妄想クラブ運営記録 今更サカつくEU(9)
1 開幕目前の出来事(07-08年 8月)
フランス1部リーグへの昇格を達成し、1部残留を目指し戦力も盤石となった、我が「ラシン・クラブ・ド・ベルサイユ」。
キャンプから帰還し新シーズンの開幕を目前にして、いくつかのトピックがあります。
先月新たに獲得した右SBが無事合流。ポリシーこそやや離れていますが、その能力は我がクラブのDF陣でも上位。キャンプは帯同できませんでしたが、開幕スタメンの座を任せられるだけの力はあります。
そして二つ目。
毎年恒例、広報担当のジュゼッペ氏による提案の「1億円で選手PR」。今年は新加入(ただしレンタル)のリベリをチョイスしました。ゲームでは右サイドの快速アタッカーという特徴の選手なので、サイドをガリガリ突破していっていただきたい。
そして三つ目
おおおおおお。これは大きい、まじで大きいぞ。
不動のトップ下でプレイスキッカーでもあるグルキュフの復調は、先月のカップ戦での苦境を鑑みるならば、これ以上ない朗報。これで開幕ダッシュも見えてくるというものです。
2 新シーズン開幕(07-08年 8月)
さて、いよいよリーグの開幕です。
開幕戦は、リーグ屈指の強豪リール。ボドメル、マクン、ドゥビュシーなど、錚々たる面々が並びます。
対する我がクラブの開幕スタメンはこちら。
今年の新加入選手がスタメンの半数。しかも、21歳が3人スタメンと若返ってもいます。
そして、DFグートバージ、MFラデ・プリカはベンチ外。昨年右サイドの主力だったラデ・プリカがベンチ外になるくらい、選手層は厚くなっています。もっとも、左SBは控えがいない状態なのでここはいずれなんとかしないと。
その開幕戦。意外にも乱打戦となりました。その結果がこちら。
開幕アウェイで、強豪相手に撃ち合いの末、勝利。なんとも気持ちのいいスタートです。
中でもFWジェイ・ボスロイドは3得点全てに絡む活躍っぷり。ジェイのアシストも、混戦の中でジェイのトラップが大きくなったのを、すかさずグルキュフが反応して決めたというもの。もしかしたらジェイは開幕ハットトリックなどという偉業を達成したかもしれないくらいの存在感です。
この試合で、これは面白いシーズンになるぞという、確信めいたものを抱いたのでした。
3 最初のひと月の成績(07-08年 8月)
そういう期待を抱いた、開幕戦以降のひと月の結果はというと。
というわけで、2節で撃ち合いの末に負けてしまったものの、最初のひと月を勝ち越しで終えたのでした。幸先いいスタートですね。
しかも、今月は全ての試合で複数得点と、その攻撃力を存分に発揮しています。FWジェイは2試合連続の複数得点。新加入のMFトビアス・ハイセンも3節で2ゴールをあげ、MFグルキュフも大事な場面でゴールを決めるなど、いい形でも攻撃ができています。
反面、全ての試合で失点しているのが難点。どうも中盤での守備がゆるい印象です。新加入選手が多く、連携が成熟していないことが原因かなあと推測。
4 続くひと月の成績(07-08年 9月)
続いて、翌月の成績もどんと行ってみましょう。
………あ、あれ、勝てなくなった。
負けは少ないのです。それどころか、マルセイユのような競合相手に土壇場で追いついたり、リーグ最強とも言えるリヨン相手に退場者を出しながらも追いついたり、いい試合をしているとも言えるのです。けれど、勝てない。
いやあ、これがトップリーグというものですか。
ですが、不動のワントップ、FWジェイ・ボスロイドは絶好調。今月は3試合連続弾を含む4ゴールで月間得点王となり、この段階でのリーグの得点ランクトップの位置にいます。
昨年はサイドに開いて受け、チャンスメイクの役割が多かったジェイに対し、トップ下のグルキュフがゴールを決めていました。ですが、今年は攻撃の組み立てがちょっと変わってきている印象です。
具体的には、昨年は後方からのボールをFWジェイに当て、ジェイのキープやドリブルからの展開(あるいは奪われて攻められる)という形が基本線でした。ですが、今年はMFグルキュフが下がり目に位置をとってボールを受け、そこから前線のジェイへつける形、あるいは一度ボランチに預けてサイドに展開する形がよくみられます。つまり、ワントップが高い位置にいられる形が増えているということ。それで、ジェイの得点が増えているのかなーという印象です。
あるいは、FWやトップ下に預けず、DFラインやボランチからワイドに直接展開し、左右のアタッカーであるフランク・リベリとトビアス・ハイセンがチャンスメイクするという形もよくあります。特に、今年は右で作って左のスペースにという、昨年とは左右反対の展開が増えた印象。
右からの攻撃から増えたのは、右ボランチに入っているヴァシリキ・ディアビの影響が大きいかもしれません。トップに縦パスをつける、リベリが内に絞ってあけたサイドのスペースに走る、など縦横無尽の攻撃性能を発揮しています。対して、左ボランチのMFヴァイリネンはやや地味な印象。左右を入れ替えると、また違った展開を見せるかもしれません。
他にも、リベリの走力はやっぱり高いなあとか、DFサーニャは結構中央に位置どってパス出ししたりと偽サイドバック的なロールをするなあとか、DFシューマンは結構後方からロングパス出すなあとか、新加入選手個々の特徴が見え始めています。
こういうのを理解してチーム作れると楽しいんですけど、うまくできるかな。
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