美少年ビームは健在 -舞台「パタリロ! ★スターダスト計画★」

最近、プロテインとアミノ酸を飲み始めた前髪パッツンと言えば霧里です。

さて、先日は舞台「パタリロ! ★スターダスト計画★」を観に行きました。


ネタバレが嫌、という方はご遠慮ください。

舞台版パタリロの第二弾。
霧里は勿論、前作も観劇しました。

全体的な感想を言うと、続編でキャストも大きな変更がないのでカンパニーとしてのまとまりが良くなったということを一番感じました。
恐らくこのリアクションは素だろうな、とか。
これは多分アドリブだろうな、とか。
そういう場面でのやりとりがいい感じにお互いを頼っていたりするんだろうなという空気感を感じました。
カーテンコールで加藤諒くんが「こんな(グダグダの)カンパニーでごめんなさい」みたいなことをおっしゃっていましたが、いやいや!
前作から一年と少し、その間にこのメンバーで舞台に立っていないはずなのに、これだけカンパニーとして育つのはすごいことだと思います。
しかも、それなりに人数いますからね…?

霧里自身は、パタリロをがっつり愛読していたという訳ではないのですが、なんというか…
魔夜先生、めっちゃ自由だったな…と。
パタリロの舞台化においては、三次元で不可能と思われていたビジュアル部分の問題を解決し、更に内容においても色々とハードルがあったと思うんですけど、それでも守りに入るのではなく挑んでいくような気概を前作同様に感じました。

パタリロはわりとギャグ漫画という認識が強いと思うんですが、魔夜先生は美しいものがきっとお好きなのよね…と思った次第です。

そんなわけで、今回もなかなか冒険したな…というシーンはありますが、会場が大きくなったこともあってか、わりと全方位の方に楽しんでいただける作品になっているんじゃないかと思います。
前作の方が結構コアだったと思います。

マライヒが男なんだから妊娠する訳ない!みたいな描写はあるのに、バンコランとマライヒが男同士で愛し合っている、という部分には一切言及せず当たり前に存在しているのも、わりと早い段階から魔夜先生ってすごいこと描いていらっしゃったのだな…とか思ったりします。
観ていて全然違和感なくて忘れてたんですけど、キャストさん全員男性でしたわ…。

前作を観ていなくても理解出来るお話ですし、「舞台」と銘打ちながらわりとミュージカル要素も結構あるのが、前作ではおお?っと思ったんですが今回の方が自然と観られました。
曲の入れ方とかが変わったのかな…。
前作は本当に、話題にもなっていて、名刺を差し出す瞬間の緊張してる新入社員みたいな感じだったなぁ、と。
だから、それぞれがしっかり役割を受け持ちながら自由に楽しんで作品を作っているんだな、というのを感じて、前述した「カンパニーとしての成長」と感じた一番大きい部分なのかもしれません。

玉ねぎ部隊のフェロモンコーナー、前回よりチーム感が出てきたと思いますし、だからこそ新入り設定もちゃんと分かる、というのがいいなと思いました。
ストップモーションで背中向けて止まっているのに、パタリロの言動にどう考えても笑っちゃってるでしょwって言うバンコランとか。
マライヒの拳がパタリロの顔にヒットしちゃって素でごめんごめん、してるのとか。

なんていうか、土台がしっかりしているからこそ、そういう遊びとかちょっとしたトラブルを楽しめるという感じがしました。

この感覚は何かに似ているな…と、思い当たったのは宝塚歌劇です。
別箱公演では出演者が分かれるのが基本ですし、退団や組替もあるし毎年初舞台生が配属もされますが、基本的に大多数のメンバーがそのままで年に約二回の大劇場・東宝公演を行います。

あの下級生が抜擢された、とか
ソロを貰った、とか
あの上級生と組んでお芝居(ダンス)してる!、とか

そんなひとつひとつでいちいち感動して涙したりしている霧里です。
だから、パタリロ!のカンパニーとしての成長はとても胸が熱くなりました。

というか、宝塚と違って2017年は一年みんなそれぞれの仕事して久しぶりに集まったって考えると、また違う意味で胸アツですね。

今後の実写映画も同じメンバーがいいし、また続編あるなら絶対おんなじメンバーがいいなぁ、と思っています。

個人的には花とゆめのお歌が好きです♡

では、また









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