妄想クラブ運営記録 今更サカつくEU(11)
1 カップ戦はじまる(07-08年 12月)
フランス1部リーグ昇格後、当然のように、そう簡単には勝たせてもらえない状況にある、わが「ラシン・クラブ・ド・ベルサイユ」。
12月に入り、リーグ戦はほんの少しお休み。「フランスプライムカップ」というカップ戦が始まります。
1部昇格初年度である我がクラブは、あくまで1部残留が至上命題。カップ戦で勝ち上がることは必ずしも重要ではありません。ただ、レンタル移籍中であるMFフランク・リベリの完全移籍費用を捻出するためには、多少勝ち上がってくれたほうがありがたいのもまた事実。
どうしたものかとしばし悩んだ末、結局リーグ戦のスタメンからメンバーを変更して挑むことにしました。具体的には、
ケラーは途中交代で結構出番がありましたが、他の3名はリーグ戦でほとんど出場機会がありません。ここらで使ってあげないと申し訳ないというのも。
さて、その一回戦の対戦相手はメッス。試合はというと。
なんといきなり相手にPK献上。開始5分で1点リードされる展開に。いくらなんでもこれはよくないわー。
ですが、この後は我がクラブ優勢に試合が進みます。
そうして前半28分。コーナーキックをファーで受けたMFヴァシリキ・ディアビが折り返し、MFクリスティアン・ケラーがゴールにねじ込み同点。よしよし、なんとか前半のうちに追いついた。
ただ、その後も我がクラブが優勢でありながら、決めるには至らず。試合は延長戦を終えても決着がつかず、PK戦へとなだれ込みました。
そのPK戦がまたなんというか、外す率の高いしょっぱい展開に。結局7人目まで進み、PK戦3対4で敗戦と相成りました。
カップ戦は重視していないとは言いましたが、初戦くらいは勝ちたかったなあ。ボール支配率67%だったのに。
2 12月の成績(07-08年 12月)
そんなわけで続いてリーグ戦。12月の成績を。
なんと負けなし。カップ戦でメッスに負けたのに。
リーグ屈指の強豪パリには撃ち合いの末に引き分け、同じく強豪リールには競り合ってのクリーンシートで勝利。ここにきて、試合内容も上向きな感じです。
チームの戦術的にサイドアタック重視なのですが、フランク・リベリとトビアス・ハイセンの両翼が、単に縦に突破してクロスというだけでなく、内側に切り込んでゴールを狙う場面が増えてきた印象です。いやいや、そういうの欲しかったのよ。ハイセンはプレイスタイル「切り込み」だし。
20節のリール戦での得点も、右からのリベリのクロスに対し、左からゴール前に入ってきたハイセンが(近くにいたヴァイリネンを差し置いて)決めたもの。そういうサイドの選手の得点もっと増えるといいなあ。システム4-2-3-1でなく4-3-3にすればいいのかもしれんけど。
3 ウインターブレイクの出来事(07-08年 12〜1月)
年は変わって1月。冬の移籍市場が開く時期です。
今年は緊縮財政の我がクラブですが、ほんの少し動きがあります。
まずは出ていく選手。
3部時代から我がクラブを支えた選手は、この人が残るだけになっていました。もっとも、右SBは現在バカリ・サーニャが君臨中。さらには中央と兼務できるヤニク・ザンベルナルディがおり、バルテズの出番はほぼない状態です。そのため、結構前から移籍リストに載せていたのですが、ここに至ってようやく行き先が決まりました。
今までの功績に感謝。
そしてもう一人、悩んだ末に移籍リストに載せた選手がいました。彼の移籍もここで決定することに。
そう、昨年ドイツ2部のロストックから獲得した、スウェーデン人MFです。
昨年は彼が右サイドアタッカーの主力でした。ですが、今年はなんとフランク・リベリのレンタルでの獲得に成功してしまったため、すっかり右ワイドはリベリの独壇場に。しかも、FWセーレン・ラーセンがトップと右サイドを兼務できるため、リザーブが5人というフランスリーグでは、プリカはリザーブからも外れることに。
いやー、プリカという選手、結構前から使ってみたかった選手だったんですけどねー。こんなに早く放出することになるとは。
なお、移籍先は図らずもリベリの所属先であるマルセイユ。3トップのチームなのでプリカはどれだけ使われるか微妙ですが、なんとか活躍してほしいなあ。
金欠な我がクラブですが、ここで新加入も。ユースからの昇格です。
早速、ドイツのブラウンシュバイクに指定レンタル移籍が決定。たっぷり修行して、早く戦力になっておくれ。そうでないとボナールが過労死してしまう。
4 1月の結果(07-08年 1月)
そして1月です。ブレイク明けの結果はこちら。
なんと3連勝。先月から数えると4連勝です。どうしたいったい。
試合内容もなかなかなものです。
特に、21節のレンヌ戦での1点目は綺麗な形でした。まず、左サイドのトビアス・ハイセンがボールをもってやや中央にドリブルで時間を作り、相手DFを引き連れた状態で中央のグルキュフにパスを出します。受けたグルキュフは比較的視野が開けた状態で、すかさずハイセンが開けた左サイドのスペースにロビング。そこに走り込んだSBのロラン・ボナールがフリーな状態でクロスをあげ、中央でジェイが頭で合わせてゴール。
実に綺麗に決まったサイド攻撃でした。特に、SBが大外から上がってくる形はぜひ何度もやってほしいのですが、このゲームではなかなか起こりません。それが実に見事に決まってほくほく。
連勝により順位も9位に浮上。1部昇格初年度にして1桁順位です。このままシーズン終えることできるかな。
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