知っていたらなってたかもしれないです。そのぐらい好きです。リサーチの仕事は、向き不向きあると思うんですよ。すぐやめていく人もいると思いますけれど、私はすごく好きで、ハマったタイプの人間だと思います。なので辻さんには本当に感謝していて、こういう世界があるっていうのも知れてよかったです。
あとは正直、パソコンの使い方が分からなかったんですよね。どうやって電源入れるのぐらいのところからだったんですけど、本当に皆さん優しく教えてくださって。10以上年上の人に教えにくいでしょうと思いながらもすごい皆さん優しく教えてくださって。本当に感謝しているという感じですかね。

(伊藤)最近はどういうリサーチをされました?

(浜口)定期的にやらさせていただいているのは、「世界一受けたい授業」とかですね。あとは「ぐるナイ」のゴチのタレントさんのプロフィールづくりとか、北海道の情報番組のネタを考えるとかっていうのをやったりしています。

(伊藤)出役から裏方に行く名残惜しさとかはなく、今もうやりたかったことをやれている感じってことですね。
 
(浜口)そうですね。こんなん言ったら怒られるかもしれないですけど、出役を捨てたわけではなくて、出役もしながらやっているっていうところが過去にあんまりいないかなって思ってて。なぜ2つのことを大切にしているかって、やっぱり生配信の収録とかの現場から学ぶことってめちゃくちゃ多いんです。完全にタレント引退しますってなると、その現場から学んだことを持っていけないなっていうのがあったので、私は両方相乗効果を出すために、理想は半々でやりたいなっていうのは思うんです。なので、どこかでタレントっていう目線は忘れないように、もちろんリサーチするときもその目線だけは忘れないようにっていうのは心がけています。
 
(伊藤)なんとなく逆はあるイメージというか、作家さんが有名になるっていうのはある気がするけど、タレントさんからっていうのはあんまりない気がするし、それで二足の草鞋でっていうのは新しい感じがしますよね。
 
(浜口)そうですね。リサーチャーを始めて私が一番興奮したのは、J:COMさんの「売る虎プレゼンバトル」っていう番組のMCをさせていただいているんですけど、そのリサーチが田原さん(フォーミュレーション3部)のところに来たって聞いたときです。

(浜口)こんなことってあるんだって一番自分の中で興奮しました。嬉しかったことは収録現場で田原さん・小池さんが作った資料をパソコンでプロデューサーがみんなに見せて「これリサーチャーさんが考えて持ってきてくれたんやけどな。こんな面白い人いっぱい出してくれたんだよ」って言ってくださったんですよ。私はその時、まだリサーチャーをやっているってことを言っていなかったので、内心ニヤニヤしながら「ほれ見てみい!リサーチャーさんが頑張らへんかったらこの収録は成り立ってへんねんぞ」っていうのをやっぱりあの時すごく実感したんです。やっぱあれすごい嬉しかったんですよ。だからリサーチャーってすごい偉大な仕事だなっていうのを改めて感じました。
 
(伊藤)そんなに言っていただけると、リサーチをしている身としてありがたいです。。
 
(浜口)マジで本当に。だから皆さんきっと、色々リサーチされていると思いますけれど、見えないところで多分あそこを探して、これ見て~みたいな場面はいっぱいあると思うんですよ。そういうのは、私は見かけたらどんどんお伝えしようと思って。それがモチベーションとか前向きな気持ちにつながるんじゃないかなってすごく思いました。
 
(伊藤)やってることは地味な感じですけれどね。

(浜口)いやいや。ただ自分が実際にやってみてすごく思ったことは、すごく蓄積される素晴らしい仕事なんだけれども、結局消費されちゃうじゃないですか。タレントも似たところがあると思うんですけれども。ネタとか皆さん必死に日々出して日々出してのだから、消化されちゃうところがやっぱりあると思うんですよね。そこがなんかもどかしいじゃないですけれども、ちょっとタレントに似ているかもしれないです。いいなって思ったのが誰かにとられちゃったりとか、それ私がやろうと思っていたのに~とか。私が本当に思ったのは日々情報として消費される、でもちゃんと歴史とかデータベースに残るっていうところは本当に素晴らしいなって思いました。



たくさんお話を聞いていたら、ものすごい文量になってしまいました!笑
ということで、前後編に分けてお話を伺っていきます!
次回はそもそもなぜ放送作家を目指したのか?、最も印象に残った仕事、今後の展望などをお話を伺います。


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