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【スタートアップ向け】XRにみるビジネスの可能性

本日は「XRの実例と今後の可能性」をまとめます。こちらのイベントをまとめたものになります。

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僕個人としてもシリコンバレーや、海外では積極的に利用されはじめたXRをぜひ日本でも活用してほしい!そんな思いでまとめさせていただきます。

その前に、XRという言葉に馴染みがない方向けへ一般的なXRのカテゴリと定義を記載します。

ポイント
AR → Augmented reality (拡張現実) は「実在する風景にバーチャルの視覚情報を重ねて表示することで、目の前にある世界を“仮想的に拡張する”」

VR → Virtual Reality(仮想現実)は「目の前にある現実とは違う現実を体験できる」

MR → Mixed Reality (複合現実) は「Mixed Reality(複合現実)”は現実世界の形状(部屋の形やテーブルの位置)などをデバイスが把握し、それらにデジタル映像をぴったりと重ね合わせることができる。」

それでは、現在でのビジネスでの利用例をいくつか共有しますね。

1. BMWでの例
BMWは2017年にHTCとの共同研究を始め、工場、生産ラインの3D化を完了しているそうです。
これによって、VR空間上に実際の、工場内部や、生産ラインを再現することで、新しい生産ラインをVR空間上で検討、VR空間上で実際に新人教育を実施したりしているそうです。VR空間上で新しい作業ラインの配置を試し、その中で人に動きまわってもらう事で、作業ラインの効率が事前の確認ができますね。また、VR上で組み立ての練習をしてもらう事で、練習用のパーツを用意する必要がなくなりますね!

2. UCLAでの例
UCLAでは手術トレーニングがVRとなっています。VR主術で本当に効果があるのかと疑問に思われた方もいるかもしれませんが、
従来の方法より 130 % 以上の学習効果が高まり、38 % 以上より進んだ学習ができ、20 % 以上施術が早くなったそうです。

3. Walmartの例
Walmartでは従業員の接客の練習にVRを利用しているそうです。VRの取り組みによって、従業員の 70 % に作業効率の改善がみられ、従業員満足度も向上したそうです。そして、何よりもVRで様々な経験ができるため、不測の事態に対する対処力の向上もみられたそうです。

4. Macysの例
macysでは VR を利用した家具購入サービスを展開しています。自分の居住空間を3Dデータとしてオンラインに取り込み、商品をVR空間上の自分の部屋に置く事で、実際にデザインのマッチを見ることができます。これにより、macysは大きな店舗を持つ必要がなくなった、返品率が 80%となり、さらに購入率が上昇したそうです。

5. LGの例
お隣国韓国では、ARを利用したショッピング番組が始まったそうです。実際にショッピング番組で販売されているものを、AR を用いて部屋に配置して確かめてみて、気に入ればAR空間上で購入ができるようになっています。

さて、ざっと例をあげましたが、現在では以下の用途で使われていることが多いようですね。

ポイント
・教育用途(行動を伴うトレーニング)
・シミュレーター(リアル世界に仮想空間を重ねてシミュレーション)

僕がイベントを通して今回学んだ XR でビジネスを行なっていくために押さえておくべきポイントはまさにここかと!

ポイント
1. 今まで取り込めていなかったリアルのデータを、オンラインの世界に取り込みを意識しているか。
2. 技術展望を意識して、現在のソリューションを用いているか

何を言っているのかそれぞれ補足すると、1は室内の空間など今までオンラインに取りこめていなかったものをデータ化してそして、そのデータを活用して新たな営みを検討する。(※データがより価値を持ってくる時代になっているので、他社にない独自データを集めていくことは重要ですね。)
2はインダストリー4.0などを意識して、ロボットとの協調を意識して、ロボットのための空間データ集めをしている、なんてところかと!

さて、本日はここまでです!
11/26(火)には「オープンイノベーションに必要なこと」というイベントがございます。お時間のある方はぜひお越しください!

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