妄想クラブ運営記録 今更サカつくEU(6)
1 優勝決定戦(06-07年 4月)
フランスリーグ2部で首位を独走する、わが「ラシン・クラブ・ド・ベルサイユ」。3月終了時点で、2位との勝ち点差は15。優勝は目前です。
そして4月に入って2試合目の第36節、この試合に勝利すれば、優勝と1部昇格が決まります。対戦相手はバスティア。2部では強豪クラブの一つです。
さて、この試合のスターティングメンバーはこちら。
試合が動いたのは前半29分のコーナーキックから。キッカーのグルキュフが蹴ったボールを、ファーサイドのジェイが頭で落とします。そこにいたクリスティアン・ケラーがキープしてシュート、はできなかったものの、混戦から抜け出たヴァイリネンが押し込み先制します。
その後も優勢に試合を進める我がクラブは、後半に入ってもその勢いは衰えず。後半65分には、左サイドのスペースに抜け出したエヌゾグビアのクロスを中央でジェイが合わせて追加点。後半戦、怒涛の勢いでアシストを重ねるエヌゾグビアは、ここでも仕事をしてくれました。
75分にジュリオ・バルテズが警告を受けるも、試合は終始危なげなく我がクラブが制し、2対0のシャットアウト勝ち。1部リーグへの昇格と優勝を勝ち取りました。
この時点で2位との勝ち点差は21。リーグ戦は5試合を残して優勝決定は、我がクラブの強さを表していると言えましょう。いいぞいいぞ。
2 もう一つの優勝(06-07年 4月)
リーグ戦で優勝を決めたその翌週、今度はフランスクラブカップの決勝が行われました。対戦相手はイストレ。
こちらも、リーグ優勝決定戦と同じスタメンで望みます。結果はというと。
はい、こちらも無事優勝。賞金3億円獲得です。
内容的にはこちらの方が苦戦。ですが、後半戦で圧巻のチャンスメイク力を見せているMFシャルル・エヌゾグビアのクロスからジェイが先制。そしてリーグ戦得点王のグルキュフがダメ押しして勝利。優勝を勝ちとることができました。
3 そして4月の成績(06-07年 4月)
というわけで、4月のリーグ戦の成績を振り返ります。
優勝を決めた後も勝利を重ねています。ここまで来たら勝ち点を3桁に乗せたいぞ。
ですが、37節でFWジェイが負傷。全治二週間と診断されましたが、練習を休んでフィジコの「ケガ早期回復」スキルを用いたら、なんと一週間で回復。すげえよジェイ。
今月2つのアシストを記録した、DFヤニク・ザンベルナルディ。右と中央でプレイできるため、SBジュリオ・バルテズ、CBヨアン・ジルーと入れ替わりながら試合出場を重ねています。なかでも特筆すべきはビルドアップ時のロングキック。結構な頻度で前線へのロングフィードを通している印象です。
ちなみに、後半戦はチームの戦術を状況によって「ポゼッション」から「カウンター」よりに変更したりしています。そうすることで、裏へのパスが多くなったり、前への推進力が上がるような印象です。反面、攻め急ぐようなシーンもあるのですけど。
ザンベルナルディがロングキックを蹴る頻度が多いのは、そういう背景もあるのかもしれません。
4 来年度に向けての交渉、レンタル編(06-07年 5月)
そして5月になりました。リーグ戦は残り1ヶ月。このタイミングで、レンタル移籍中の選手を完全移籍で獲得するための交渉が行われます。
現在、我がクラブにおけるレンタル移籍中の選手は次の2名。
この二人は、現時点でのリーグ得点王とアシスト王。当然、クラブとしては、来期も欠かせない戦力と見做して、完全移籍に向けた交渉を行います。
獲得の申し出を先方に伝えた半週間後、先に返答が来たのはエヌゾグビアの所有元であるニューキャッスル。その内容はというと。
えええええ、移籍金9億超え?????
そんなに高かったっけ?????
この時点におけるクラブの資金は7億ちょっと。余剰戦力の売却でもう少しの収入が見込めるほか、リーグ戦の優勝賞金10億が入ることは確定しています。
ですが、この後グルキュフの完全移籍にもおそらくは7億程度の金額を支払わねばなりません。そうすると、資金が底をつく形で年度を終えることに。しかも、選手を獲得すべきポジションは、まだ残っています。つまり、金はまだ残さねばならない。
……これは、2人とも獲得するのは無理だ。
そう結論づけざるを得ませんでした。
とすると、ボスマン移籍で左アタッカーは確保できている(ステファン・イシザキ、トビアス・ハイセン)一方で、トップ下の選手の獲得は金をかけないと難しい。
そうであれば、完全移籍交渉はグルキュフに絞ろう、と。
グルキュフの保有元、レンヌからの連絡は、
というもの。高額であることには変わりありませんが、こちらは受諾することに。
そういうわけで、左サイドの快速アタッカー、シャルル・エヌゾグビアとは、リーグ戦アシスト王を置き土産にして、一年でお別れする結果となりました。今年の攻撃を担った20歳の若手コンビは、わずか一年で解体。とっても残念ですが、仕方ありません。
5 最後のひと月(06-07年 5月)
さて、優勝は決まりましたが、リーグ戦はもう一つ残っています。5月の成績をば。
グーニョンというかわいい名前のクラブにぽろっと負けたものの、全体としては安定した戦い。シーズン通して安定した試合ができていたように思います。
ちなみに、最終節はMFグルキュフが累積警告で出場停止。その分、FWジェイが爆発してくれました。ハットトリックはチームで初かな。さすがです。
というわけで、06-07シーズンは閉幕。
次回は今シーズンの記録などを振り返りつつ、もう一つ移籍関連での出来事があるので、そのあたりのことを。
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