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読書感想文を中心に、本に関する記事をまとめました。 好きなジャンルの本が中心になります。
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記事一覧

【読書感想文】『アルルカンと道化師』池井戸潤著 

久しぶりの池井戸作品を堪能しました。 「倍返し」がテレビで流行語となったころは、立て続け…

マネキネコ
3か月前
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【読書感想文】『異邦人』原田マハ著 

『異邦人』というタイトルに惹かれ、初めて原田マハさんの著書を読みました。 「いほうじん」…

マネキネコ
5か月前
64

【読書感想文】『ふたりの余命』高山環著 

高校生が主人公の本書は、若い人向けかなと思いながら読み始めましたが、テンポの良い文章にす…

マネキネコ
6か月前
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【読書感想文】『株式会社タイムカプセル社』喜多川泰著

先日に引き続き、喜多川泰さんの著書を拝読しました。 訳あって株式会社タイムカプセル社で働…

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【読書感想文】『きみが来た場所』喜多川泰著

塾の経営者である秀平は、ある日喉に違和感を覚え、のど飴を買おうとコンビニに入ります。 し…

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【読書感想文】『最後は臼が笑う』森絵都著

◎シニカルな短編ダメ男ばかり好きになってしまう桜子、39歳。 「ろくでなしや、あかん奴や…

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【読書感想文】『最後の医者は桜を見上げて君を想う』二宮敦人著

◎3人の医師 それぞれの向き合い方医学部同期の3人の医師、福原、桐子、音山。 大病院の副院長で外科医として名をはせる福原、患者から死神と言われる福原、そして優しい音山。 三人三様の医師たちは、かつて学生時代は仲が良かったが、今はお互いを避けるようになっています。 福原はどんな病気にも立ち向かい、最後まで治療をあきらめない医師です。彼が患者に示す選択肢は、どの治療方法にするかであり、1分1秒でも長く生きるための選択です。 桐子は治療をやめて、残りの人生を自分らしく生きる

【読書感想文】『夢をかなえるゾウ』水野敬也著 <Vol.5>

◎はじめに<Vol.5>Nol.4では、ガネーシャの教えの16~20について書いています。 ■「…

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【読書感想文】『夢をかなえるゾウ』水野敬也著 <Vol.3>

◎はじめに<Vol.3><Vol.3>では、ガネーシャの教えの11~15について書いています。 …

52

【読書感想文】『夢をかなえるゾウ』水野敬也著 <Vol.4>

◎はじめに<Vol.4>Nol.4では、ガネーシャの教えの16~20について書いています。 ■「…

44

【読書感想文】『夢をかなえるゾウ』水野敬也著 <Vol.6最終回>

◎はじめに<Vol.6最終回><Vol.6最終回>では、ガネーシャの最後の課題について書いていま…

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【読書感想文】『夢をかなえるゾウ』水野敬也著 <Vol.2>

◎はじめに<Vol.2>Nol.2では、ガネーシャの教えの6~10についてご紹介します。 ■「全体…

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【読書感想文】『夢をかなえるゾウ』水野敬也著 <Vol.1>

◎あらすじごく平凡なサラリーマンが「神様」を名乗る謎の生物・ガネーシャの指南によって自ら…

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【読書感想文】『海峡の光』辻仁成著

1997年、第116回芥川賞を受賞した作品です。 ◎あらすじ物語の語り部であり、主人公・斉藤は小学生のころ、花井修に陰湿ないじめにあっていました。 花井は先生や大人が見ている前でのみ、善意をひけらかすような少年でした。 花井が通りすがりの老婆を見捨てたことや、捨て猫の1匹だけを餓死に追いやろうとする姿を見たことで、花井の中の邪悪さに気づいた斉藤は、それに気づいてしまったことによっていじめを受けることになりました。 18年後、その花井が受刑者として彼の勤務する少年刑務所