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1人暮らしでネコ2匹 #4お部屋探しの仕方

[ヘッダ画像:引っ越し前夜]

こんにちは。狐堂です。猫2匹とひとり暮らしをしています。このシリーズは、猫初心者が同じ猫初心者の方々のために書いている易しいnoteです。

前回の記事では「ひとり暮らしで猫を飼う心構えとは!!!」といったことをちょー偉そうに語りましたが、次はハコの話。都会に住む単身者が初めて猫を飼うにあたって必要な家について、2回引っ越しをした経験と反省点をふまえて書こうと思います。

■ぶっちゃけ、こっそり飼える気がするんだけど?

正直な感想として、拾った子猫に数日の宿を提供するくらいならいけると思います。ですが、動物不可物件で猫と継続的に暮らすのは非常に難しいです。飼い始めて実感しました。

□そもそも譲ってもらえない
保護猫を譲り受ける場合、持ち家の戸建て住宅でもなければ、保護団体はほぼ飼育許可証などの提示を求めてきます。
※ちなみに、譲渡会や保護主のところに行くときは、管理会社に一筆書いてもらってこの許可証を持参すると熱意が伝わりやすいです。

□ゴミでバレる
動物禁止物件でペットフードや砂などのゴミが出たら問題になります。例えは悪いですが、中学校で吸い殻が見つかる感じ。以前歌舞伎町に住んでいたとき、マンションのゴミ置き場に大量の猫缶のゴミが捨てられているのを見たことがあります。強靭な心を持っているなあと思いました。自分で食ったのかもね。

□買い物でバレる
砂やシーツを買って帰る途中に、エレベーターで他の住人と会ってしまったら、相手の方は「あれー?」となります。管理会社に通報されるかも。
ECで購入したペット用品も、それとわかる外見をしていることが多いです。
たまに目隠し梱包可と書いてあるECがありますが、あれってペット不可物件に住んでいる人のためのサービスですよね?見るたびに腹が立ちます。カモフラはエログッズとエロ本だけにしとけ!プンプン!!!

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(アマプラ中小企業応援CPで買ったそいねこ...微妙でした。。。)

□意外にみんな見てるよ
都会の人は他人に関心がないとよく言われますが、結構見ています。というか、ルールを守らない人には敏感で厳しいです。
重篤な猫アレルギーの人が同じ集合住宅にいたら、何かあったときに重大な問題になりますし、猫のためにも、堂々と飼える物件にしましょう。バレないようにするのは大変なうえ、精神的な負担も大きいですから。


■猫と住める物件の選び方

それでは、気合を入れてペット可物件探しです。

少なくとも首都圏においてですが、ペット可の賃貸物件は結構増えてきたと思います。もちろん賃料は上がりますが、エリア相場ギリギリの予算で探していなければ、選択肢は思ったよりも多いなあ、というのが2回引っ越しをした感想です。猫飼育可能なお部屋を選ぶ際の、おすすめポイントをご紹介します。
なお、23区内に住む場合、理想のお部屋は家賃20万円くらいはしますので、以降の話は、「現実的なラインまで持っていくためにはどうしたらいいか?」ということを大前提として書いています。

①犬や猫が多く暮らしていて、猫に優しい物件

まずは飼育条件について。
周りの入居者も動物と一緒に暮らしている方々が多く、可能な限り管理会社やオーナーが猫に厳しくないことがポイントです。

ペット可物件にもいろいろありますが、(1)敷金礼金が超高い「実質お断り物件」、(2)ペット可と謳っているのに猫禁止の「猫嫌い物件」、(3)犬に甘く猫に厳しい「猫アウェイ物件」が半数くらいでした。
(3)に関しては、ご自身が納得できる範囲なら問題ないと思います。
犬猫を飼っているご家庭が多い物件ですと、周囲も比較的寛容です。まあお互いさまよね、ってなります。
少なくとも、ワンちゃんや猫ちゃんに両親を殺された人は住んでいないでしょう。建物によってはペット用のちょっとした設備があるところも。

②24時間365日ゴミ出し可

え?いきなりゴミの話?とお感じになった方もいらっしゃると思いますが、これぞ私のいちおしポイントです!!超重要。

猫のおしっこやうんち、ゴミの日まで部屋に置いておけますか?食べたキャットフードのパッケージも毎日溜まります。排泄物はトイレに流してしまう手もありますが、導線が整備されていないと意外に難しいし面倒です。毎回スコップ洗ったりとか。
人間のゴミを猫ちゃんに漁られることも避けねばなりません。大きな蓋つきのゴミ箱もいいですが、そんなものに場所を取られるなら、猫用グッズでも置きたくないですか??
というわけで、ひとり暮らしの方には、いつでもゴミが出せる物件をおすすめします。虫が湧くリスクも減ります。

③広さは十分条件

2回も引っ越した理由ですが、最初の部屋選びを失敗したからです。
1回目は都内から埼玉に引っ越しました。駅徒歩10分強、2DKの40㎡以上あるアパートです。しかし、ここは1年で退去しています。理由は外部要因含めいろいろありましたが、2回目の部屋を探すときに、広さは最低25㎡あればいいや!という考えになりました。
なぜかというと、正直、掃除がすごく大変なんです。猫のためにも常にキレイにしておかなければなりませんし、強力な洗剤も使えません。特にお掃除が苦手でも嫌いでもない私ですが、結構負担でした。

もちろんお金持ちであれば、広いお部屋に住んで掃除はルンバなんぞにやらせるのですが、限りある予算の中で条件を絞らなければならないとなると、部屋の広さの優先度は下がりました。広さよりも日当たりや窓外の眺め、あとは専用24Hゴミ置き場ですよ!(しつこい)

④立地のポイントは...特にないかも。

立地や周辺環境関しては、特に必須のものはないんじゃないかな?というのが私の考えです。自分にとって外せない条件と優先順位、そしてご予算との相談ですね。
動物飼育可物件という条件で、すでに家賃の相場は数万円上がっています。
狭すぎたり暗すぎたり騒がしかったりしなければ、猫に影響する要素はそれほどないはずなので(部屋の中を工夫してあげましょう!)、こだわるor諦めるポイントはご自身の好みで決めてよいのではないでしょうか。

ただ、これは確実に言えますが、猫を飼うと外出の機会は必ず減ります。

近隣に必要な施設に関しても、「特にないかな」というのが私の感想です。
「徒歩圏内に動物病院があること」については意見が分かれると思いますが、そこにお世話にならない可能性も高いので、公共交通機関やタクシーの利用も含めてアクセスのよい病院が何軒かある場所を選ぶのがいいと思います。都会であればそんなに困らないはずです。

実際、今住んでいる家も窓から見えるところに動物病院がありますが、あまり印象が良くなかったので、きっと二度と行かないと思います。
反対に、前の埼玉の家では、最寄りの動物病院が徒歩15分くらいのところにしかありませんでした。しかし、土日祝日も開いており、診療時間も長いし、時間外相談窓口もあるのでとてもお世話になっていました。

「近所に猫用品を買える店があるか」についても、私はそんなに重要ではないと思います。トイレの砂に関しては運動不足解消を兼ねて近所で購入して運びますが、それ以外はほとんどECです。ずぼらで在庫管理能力の低い私でも「偶然ごはんや砂を切らす」という状況があまり想像できないのですが、もしものときはコンビニで最低限のものは手に入ります。

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(冷蔵庫が届きました。1番最初に庫内に入ったのは猫)

⑤その他

□内廊下だったらラッキー
現在の家が内廊下なのですが、万が一廊下に出てしまってもゆっくり捕まえればいいですし、ストレスが減りました。猫たちを可愛がってくれる出入りの宅配業者の方々とちょっとしたおしゃべりもできます。
※もちろん、出たがりの子には別途脱走対策が必要です。
内廊下を条件に探すのは難しいと思いますが、内見した物件が偶然内廊下であるならば、とてもおススメです。私もこれが決め手になりました。

□新築は避けた方が〇
これは人間だけで住む場合でも言えることですが、新築物件に関しては、損傷は全部自分の責任です。新車と同じで、キズをつけないように神経を使いながら生活することになります。しかし、猫ちゃんはそんな事情は知りません。壁紙をガリっとやってしまったり、高いところにあるものを手でチョイチョイと落として、床にヘコミを作るかもしれません。まったく平気だもんね~!という寛容な方以外は、新築物件は止めた方がいいです。私はすごく気になるタイプなので新築以外で探しました。

□木造アパートはダメ
アパートかマンションか。これもどちらでもいいと思います。
ただ、古い木造アパートはお勧めしません。埼玉の家は築25年ほどの木造アパートだったのですが、気密性が低くて電気代がグロいことになりました。猫と暮らし始めると、冷暖房が必要な時期にはずーっと点けっぱなしです。冷暖房費は家賃とセットで考えるべきです。あと木造アパートはゴキブリも出まーす!!

□何階に住むべき?
もともと人間1人で住んでいるときも1階は何となく選択肢から外していたので、今回も特に考えず2階以上で探していました。
猫と住む場合も、特に気にしなくていいと思いますが、「玄関から逃げ出したらすぐ敷地の外!車がバンバン走っている道路!」という環境ならば、1階はもちろん低層階は避けた方が望ましいです。
よく、「3~7階は、ベランダから転落した際に体勢を整える時間がないため重傷を負う可能性が高い」という記事を見かけますが、ベランダから落ちることありきで考えるのもどうかと思います。無傷で着地したところで、無事確保できなければ失踪事件です。
私は、猫が蚊に刺されないか気を揉むのもイヤだったので、2軒目は10階以上を選択しました。

ですが、どうしても落下が心配な方には、「オートロック付きの物件の2階」が最適解かもしれません。


■最後に

わー。長くなってしまった。私の嫌いな、通販コスメや健康食品のうさんくさくいLPくらい縦に長くなってしまいました。ごめんなさい。

改めて書き出してみると、「きちんとした猫可物件を探す」ということ以外はそれほど特別なことはないかもしれません。ただし、2回目の引っ越しはコロナの真っただ中でしたが、自分が一日中いてもストレスにならない家であることは重要だと感じました。

ご自身が快適に住めるかという点はあたりまえで、人間よりも何倍も耳が良く、基本は外出もできず365日24時間ずっと過ごさなくてはならない子にとってはどうかな?ということを考えて選んであげれば大丈夫だと思います!!

これから引っ越しをして猫と暮らし始めようと思っていて、これを読んでくださった方のお部屋探しがうまくいくことを願っております!

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(引っ越し当日。前の家では窓の外には隣家の外壁が広がるばかりだったので、景色に見入っています)

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(引っ越し後3日ほど。だいぶ狭くなりましたが、引っ越してよかったかな?と思える瞬間です)

#我が家のペット自慢

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