写真集 earthbound|制作note.01
はじめに|model 津田えりさん
2023年7月、夏本番の入り口のような日に、津田えりさんと写真を撮りました。僕のはじめてのポートレート写真集を創るという思いに津田えりさんが熱意を持って応えてくださいました。感謝です。感動です。ありがとう。今現在、道の途中にある写真集「earthbound」その完成までの道のりをここに残していこうと思います。
撮影中に直感で決まったタイトル
普段、僕が撮るポートレート撮影の場合は事前に設定や場所の詳細などモデルさんには伝えません。それは、できるだけ新鮮な目で、その日のモデルさんの体調であったり、感情・感性のままに、現場の空気感を感じてもらって、感じたままの姿をリアルに撮っていきたいな。という撮影コンセプトがひとつ僕の中にはあるからです。
・・・ですが、今回に限り写真集用の撮影をするということで僕自身特別な思いもあり、えりさんには事前にロケーションの写真を見てもらって、やんわりと野生的なイメージを撮っていけたらいいなぁ。と希望をお伝えしておりました。結果、撮りたかった世界もしっかりと。さらに想像もしていなかった色んな世界が生まれたし撮れたと思います。
対人撮影はやはり共感、共鳴。それは撮ってる最中に静かに波のようにやってきます。その波に漂うように逆らわずに自然体で撮っていけたら理想なんだと思います。今回もそんな時間はあったかなと感じました。
海辺のロケーションで、海の汐香、強い浜風、自由奔放な野生の植物たち。そして、えりさんが発する生命の力が、撮っているうちに地球という存在をも強く感じさせて行ってくれます。人と地球が与えてくれるエネルギーってはかりしれないですね。日常、街の喧騒の中で生きてるとついつい忘れてしまう大切な感謝の気持ちです。
写真集としてどう構成するか…
1日の撮影でしたがたくさんの写真が生まれました!さてこれをどう構成していくか。夏以降、多忙を極めていたこともありますが、それであっという間に3ヶ月も経過してしまいました。
このままではいけないと思い。ここで制作ノートを書くことで自分の頭の中の整理と新たな発見を見いだせて行けたらいいなと思って書いてみました。
撮影中に感じたことや、意図的なことなども少し
数回の更新になると思いますが、是非、引き続きご覧になってください。
制作ノート01を書き終えて
一旦頭の中をからっぽにして、書くことで思いのほか構想が整理できていくものですね。といいますかようやく時間的にも心にも余裕が出来て落ち着いて向き合えるタイミングが今、来たって感じです。これで良かったと思います。
この写真集が完成するまで僕の夏はまだまだ続きます!笑
次回はどういう写真集の構成にするか、骨子になる部分を考えて、具体的な形式を決定し、写真集制作も同時に進行させていきます。
monoXron . yuichi yakushiji
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