嘉美奈/カミナ

神の戯れか、不覚にも人生脱線した者です。 気づいた時には社会からあぶれ、霊的道を志す自…

嘉美奈/カミナ

神の戯れか、不覚にも人生脱線した者です。 気づいた時には社会からあぶれ、霊的道を志す自分がいました。 ですから、物質的には何も誇れるものがありません。 そんな私ですが、少しは人の役に立てたらと思い、する気もなかったnoteを始めました。 都合によりコメントは返信致しておりません。

最近の記事

第48回:超秘教入門10|A Volte Un Istante Di Quiete 輪廻は四季の巡りのように

魂は地上界の船を必要とする アールデコが生んだフランスの画家、ルイ・イカールが描く見目麗しい女性達の姿は一際人目を引く。 冒頭に掲げた彼の作品、「ヨットレース」(1936年)の構図も、とても斬新だ。 今回は、このヨットレースの三人の女性達の姿を借りて、もう一度パーソナリティーについて振り返ってみよう。 (パーソナリティーについては、過去の記事、第46回:超秘教入門8二重人格 霊的文化の輸入に伴う言語変換の難しさを参照されたし。) 魂が地上界に転生して、より進化向上を目

    • 第47回:超秘教入門9|Loving you Sunday Morning モナド & パーソナリティー

      奴には見えているのか・・・。 「人は、死ねばそれで終わり・・・。」 世の中、そのように思っている方が殆どであろう。 けれど、私のように生まれた時から霊的体質を抱え、その責め苦から逃れるべく神智学などの霊学に辿り着いた者は、人の生は一代限りではないことを身をもって知っている。 もし、人々が皆、高度な霊能力を持っていたなら、人の生が一代限りではないことを誰もが当たり前のこととして理解しているのだろうが、その霊能力が開花している人は、この世の中には稀にしかいない。 その霊

      • 第46回:超秘教入門8|二重人格 霊的文化の輸入に伴う言語変換の難しさ 

        超人の呼び方あれこれ この超秘教入門では、ここ数回に亘り、秘教の世界に伝わるイニシエーションについて説いてきた。 人間が受けることができるイニシエーションは四つであり、第一段階はソターパンナ、第二段階はサカダーガミ、第三段階はアナーガミ、第四段階はアルハットである。 第四段階のイニシエーションを超え第五段階のイニシエーション「アセカ」へ至ると、人間はカルマの法則から解放され超人へと昇華する。 神智学では、人間を超えた超人のことをマスターまたはアデプトと呼ぶが、インド

        • 第45回:超秘教入門7|Another Day イエスの受難を辿るイニシエートたち

          イニシエーションの課程 今回も、前回の記事 第44回:超秘教入門6Red 大師へ至る霊的なイニシエーションの概要の続きである。 前回の記事では、次のように締め括っている。 新約聖書を紐解き、イエスの生涯を追ってみれば、大まかに四つの部分に分けることができる。 それは「誕生、洗礼、変容、大いなる放棄」である。 秘教では、人間の霊格が上がりイニシエーションを受けることができる段階に達した時、第一段階から第四段階までイエスの辿った「誕生、洗礼、変容、大いなる放棄」の課程を経

        第48回:超秘教入門10|A Volte Un Istante Di Quiete 輪廻は四季の巡りのように

          第44回:超秘教入門6|Red 大師へ至る霊的なイニシエーションの概要

          危機が生み出すもの 解脱。 人がこれを果たすことにより、大師になる。 大師になることにより、人は神の定めた物質界の法則に縛られなくなる。 即ち、カルマの法則からの解放である。 アセカ。 秘教の世界では、人が解脱し大師へと至る第五段階のイニシエーションをそのように呼ぶ。 前回の記事、第43回:超秘教入門5|Close to the Edge 現代科学 VS 多次元科学では、神智学で説かれている霊的な仕組みについて記してきた。 今回の記事も前回の趣旨の内容を延長し、人が

          第44回:超秘教入門6|Red 大師へ至る霊的なイニシエーションの概要

          第43回:超秘教入門5|Close to the Edge 現代科学 VS 多次元科学

          神智学を伝えた知恵の大師方 神智学について、H・P・ブラヴァツキーは以下のように主張している。 1875年、神智学協会は有名な三人のオカルティスト、H・P・ブラヴァツキー、H・S・オルコット、W・Q・ジャッジによってアメリカのニューヨークに設立されたが、ブラヴァツキーのこの言葉から、神智学自体は彼らによって作られた霊学ではないということが分かる。 即ち、神智学とは、H・P・ブラヴァツキーを背後から導いたヒマラヤの大師といわれる人間を超えた方々から伝えられた「太古から続

          第43回:超秘教入門5|Close to the Edge 現代科学 VS 多次元科学

          第42回:超秘教入門4|Allegro 神智学協会の設立とその後の展開

          ブラヴァツキーとオルコットの邂逅 1875年、アメリカのニューヨークに神智学協会が設立された。 この協会を築いたのは、以下の三人の人物である。 ヘレナ・ペトロヴナ・ブラヴァツキー (1831-1891) 4.0段階 ヘンリー・スティール・オルコット (1832-1907) 2.2段階 ウィリアム・クアン・ジャッジ (1851-1896) 2.0段階 この三人の設立者のうち、H・P・ブラヴァツキーは前回の記事(第41回:超秘教入門3|Trilogy 秘教の世界を伝えた三

          第42回:超秘教入門4|Allegro 神智学協会の設立とその後の展開

          第41回:超秘教入門3|Trilogy 秘教の世界を伝えた三人の女性たち  

          秘教を学ぶに当たって ここでいう秘教とは、西洋でいうところの「神智学」のことである。 その秘教とは、「古代から東洋に伝えられた神聖な科学」をいう。 この「神聖な科学」を別の言葉に置き換えれば「神智」となる。 神智とは、より具体的に言えば「この宇宙に存在する生命の進化について解き明かす知恵」となるだろう。 そのような話を聞けば、誰もが「何だか小難しく感じる」かもしれないが、事実、秘教の世界を学ぶということは「本当に難しい」ものである。 「秘教」という言葉を漢字で記せば

          第41回:超秘教入門3|Trilogy 秘教の世界を伝えた三人の女性たち  

          第40回:超秘教入門2|CARPET CRAWLERS 抜け出すためには・・・

          神の祝福・イニシエーション 精神世界・・・。 もし、私が順風満帆に人生を過ごす事ができていたならば、この世界には間違っても来ることはなかっただろう。 恐らくこの世界に足を踏み入れた人の殆どが、何かしら長い人生の中で行き詰まりを感じて踏み入ったものと思われる。 この行き詰まりという言葉を他の言葉に置き換えれば、「困難を体験して」ということになる。 言い換えれば、人間、真の人生の困難を体験しなければ、精神世界に意識を向けることは無いと言えるからである。 私もその例外に漏

          第40回:超秘教入門2|CARPET CRAWLERS 抜け出すためには・・・

          第39回:超秘教入門1 Livin' on A Prayer 資本主義末期に生まれたトミーとジーナ

          神智とは何か・・・ 神智とは、言うまでもなく日常生活の中で喘いでいる私達凡夫には想像することもできない「神の知恵」ということになろう。 しかし、敢えて凡夫がこの神智という命題を勇気を持って一言で表わすならば、次の言葉に集約することができるのではないか。 神智とは「この宇宙に存在する生命の進化について解き明かす知恵」であると。 それを改めて簡潔に言えば、神智とは「神の知恵そのもの」である。 現代資本主義|羊たちの沈黙 だが、先のような話をしたところで日常生活の中で

          第39回:超秘教入門1 Livin' on A Prayer 資本主義末期に生まれたトミーとジーナ

          第38回:大和心編2 日本の外来語問題|日本人でありながら、何の因果か異国の手先・・・「てめぇら、許せねぇ!」

          呆れて物も言えない・・・。 外来語。 即ち、カタカナ用語のことだ。 そのカタカナ用語が、現在の日本国内では驚く程氾濫している。 果たして、今の日本人には「節操」があるのだろうか。 日本人でありながら、我が国固有の日本語を平気で捨て、外つ国(とつくに)の外来語由来のカタカナ用語ばかりを用い、何でも表現しようとする。 亡国・・・。 その様に表現にしても過言ではない嘆かわしい状況を呈しているのが、現代の日本である。 例えば、近年、日本政府が掲げてきた政策を幾つか列挙してみ

          第38回:大和心編2 日本の外来語問題|日本人でありながら、何の因果か異国の手先・・・「てめぇら、許せねぇ!」

          第37回:大和心編1 我が日の本は言挙げせぬ国|万葉集から学ぶ大和民族の在り方

          筆者の憂い|大和心(日本人古来の精神)はいずこへ・・・ 前回の記事「第36回:月の霊学3 月球罰霊界|皇室に弓を引く者達が落ちる地獄・・・」では、神仙家、宮地水位の遺著「異境備忘録」の中から、世にも恐ろしい月球罰霊界の消息について説いてみた。 それは国家の君である天皇家(皇室)に弓を引いた者達が落ちるといわれている、凄惨な地獄の世界である。 かつて月球罰霊界に落ちたとされる日本の有名な人物では、蘇我馬子や弓削道鏡(ゆげのどうきょう)、北条高時などがいる。 恐らく、二・

          第37回:大和心編1 我が日の本は言挙げせぬ国|万葉集から学ぶ大和民族の在り方

          第36回:月の霊学3 月球罰霊界|皇室に弓を引く者達が落ちる地獄・・・

          神仙道にも伝わる「月」の暗黒面 前回の記事「第35回:月の霊学2 ダークムーン・エルリック|月に封印された悪霊達」では、秘教の世界でいわれている月の知られざる暗黒面について記した。 それは、月が地上の悪霊達の総本山であるというものだった。 実は、我が国の神仙道でも、このダークムーン・エルリックと類似した話が伝わっている。 神仙道とは、古神道の中に含まれる一つの流派で、従来の古神道でいわれている言霊や天津金木(あまつかなぎ)等に言及せず、印や神呪(かじり)を使った玄法(

          第36回:月の霊学3 月球罰霊界|皇室に弓を引く者達が落ちる地獄・・・

          第35回:月の霊学2 ダークムーン・エルリック|月に封印された悪霊達

          タイコウの噴火口 8世紀のオランダに、タイコウという天文学者がいた。 彼がある夜、何気に望遠鏡で月を眺めていたら、白光を放出している噴火口を発見した。 これが「タイコウの噴火口」といわれるものだ。 しかし、この月の噴火口から放出している白光については、未だに天文学の世界では解明できていない。 けれど、秘教科学を紐解けば、この謎とされている月の噴火口の白光についても簡単に説明することができる。 このタイコウの噴火口から放出されている白光は、実は人工的なものであり、月の内部空

          第35回:月の霊学2 ダークムーン・エルリック|月に封印された悪霊達

          第34回:月の霊学1 THE DARK SIDE OF THE MOON (月の裏側)|精神世界の本音と建て前

          スピリチュアル、それは素敵な「黄金色」の世界 霊的な世界。 何も好き好んで来るような世界ではない。 一見、スピリチュアルという横文字を聞くと綺麗に聞こえる世界ではあるが、その実は「金、欲、エゴ」等の負のものが渦巻く、ただの「魔界」である。 けれど、スピリチュアルを公言しているスピリチュアルリーダーの人達は、その事にまるで気付かず、異口同音に「愛と光」を口にする。 そして、その「愛と光」をそれらしく語るのであるが、それを生業にしている為に、それとは別に「金子(きんす)」

          第34回:月の霊学1 THE DARK SIDE OF THE MOON (月の裏側)|精神世界の本音と建て前

          第33回:グラマー|感情論に呑まれる人々

          自他共に認める私のしつこさ 自分で言うのは何だが、私は、大変「しつこい性格」の人である。 なので、まかり間違って私の怒りを買うような事があれば、その人は一生涯、私から恨まれ続けるだろう。 こんなことは自慢にもならないが、私に恨まれると「何年何月何日に誰それから何を言われた」という事を明確に覚えていて、忘れるということを絶対にしない。 要するに、一般的に言えば「根が暗い人」ということになる。 学生の頃、周囲の男女から「その性格、何とかならないの・・・?」的なことをよく言わ

          第33回:グラマー|感情論に呑まれる人々