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N分N乗方式の課税について思うこと

 橋下徹氏の主張する、所得税のN分N乗方式について、俄かに話題となり、その効用について話題とする番組が散見されました。子どもが多いほど所得税が軽減される仕組みです。

 この仕組みにより、子どもが急増することには期待薄ですが、こういった制度が導入されることで、子どもを授かることに抵抗感が薄れることには期待したいです。

 そして、国会、メディア、マスコミで話題になるのは、所得税です。

所得税よりも多くの支出があります

 現状、ほとんどの国民は所得税(累進税率)より、住民税(10%)と社会保険料のほうが大きな負担となっていることに気づいていますか。

 ご自身の源泉徴収票を確認してください。

 だとすれば、所得税にN分N乗方式を採用したところで、もっと大きな負担である住民税や社会保険料には何ら影響がないことがわかります。

 橋下氏の主張を否定するつもりはありません。
 ただそれより、所得税ではなく住民税や社会保険料の負担を軽減する方策を考えることのほうが重要だと思います。

 論点の本質、主義主張の真偽、ご自身のメリット/デメリットについて、正確な情報整理をお願いします。


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