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「最終回先送り癖」をやめたい2023年11月に出会った本など

大好きな作品の最終回、読むのをためらってしまう人って、どれくらいいるのだろう。

タイトルの通り、私はめちゃくちゃ先送りにするし、正直なところ最終回を迎えて数年経つのに、読了できていない本すらある。しかも最終巻を購入しているにも関わらず、である。

もし『アメトーーク!』で「最終回先送り芸人」なる企画があれば、ひな壇最前列で熱量高めにトークできる自信があるほどだ(そんな企画、ないよ)。

例えば、大好きなマンガの『ちはやふる』は最終回を読みはじめるのになんだかんだで数週間かかってしまった。突然の打ち切りに悲しみを覚えた『PPPPPPP』は2023年5月に最終巻が発売されたにも関わらず、シュリンク付きの状態で、我が家の本棚にうやうやしく祀られている。

そういえば、ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』も最終回を見るのに相当時間がかかった。みくりさんと平匡さんのもどかしイチャコラが終わってしまうのが、とても寂しかったためである。

多分、「私が最終回を読まなければ物語は終わらない」的な心理がはたらいている。心の底からやめたいのだが、結末を迎えてしまうのがさみしくてどうしようもないので、なかなか「自分から終わらせる」ということができない。

かといって、未完のままが良いという話でもないから面倒くさい。できれば大好きな物語に登場するキャラクターたちの成長や様々な想いをふまえて、きちんとピリオドを打ってほしい。ただ、それを「いつ読むか」だけは自分に委ねてほしい。そんなわがままレディなので始末が悪い。

さて、11月に読んだ本の話である。

2023年11月に出会った漫画

カードキャプターさくら クリアカード編 15巻

帯に「来年2024年4月1日の次巻(16巻)にて、最終巻!」と記載がある。さみしい。とてもさみしい。

しかし、ここでひとつの画像を提供したい。

各巻の帯に注目

13巻帯「来年2023年発売の次巻(14巻)にて、最終巻!!!」
14巻帯「今年2023年発売の次巻(15巻)にて、最終巻!!!」
15巻帯「来年2024年4月1日の次巻(16巻)にて、最終巻!!!」

わたしよりも!!!公式が!!!結末を先送りにしている!!!!


ありがたい。ひとまず安心して15巻までは読めるね。

14巻が最終巻だと信じていた私は、いつもの癖(へき)のためにこれも読まずに飾っていた。あわせて読む。

そして、14巻の怒涛の展開と15巻の完璧な伏線回収に恐れおののいている。さらに、それぞれの人物の想いがフォーカスされていて、せつない。失った大切な世界を取り戻してほしい。

というかこれは、そもそも14巻で終えられる内容でないよ……!?何があったの、公式!?

とはいえ、物語を丁寧に描いて、しっかりと完結に進めていただけることには感謝しかない。これなら「最終回先送り癖」がある人間でも、晴れ晴れとした気持ちで最終巻が読める気がする。

本作未読の人はまだ間に合う。いまからでも読むんだ。その際はきちんと「クロウカード編」「さくらカード編」も、もれなくおさえてほしい。

さて、2024年4月、私は無事に『カードキャプターさくら クリアカード編』16巻を無事に読めているのか。乞うご期待である。

ONE PIECE 107巻

情報量が多い。わたしのぼんやりとした頭では理解がおいつかない。新刊が発売されるごとに面白さが更新されていく傑作を、リアルタイムで読めることにただただ感謝である。正拳突きしよ。

「空白の100年間」に何があったのか、ガープの中将の安否は、未来島の運命は、そして同時進行で展開される様々な海賊たちの物語はどこに向かうのか。個人的にはバギーの叫びがとてもよかった。人間だもの、夢見ちまうよなぁ。

ブルーピリオド 15巻

自分の感情にどうやって決着をつけるか、そのやり方は人それぞれ。八虎くん、作家デビューおめでとうございます。

永久指名おねがいします!【特装版】15巻

売上No.1ホストと引きこもり女子の恋愛漫画も最終回が近づいている。さみしい。

ふたりで生きていくことを決めた十和子と蓮次。お互いに尊重しあいながら、自分らしく生活するための道をすこしずつ切り拓いていて、なんだかしみじみしちゃう。。。

2023年11月に出会った映画

鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎

友人と興味本位で見に行ったらエライめにあった、情緒ぶっ壊し映画。言語化に失敗しながらも書いた感想はこちらから。動員数も好調らしく、とても嬉しい。

メイズ・ランナー 1~3

『ゼルダの伝説』映画化の報を聞き、ウェス・ボール監督の代表作をアマプラで一気見。正直、SFってあまり見たことがなかったのけれど、とても面白かったし、ハラハラしたし、すんごい叫んだ。感想は後日、個別で書きたいけどいけるかな……。

2023年11月に出会ったアニメ

悪魔くん

『ゲゲゲの謎 鬼太郎誕生』についての感想をnoteにあげたところ、コメントでおススメいただいたアニメ作品。情緒がさらにぶっ壊れるということで、在宅勤務を放り投げて一気に視聴。

『ゲ謎』のあのキャラクターが出てくるということも「情緒めためた」ポイントではあるが、ラストにかけての展開がやばすぎてやばかった(語彙力)。こちらも別途感想を書きたいけれども、書けるかが超不安。『ゲ謎』以上に言語化が難しい気がする。

『ゲ謎』にやられた人は、ひとまず10話まで見ていただきたい。

まとめる気のないまとめ

『アメトーーク!!』で「最終回先送り芸人」の企画やってくれないかな(やらない)(往生際が悪い)。

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