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第14回:実践的霊学2 エーテル・気を感じる


気は見えなくても、人は感じている

前回は気を見る実践法を説いてきたが、今回は気を感じる実践法を説いていこう。
人は、気を見ることができなくても、誰もがごく当たり前のように、日常的に人の気を感じている。
しかし、私達はそのことが余りにも当たり前過ぎて、気を感じることに気が付いていないだけなのである。

例えば、人は普段から周囲の気配を感じたり、遠くからの視線を感じることがある。
会社員であれば上司からの圧力、子供であれば親や教師からの圧力を感じたりする。
一流のプロスポーツの選手からは、集中している時にビリビリした気迫のもったオーラを感じることもある。
これらは全て、無意識のうちに感じている気の作用である。
また、会話の中で「あの人は輝いているね」とか「元気に溢れているね」と言うように、実は私達は日々の生活の中で人の気というものを無意識のうちに感じているのだ。

その最たるものが、スターといわれる芸能人等が放つ「華やかさ」である。
目には見えないが、「眩しい・輝いていると感じられる人達の存在感」だ。

学園のアイドルとしての美少女のオーラは、
神の如く神々しい。「斉木楠雄のΨ難」に登場する
ヒロインの照橋心美は、特にオーラの表現が
とても豊かである。日本のアニメは、このように
オーラの表現に卓越している。
斉木楠雄のΨ難 /集英社

光を放つかのように輝いている人は、西洋の宗教画の天使のように眩しい。
人がまぶしく輝いているように見えるのは、生命力に満ち溢れているからだ。
それは気がみなぎっているので、放射されるオーラの伸張によるものである。
華やかなスターのオーラを放つ者は、ただそこに居るだけで他の存在を凌駕する。

実践方法1:自身で気を感じてみる

① 胸の前で合掌した手を、ただ激しく擦り合わせる。
② 暫く摩擦し続けて、くたびれてきたら手を離す。

摩擦後の両手の感覚を感じてみると、ピリピリとした電気のような感覚が残っているはずだ。
それが初歩的な気の感覚である。

③ この掌の摩擦後、今度は胸の前で、両手を軽く向かい合わせる。
④ 次に、ゆっくりと近づけたり、遠ざけたりを繰り返してみる。

そして、両手の空間に意識を向けていると、なんとなく微かだが、弾力性のある何かを感じられるようになる。

もし、両手の空間に何も存在しなければ、弾力性のあるものを感じることができないはずだ。
その弾力性のあるものが、気なのである。

気を感じるには、若い世代の方が敏感だ。
また、この気の感じ方には個人差があり、すぐに感じられる人と、なかなか感じることができない人とに分かれる。
これは修練の如何いかんにかかっているので、後者の方であれば、ただひたすら気を感じる動作を繰り返すしかない。

また補足として、接種者の方は、五感的に気を感じづらくなっている可能性があるので、ここで紹介している方法を試す場合には、かなりの時間と集中力を必要とするかもしれないということを付記しておく。

実践方法2:周囲の人の気を感じてみる

また、家族や友人が側にいる場合は、「目をつぶっている自分の額の辺りに、相手の人の手を翳して動かして貰う方法」もある。
そうすれば、相手は自分の額に触れてもいないのに、フワフワしたような気の感覚を感じることができるはずだ。

また、相手の人に頼んで、その人の指先を額に向けて貰えば、「指の先から放射されている気が額の中まで鋭く入ってくる」ことを体験できるだろう。

武具で例えると、掌からの気の放射は、「盾のように面で迫ってくる」のに対し、指先からの気の放射は、「剣先を向けられたように、鋭く額の中に差し込んでくる」という感覚の違いがある。

特に、額は「第三の目」といわれるように、人体の中でも精妙なエネルギーを敏感に感じやすい箇所である。

実践方法3:観葉植物等で気を感じてみる

また、気を感じづらい方には、観葉植物を使う方法もある。
観葉植物に向かって手を翳し、その植物から掌をゆっくりと近づけたり遠ざけたりしてみる。
これを繰り返していると、掌にピリピリまたはフワフワした感覚を得ることができると思う。

特に、観葉植物のエバーフレッシュが感じやすい。
気を感じることができる人は、このエバーフレッシュからエアコンのように風が流れて来ることを感じられるだろう。

不思議なことに、掌で気を感じることができるようになると、何故か全身でも気を感じることができるようになるものである。

エバーフレッシュは、天然の空気清浄機ともいえる
観葉植物である。(枯れやすいので注意が必要)

実践方法4:御神気やあらゆる生命から放たれる気を感じてみる

例えば、一宮や総社のような由緒正しい神社の拝殿で参拝すると、眉間の辺りや頭頂の辺りで、御神気(エネルギー)を感じることができるはずだ。
人によって、神社の御神気の感じ方は様々である。
・手を合わせていると、両手に暖かい気を感じる。
・頭上から頭部にかけて、輪がかかった感覚を得る。
・足下から螺旋を描くように、気が立ち上る。
・髪を撫でられたり、額に触れられる・・・等々である。

駿河国一の宮 富士山本宮 浅間大社/静岡県

全国の一の宮や総社は磁場が強いので、少しでも
気を感じられるようになれば、すぐ神社の気が
分かるようになる。また神社は、天津神、国津神の
系統によっても、波動の剛柔が異なってくる。

これは何も神社だけではなく、仏閣でも似たような気の感じ方をするものであるが、エネルギーの質でいえば、正直なところ仏閣よりも神社の方が気の質は高い。
その理由は、神道は自然界の「陽」の気を扱うのに対し、仏教は人の業や因縁等の「陰」の気を扱うことの違いがあるからだ。
よって、気を感じることができるようになれば、神社仏閣のどちらの気が軽くて重いかは必然的に分かるようになる。

他には、パワーストーンといわれる水晶、翡翠ひすい瑠璃るり瑪瑙めのう、隕石等の鉱物からも気を発しているのが分かるようになる。

このように、気はあらゆる生命体から放出されている。
それが生命力であり、古くから気・エーテル・プラーナ・オーラ等と、世界中で認識されてきたものだ。

何事も実践あるのみ

私は、これまで霊的な実学として、気の見方と感じ方について述べてきた。
これらの方法は他にも幾らでもあり、自分に合ったものを選んで試して貰えば良いと思う。

私が精神世界にいて思うことは、目に見えないものや肌で感じられないものは「非科学的で存在しない」とする左脳的な考えに対して、強い違和感を覚えることである。

確かに、気も、霊も、神も、目に見えるものではない。
しかし、今、我々の前には、これらの存在と同じように目に見えないものが多数存在している。
それは言うまでもなく、空気や電波、微生物等である。
今ではこれらのものが科学的に存在することは一般的に知られているが、少し前までの人類には、科学というものがなかったので、これらのものは認知し得ることができなかった。
同じことが、気や、霊や、神等の存在にも言えるのではないだろうか。

今の人類の科学では、これらの存在を証明するだけの技術力を有していないだけであり、この先何十年もしくは何百年か先には、証明できるときが来るのかもしれない。

現に科学的に気を見ることは可能になっており、その証拠にキルリアンカメラ装置やオーライメージングカメラ等が既に開発されている。
ただ、それらの技術を多くの人々は知らないだけなのである。
故に、「目に見えないから」又は「感じられないから」という理由で、単純にその存在を否定することに対して、私は非科学的な見解だと思っている。

もし、それらのものがないと大人として断言するならば、科学的に存在しないという科学的な根拠を挙げなくてはならない。
それができなければ、「その主張こそが都市伝説」ということになり、大人としては非常に無責任な言動をしていることになる。

私はこのnoteの中で、「目には見えない」または「肌では感じられない」とされている気の見方や感じ方を世の人々に提示してきた。
それは私が今生で「目に見えないものに対する研究と実践を繰り返してきた」から提示できるのであり、「気を体感する方法を習得してきた」ので伝えられるのである。

また、気の見方や感じ方については、他にも様々ある。
他で紹介されている方法も含めて、自分に合った方法を選んで、試してもらえば良いと思う。

目には見えないから「ない」と簡単に否定するのではなく、このような簡単な方法があるのだから、まずは試してみてから気の有無を判断してはどうだろうか。
とにかく、「人間、何事も実践あるのみ」である。

推薦図書1:リコネクション

著者:エリック・パール
/ナチュラルスピリット(絶版)

近年のアメリカのヒーリングはとても進んでいるが、個人的にエリック・パール氏のリコネクティブヒーリングは、その中でも突出しているように思える。
従来のエネルギーヒーリングの気よりも周波数が高く、以前のヒーリングよりも幅の広いヒーリングを可能にするものである。

例えば、施術するに当たって施術者の携帯している金属の時計や指輪、ネックレス等は、従来のヒーリングでは気の妨げになるので外して貰っていたのだが、このヒーリングでは周波数が高いので気にする必要はない。
また、治療時間もフィーリングによって行うため、従来のヒーリングとは違い、杓子定規に何十分気を流すということも決められていない。
このようにとても進んだヒーリングなので、是非、試されてみることをお奨めしたい。
ただし、リコネクションは絶版なので、その改訂版のザ・ゲートなら入手可能である。

推薦図書2:ザ・ゲート(改訂版)

著者:エリック・パール/角川書店