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~レアル・マドリーが一時代の終焉へ、彼らはどう進むべきか?~

筆者の欧州の好きなチームはインテルだがインテルはCLのグループリーグ敗退して以降全くと言っていいほど海外サッカーを見てなかった中久しぶりにCLがやっていたのでレアル対アヤックスの試合を見ていた。

レアル・マドリーがCLベスト16で敗退

これは実に09-10シーズン以来となるそうだ。指揮官のジダン、エースとして君臨したロナウドが去って初めから困難なシーズンを迎えるとは彼らも知っていたろう。しかしロペテギは戦術を叩き込めずクラシコで大敗して解任、後任のソラーリがヴィニシウスやバスケスの台頭を見せてきたもののそれまでエースがになってたポジションは結局補えずにいた。
ベイルは稼働率約58%という脅威の低さで今日の試合も全く見せ場を作れなかった。ベンゼマも過密日程をフルにこなしてた疲れがあったのかシュートチャンスを尽く逸した。
それだけにヴィニシウスとバスケスの負傷離脱は大きく、精神的支柱のラモスも出場停止、アクセントとなるイスコもメンバー外だった。アヤックスもいいサッカーをしていたがどちらかと言えばマドリーの間延びしたスペースを有効活用しただけで別に印象に残るほど特別いいサッカーをした訳では無い。要は"マドリーがそれだけ悪いサッカー"をしてたという事だ。当然アヤックス3点目のシーンは今後も議題に挙がる誤審ではあったがナチョは集中力を切らしてモドリッチが時間を作っても動き出すのがアセンシオしかいない状態、これでは勝てない。典型的な一時代の終焉を見た気がした。

無冠が決定的なマドリーが今後"暗黒期"を迎えない夏を過ごすには

マドリディスタでもないし単純にCLの1試合を見ただけではあるが今季のマドリーは世代交代に失敗した上に課題が山積みだ。
まずは指揮官の交代、ソラーリはそれなりに修正したがここ4試合でメンバーを固定したことに問題が多いだろう。そしてマネジメント力の低さが露骨に目立ったので退任が既定路線だろう。このチームの監督は威厳あるポジションで噂にグティやポッチェッティーノ、モウリーニョにレーヴ、アッレグリ…と候補が多いがクラブの未来を託すならアッレグリの招聘を筆者は勧める。タレントを束ねるマネジメント力もさる事ながらユーヴェ黄金期を作り上げた緻密な戦略性は今のマドリーに必要不可欠だろう。

新監督次第ではあるが…

新監督次第で戦力補強の構図が見えないがベイル、ベンゼマ、イスコやマルセロはチームを去るべきだろう。イスコのポテンシャルをもってあれだけ出番がないのはおかしな話である。以前からユーヴェへの移籍の噂が立っているので決断を下す時が来てもおかしくない。レギロンの定着した左SBではマルセロもユーヴェへの移籍の噂がある。個人的視点ではあるがマルセロはほぼ移籍するだろう。ベンゼマは決定的シュートチャンスを逸し続けてる、しかし少ないチャンスを作るチャンスメイクをするのもまたベンゼマであった、イングランドやイタリアのクラブからオファーが舞い込んでもおかしくない。噂に上がるか分からないがナポリ辺りでプレーしたらまだ輝けるであろう。ベイルはミランあたりから関心がかかってるらしいが正直あのスペ体質を買うクラブも多くはないであろう。しかしマドリーは早急に売るべきだ。

決定的な仕事が出来るCFの確保に急げ!

今のマドリーは真ん中にどっしり構えてゴールを決める選手が少ない。インテルのイカルディはクラブからキャプテン剥奪されて直近の試合も招集拒否してる状態なのだがイタリアでは年間20ゴールは見込めるストライカーだ。移籍金もクラブとのゴタゴタさえあれば下がるので狙うべきだろう。

ボールを運べるCMFも必要である

マドリーはDMFにカゼミーロ、CMFにクロースとモドリッチという形だが前への推進力のあるCMFは1枚欲しい。理想はポール・ポグバであるがいかんせあの扱いにくいキャラをどうするかだ。金銭面ではどうにでもなるがピッチ外で扱いにくい選手故に獲得には慎重に行くべきだ。かなりグレードダウンするがミリンコヴィッチ・サビッチ辺りは高身長でボールを運べるCMFなのであの手の選手を狙うべきだ。ただサビッチレベルがマドリークラスのチームに行ってすんなり溶け込めるかという事も問題である。やはり第三者的にはポグバを狙ってみたら面白い

最後にマドリーへの補強提案はまさに完全私見です。

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