転職活動でのダイレクトスカウトの使い方(転職エージェント編)②

自己紹介

こんにちは、私は40代後半の経営コンサルタントで、15年以上の経験があります。私の専門分野は業務改善で、多くの企業に高い価値を提供できる自信があります。しかし、新たな挑戦を求めて転職活動を始めました。

転職活動を始めるにあたって、ダイレクトスカウトに最初に登録しました。実際にダイレクトスカウトを使ってみて、使うべきか、使い方はどうすれば良いのかについて私が学んだことをお伝えします。

転職エージェントとの出会いに絞ってお伝えする後半部分になります。
前半部分はこちら

活用する際の注意点

以上のようなメリットがあったのですが、使ってみた今だからこそ分かる注意点も明確になりました。具体的には以下のようなことです


転職エージェントが言うことを鵜呑みにしない

転職エージェントと話して勝ち目があると思って転職活動を始めたのですが、ちょっと安易だったと今は思います。本当のところは、もう少し準備をしてから転職活動を始めるべきでした(転職活動前にすべき準備については別で語ります)。

彼らは転職させてなんぼ、です。だから当然転職を勧める前提で語ってきます。40代でも今の市況だと十分転職できます。プロジェクト・プロマネの豊富な経験はどこも欲しがります。Big4に6年在籍したことはかなりのプラスです、そんなことをどこのエージェントからも聞きました。しかし、語っていないこともあったのです。具体的には40代の転職者に企業が具体的に何を求めるのか、IT経験のなさをどうやってカバーするのか、と言ったところです。(詳細については別に語りたいと思います)

ここの対策をしないまま転職活動を始めたために、当社が求めるスキル基準に達していない、とか、IT経験が乏しいといった理由で見送りになる企業が続出しました。無策なまま突っ込んだだけだったのです。ここに手当をして転職活動を始めていれば、違った結果になっていたかもしれない、と思うのです。

転職エージェントの得意領域・強みを必ず見極める

私は今回の転職活動では、エージェントの得意領域をしっかりと確認しないまま、連絡があった順番で面談を行い、そこで紹介された求人案件にそのまま応募しました。つまり、どの転職エージェントから求人に応募するかを考えなかったのです。これは明らかに間違いでした。

冷静に考えると、提出した職務経歴書や履歴書をそのまま企業に応募するだけであれば、自分でやれば良いです。エージェント経由で出すからには応募者としては付加価値をつけたい。

そのためにエージェントの得意領域や強みをしっかりと確認し、エージェントの得意領域や強みが生きる先に応募すべきだったと思います。

強みや得意領域があるところだと、応募先企業の人材ニーズや評価ポイントが深く分かります。そうすると、そこを打ち出すことができたと思いました。そういうことを聞かずに、どこも同じ職務経歴書を提出してしまったのは今思えば改善点だったと思います。

エージェントとの出会いをダイレクトスカウトだけに頼らない

私は今回の転職では、ダイレクトスカウトでコンタクトを取ってくれたエージェントだけを使って転職活動を行いました。しかし、これも受け身すきたと反省しています。自分でコンサル業界に強い転職エージェントを把握し、こちらからもコンタクトを取るべきでした。そうすれば別の評価、別のアプローチ方法を聞けたかもしれません。

まとめ:ダイレクトスカウトの活用方法

まとめると、転職エージェントとの出会いの手段としてダイレクトスカウトを利用するのであれば、ポイントは以下のようになると思います。

  • 複数の転職エージェントとの出会いを求め、ダイレクトスカウトは使うべき。その理由は、待っていれば自分の市場価値を把握できることと、自分のリサーチだけでは出会うことができない転職エージェントとの出会いがあるから

  • 転職エージェントとの出会いの手段をダイレクトスカウトだけに頼らない。転職希望の業界に強いエージェントをリサーチし、アプローチすべき

  • エージェントからの情報収集では、自分の市場価値をつかむだけでなく、転職を通じて実現したいことを実現するために、準備すべきことも把握すべき。準備をした上で転職活動を始めた方が、無策で見送りになるケースを減らせる

  • 転職エージェントの強み、得意領域を把握し、その掘り下げで応募先の人材ニーズや評価ポイントを把握し、職務経歴書に反映させた上で企業に応募すべき。そのためにどの転職エージェントから求人に応募するかは吟味すべき

転職活動において転職エージェントは自分の伴走役としてとても重要な存在と思います。ダイレクトスカウトを上手に活用し、転職活動を優位に進められる転職エージェントとの出会いに繋げていただけたらと思います。


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