妄想クラブ運営記録 今更サカつくEU(2)
1 開幕して1ヶ月(06-07年 8月)
フランス2部リーグ一年目、大量補強で上位進出を狙う我が「ラシン・クラブ・ド・ベルサイユ」。
開幕して1ヶ月が経ったので、前回記載した開幕戦の結果も含め、成績を振り返ってみます。
負けなしで早くも首位に。序盤はいい調子です。
ただ、無得点でのドローが2試合あったのは、ちょっと不満。もう少し攻撃的なカラーを出したいんですよねえ。ベストイレブンに選ばれたのはDFばかりですし。
なお、この段階では、MFラデ・プリカ、MFクリスティアン・ケラーの2名は、まだ合流しておらず、試合には出ていません。GKファブリス・キャテランも6節での合流で、出場は1試合です。
さて、そんな我がクラブですが、1ヶ月試合画面を見ていた思ったことが。
まず、主役であるFWジェイ・ボスロイド。結構左右に流れがちな印象です。その結果として、第二節で見せた、ジェイが左に流れて作ったスペースに左ウィンガーのエヌゾグビアが走り込んでゴール、みたいな流れも生まれます。また、くさびのボールを受けても、ワンタッチで中盤の選手に落とすよりキープを試みることが多い。結果囲まれてロストというパターンも多々あり、これは困ったもんです。
また、MFヴァイリネンは「カバーリング」のプレイスタイルを持つわりに、結構上がってくる印象。トップ下のMFグルキュフと同じくらいの高さにポジションをとるシーンも、かなりの頻度で見られます。
実はもう一人のボランチ、MFヴィンセントも前に出る意識が強い選手。結果として、前線からボランチまでがバイタルエリアに密集するケースがしばしば発生します。その状況があまり効果的に見えないんですよねえ。もう少し整理されないかなあ、というのが正直なところ。
9月には新加入のMFラデ・プリカとクリスティアン・ケラーが合流するので、そこでいい変化が起きないかと期待しています。
2 さらに1ヶ月が経過(06-07年 9月)
そしてその翌月。
獲得した選手が勢揃いしました。今月のスタメン(すなわち今シーズン前半のベストメンバー)はこんな格好になります。
そして、ベストメンバーが揃った9月の成績はどうなったかというと。
はい、なんと5連勝で首位キープ。しかも今月無失点です。
無失点を続けるほどの守備の安定をもたらしたのは、間違いなくMFクリスティアン・ケラーとGKファブリス・キャテランの合流でしょう。
合流直後のケラーの潰し屋っぷりはまじで半端なかった。「クラッシャー」というプレイスタイルがこれほど似合う人はいないのではないか、というくらいです。
また、33歳のベテランGKキャテランの安定感もさすがでした。守備範囲も広く、DFの裏のスペースへのケアも素早い印象。やっぱりキーパーが安定すると守備が引き締まりますなあ。
一方で攻撃陣。
面白いことに、7節から9節までの得点は、その全てがサイドに流れたジェイからのクロスを2列目の選手が決める形でした。つまり、アシストは全てFWジェイによるもの、ということですね。
先にもかいた通り、ジェイはどうもサイドに流れる動きを好むようで、結果として得点よりアシストが多くなっています。9月終了時点で、得点は2に対してアシストはなんとリーグトップの4アシスト。もう少し自分で点を決めてもいいのですけど。
そういえばジェイ、グルキュフの絶妙のスルーパスをクロスバーに当てたり、11節ではPK外したりもしてたなあ。。。
ちなみに、9月終了時点でのチーム得点王は、トップ下のMFヨアン・グルキュフで4ゴール。リーグ全体でも2位につけています。さすがです。
9月の試合展開は、ビルドアップからトップのジェイにボールが収まると、ジェイ自らキープした後にサイドに展開する(または持ちすぎて奪われる)パターンが多いです。結果、グルキュフはチャンスメイクよりフィニッシュの機会が多い印象。
元々、グルキュフのゲーム画面の能力バーではパスよりシュートのデータが高く、オフェンシブサードではアシストより得点力に秀でた選手であるようです。やや引いた位置ではフィジカルの強さと視野の広さを活かしたキープと展開、そしてサイドに渡した後は自らボックス内に侵入してゴール、というプレイスタイルなのでしょう。
3 その他の出来事(06-07年 9月)
試合結果以外の特筆すべき出来事といえば、まずは代表への招集。
第9節の後に国際Aマッチがあり、ヴァイリネンが予想通り選出されました。
高額の移籍金を叩いて獲得した、我がクラブの10番を背負うヴァイリネン。縦パスをつけたり、いつの間にか前線に顔を出したり(9月終了までに2得点を記録)、我がクラブの中盤の要として活躍してくれています。流石にいなくなるとちょっと困る。
ですが、一回目の代表招集では、そこまで疲労を溜めずに済みました。おかげで10節も先発出場。「疲労回復」のスキル持ちのフィジコを雇っていたのも大きかったのかも。
もう一つが、余剰戦力の売却に関して。
というわけで、3部時代からいる33歳のベテランウイングは、マ・クベ率いるクラブ(嘘)への移籍が決定しました。ただし、実際にチームを離れるのは1月。それまでは、カップ戦だったりで出場していただきます。
こんな感じで、今のところチームは順調です。「プロビンチャプレイ」をしたいと言っておきながらここまで順調でほくほくというのは、なんか矛盾しているような気もしますが、金がないのは事実なのでよしとしよう。
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